現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「凄すぎる!」まさにモンスター級!? もはや規格外のスゴいSUV3選

ここから本文です

「凄すぎる!」まさにモンスター級!? もはや規格外のスゴいSUV3選

掲載 更新 6
「凄すぎる!」まさにモンスター級!? もはや規格外のスゴいSUV3選

■見た目や性能がとにかくスゴいSUVを振り返る

 近年、人気のクルマといえばSUVです。世界的にもSUVは好調なセールスを続けており、各メーカーから次々と新型SUVがリリースされています。

爆売れ確実! トヨタ新型「シエンタクロスオーバー」発表!

 SUVにはさまざまなモデルがあり、悪路走破性が高い本格的なクロスカントリー4WD車やオンロードの走りに特化したクロスオーバー。

 さらに大型のモデルからコンパクトなモデル、3000万円クラスの高級なモデルから100万円台のモデルと、さまざまなニーズに対応しています。

 一方で、外観やパフォーマンス的にユニークなモデルも存在。そこで、もはや規格外といえるハイスペックなSUVを、3車種ピックアップして紹介します。

●メルセデス・ベンツ「G550 4×4スクエアード」

 メルセデス・ベンツのラインナップにはさまざまなクラスのSUVが存在しますが、なかでもゴージャスかつ悪路走破性の高さで多くのセレブから支持されているモデルが「Gクラス」です。

 GクラスはもともとNATOの軍用車として開発され、1979年に民生用が誕生したクロスカントリー4WD車で、現行モデルは2018年に大幅な改良がおこなわれた第2世代となります。

 そして2016年には、究極のオフロードモデルで特別仕様車の「G550 4×4 2(ニ乗=スクエアード)」(欧州などでは「G500 4×4 2」)が登場しました。

 G550 4×4スクエアードはG550をベースに、「ウニモグ」などと同様の「ポータルアクスル」を採用。ポータルアクスルはホイールハブ内にギヤを内蔵し、車軸位置を変えずに最低地上高を高くできるもので、G550 4×4スクエアードでは最低地上高が460mm、渡河深度1000mmにも及びます。

 また、足まわりでは各タイヤに2本ずつのショックアブソーバーとスプリングが装着され、1本は電子制御化しており、あらゆる路面で最適なダンピング性能を発揮。

 外観はポータルアクスルによってトレッドが拡大されたことから、カーボン製の巨大なオーバーフェンダーが装着されており、迫力満点のボディとなっています。

 搭載されたエンジンはAMGモデルに由来する4リッターV型8気筒直噴ツインターボをベースに新開発された「M176型」で、最高出力422馬力、最大トルク610Nmを発揮しました。

 G550 4×4スクエアードは日本でも期間限定で販売され、当時の新車価格は3510万円(消費税8%込)でした。なお、2013年には6輪の限定モデル、メルセデス・AMG「G63 AMG 6×6」も登場しています。

●ジープ「グランドチェロキー トラックホーク」

 アメリカのジープといえば、オフロード性能が高いクロスカントリー4WD車やSUVを専門とするメーカーです。

 代表的なモデルは日本でも人気が高いクロカン車の「ラングラー」、よりライトなクロカン車である「チェロキー」、そしてラグジュアリーSUVでフラッグシップの「グランドチェロキー」などがあります。

 このグランドチェロキーをベースに、オンロード性能に特化したモデルとして2018年に開発されたのが、「グランドチェロキー トラックホーク」です。

 エンジンは6.2リッターV型8気筒OHVスーパーチャージャーを搭載し、最高出力は710馬力と途方も無いパワーを発揮。

 強大なパワーに対応するようにシャシや足まわりも強化され、20インチタイヤとビルシュタイン製ダンパーを標準装備し、ブレーキシステムはブレンボ製を採用しています。

 一方、超高性能なモデルながら外観はおとなしく、控えめのデザインのエアロパーツが装着されている程度です。

 内装ではホールド性を重視したスポーツシートが装着され、本革とカーボン製パーツによってゴージャスかつスポーティに演出。

 トラックホークの名にふさわしくサーキット走行も視野にいれており、走行性能は車重2.4トン以上もありながら0-96km/h加速が3.5秒、最高速度290km/hという圧倒的なパフォーマンスを誇ります。

 グランドチェロキー トラックホークは日本でも2018年1月から受注販売され、2019年5月に登場した改良モデルでは価格は1356万円(消費税込)でした。

 なお、本国では2021年6月に5代目となる新型が発売されており、トラックホークはラインナップされていません。

●日産「ジュークR」

 日産は2010年に、コンパクトなボディのクロスオーバーSUV「ジューク」を発売しました。斬新な内外装のデザインが好評で、SUV人気の高まりからスマッシュヒットを記録しましたが、日本国内向けは2019年に生産を終了。現在は欧州などで2代目が販売されています。

 そして2011年に、欧州日産が世界最速SUVを目指したコンセプトカーの「ジュークR」を発表。

 ジュークRには3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンと4WDシステムなど、「GT-R」のパワートレインが移植されており、見た目はジュークでありながら中身はGT-Rというモデルです。

 ボディやブレーキも最高出力487馬力のハイパワーなエンジンに合わせて強化され、最高速度は250km/h以上と公表されました。

 このジュークRが好評だったことから、2012年に欧州日産から5台限定で販売することが決定。市販モデルではさらに553馬力までチューニングされました。

 外観もスタンダードなジュークとは別モノで、専用デザインの前後バンパーやサイドステップ、二分割式の巨大なルーフスポイラー、さらにオーバーフェンダーが装着されるなど迫力あるフォルムを実現。

 内装もGT-Rのステアリングとシフトノブ、スポーツシートを装備するなど、機能的なモディファイが施されていました。

 その後2015年には、最高出力600馬力のエンジンを搭載し、外装が大幅に変更された「ジュークR 2.0」が発表され、再び注目されました。

※ ※ ※

 もはや世界的にも定番車種となったSUVですが、ニーズは多様化されており、今回紹介したようなユニークなモデルはほかにも存在しています。

 また、電動化も盛んにおこなわれており、国産メーカーでは2021年10月29日にトヨタの電動SUV「bZ4X」が発表され、同年10月28日には三菱新型「アウトランダー」が登場して国内では全グレードがPHEVとなりました。

 まだまだ人気が衰える気配が無いSUVですから、これからもユニークなモデルが続々と誕生するでしょう。

こんな記事も読まれています

サインツJr.、決勝に向けて慎重な構え「レッドブルと対峙することを考えるより、マクラーレンやアストンに勝つ方法を考えなきゃ!」
サインツJr.、決勝に向けて慎重な構え「レッドブルと対峙することを考えるより、マクラーレンやアストンに勝つ方法を考えなきゃ!」
motorsport.com 日本版
2024年全日本ラリー第2戦「ツール・ド・九州 in 唐津」リポート! 新井/松尾組が駆るシュコダ・ファビアR5がワークスチームに立ち向かう!
2024年全日本ラリー第2戦「ツール・ド・九州 in 唐津」リポート! 新井/松尾組が駆るシュコダ・ファビアR5がワークスチームに立ち向かう!
くるまのニュース
レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
レスポンス
ハミルトン、スプリント2位から一転まさかの予選Q1敗退。マシン大幅変更も、ミスの原因は風か
ハミルトン、スプリント2位から一転まさかの予選Q1敗退。マシン大幅変更も、ミスの原因は風か
motorsport.com 日本版
ファルケンポルシェがニュルブルクリンク24時間の予選レースで2連勝。前哨戦で強さを見せる
ファルケンポルシェがニュルブルクリンク24時間の予選レースで2連勝。前哨戦で強さを見せる
AUTOSPORT web
車検前の準備は何が必要? 洗車やキズ修復はしたがほうが良い? 逆に“事前にしないとダメ”なこととは?
車検前の準備は何が必要? 洗車やキズ修復はしたがほうが良い? 逆に“事前にしないとダメ”なこととは?
くるまのニュース
トヨタがまだ発売していない「新型クラウン」を展示! ラージサイズSUVやアウトドア仕様に触れる機会を全国6箇所で… クラウンで「余裕ある大人の生き方」を提案へ
トヨタがまだ発売していない「新型クラウン」を展示! ラージサイズSUVやアウトドア仕様に触れる機会を全国6箇所で… クラウンで「余裕ある大人の生き方」を提案へ
VAGUE
話し合った? 話し合ってない? フェラーリ、スプリントでの激しいチーム内バトルの見解にドライバー間で食い違い
話し合った? 話し合ってない? フェラーリ、スプリントでの激しいチーム内バトルの見解にドライバー間で食い違い
motorsport.com 日本版
60系プリウスが適合追加、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズ
60系プリウスが適合追加、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズ
レスポンス
ディープで心が躍るアメリカンヘリテージカーの世界【九島辰也】
ディープで心が躍るアメリカンヘリテージカーの世界【九島辰也】
グーネット
角田裕毅の苦戦は続く……予選Q1敗退19番手。セットアップに自信も下位に沈み「クルマに何かが起こっている」
角田裕毅の苦戦は続く……予選Q1敗退19番手。セットアップに自信も下位に沈み「クルマに何かが起こっている」
motorsport.com 日本版
夜間フライト追加でパワーアップ。富士24時間を上空から観戦できるヘリ遊覧が2024年も開催
夜間フライト追加でパワーアップ。富士24時間を上空から観戦できるヘリ遊覧が2024年も開催
AUTOSPORT web
アストンマーティンF1、中国GP予選でクラッシュし赤旗の原因になるも”復活”したサインツJr.について抗議を提出
アストンマーティンF1、中国GP予選でクラッシュし赤旗の原因になるも”復活”したサインツJr.について抗議を提出
motorsport.com 日本版
日産とパナソニック、家電連携で新サービス開始
日産とパナソニック、家電連携で新サービス開始
レスポンス
強さは昨年以上!?ディフェンディングチャンピオンの36号車au TOM'S GR Supraが今年も強い!【2024年スーパーGT Rd.1 レポート】
強さは昨年以上!?ディフェンディングチャンピオンの36号車au TOM'S GR Supraが今年も強い!【2024年スーパーGT Rd.1 レポート】
Webモーターマガジン
トヨタが「新型ランドクルーザー250」を発売! なぜ「プラド」ではなくなった? 30年以上使い続けた“名称”を変えた理由とは
トヨタが「新型ランドクルーザー250」を発売! なぜ「プラド」ではなくなった? 30年以上使い続けた“名称”を変えた理由とは
くるまのニュース
これって関西風、ってコト? 夜の東名高速「港北PA」で薄口のそばとそぼろ飯を
これって関西風、ってコト? 夜の東名高速「港北PA」で薄口のそばとそぼろ飯を
バイクのニュース
中古スポーツカーを買う際のチェックポイントとは? 購入後に泣かないための必須項目3つを解説します
中古スポーツカーを買う際のチェックポイントとは? 購入後に泣かないための必須項目3つを解説します
Auto Messe Web

みんなのコメント

6件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1251.01705.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

318.02830.0万円

中古車を検索
Gクラス (ハッチバック)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1251.01705.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

318.02830.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村