アウトランダーだからイイ!! クルマが重くて燃費で元を取るのは難しいし「PHEV」アウトランダーだから許せるワケ

　自動車の電化が進み、ハイブリッドは当たり前の選択肢になってきた。しかしいきなりフル電化はハードルが高い。次に考えるのはPHEVだろうか。そこでご存知清水草一氏に、三菱 アウトランダーPHEVの○と×について訊いてみた!!

※本稿は2025年9月のものです

文：清水草一／写真：三菱、ベストカー編集部

初出：『ベストカー』2025年10月10日号

三菱 アウトランダーPHEVの○と×

■○なところ

　アウトランダーPHEVには、ほかのPHEVにはない独特の説得力がある。

　PHEVって値段が高いし、重くなるし、燃費で元を取るのは難しいし、充電は面倒だし、あんまり買う気になれないんだけど、アウトランダーPHEVは、PHEVだからこそ、この逞しくも豪快な走りがあるわけで、しかもPHEVしかないから、これ以外に選べない。まずそこが〇！

　いかつくてバランスのいいデザインも、キャラにぴったりだ。サイズのわりに小回りがきく（最小回転半径は5.5m）という点も〇ですね。

■×なところ

　やっぱりお値段ってことになるでしょうか。中身を考えれば仕方ないとは思いますけど。

　あと燃費。シリーズハイブリッドとしての燃費はそんなによくはない（WLTCモードで17km/L台）。このデカさと重さなんでこれも仕方ないし、ちゃんと充電して電気で走ればいいんだけどね。

Comments

[SK-LV]

試乗しました。PHEVというより限りなくBEVに近い車ですね。街乗りは大して問題ないが、高速走行に難がある。高速時に燃費が良くなる「エンジン走行」をドライバー自ら選択できない。真夏ならBEVと同じでバッテリーが熱を持ち、高速走行や充電に制限がかかる場合がある。高速走行時はエンジン駆動にすばやく切り替わるトヨタ式PHEVとは違う代物。ほぼ街中限定のPHEVです。