全日本スーパーフォーミュラ選手権は、4月19・20日にモビリティリゾートもてぎで第3戦と第4戦が開催される。金曜日からフリー走行が行われるということで、前日の17日(木)には各チームがマシンや機材を搬入し、ドライバーたちはトラックウォークをするなど、準備が進められていた。
今大会、ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULは、開幕戦でのクラッシュで負傷療養中のオリバー・ラスムッセンの代役として、スーパーフォーミュラ・ライツに参戦中の小林利徠斗を起用することを発表。小林も木曜日夕方にサーキット入りし、シート合わせや装備品のチェック、トラックウォークなどをこなしていた。
TEAM IMPUL、スーパーフォーミュラ第2大会もてぎでラスムッセンの代役として小林利徠斗を起用
本人も目標のひとつとして掲げてきた国内トップフォーミュラの舞台に立つ心境について、小林に聞いた。
■懸念は「ライツにはない」要素
「スーパーGTのGT300に初めて参戦する時もそうでしたけど、(SFは)プロのドライバーたちが集まるカテゴリーで、そこを目標にしてやってきたので……改めて、この場に立てるというのは嬉しいです。幼いころに何の知識もなく見ていたトップカテゴリーに出場するというところで、もちろん嬉しいです」と小林。
「出場するからには国内トップフォーミュラで戦うのにふさわしい走りをしなければいけないところもあります。できることも限られていますが、とにかく自分のできる限りのことをやっていきたいなと思います」
スーパーフォーミュラは昨年12月の公式テストで経験しており、スーパーフォーミュラ・ライツとの違いも把握している。
「コーナーはもちろん速いんですけど、やっぱりエンジンパワーが大きく違って、SFはライツに比べて(馬力が)2倍あります。ライツではホイールスピンをして怖いと思うことはないんですけど、SFは気をつけないとコントロールを失う可能性があるので、そこが大きいですね」と、国内最高峰カテゴリーのパワーをコントロールできるかというところを意識していた。
その他にもスーパーフォーミュラには、ハンドクラッチでのスタートやピットストップなど、スーパーフォーミュラ・ライツにないものが多々ある。そこが一番の懸念事項だと小林は考えている。
「レース中のピットストップが難しいのかなと思います。昨年、スーパーGTとスーパー耐久で経験しましたけど、ハコ車の方が感覚がつかみやすい印象でした。ただ、こっちはフォーミュラなので……停止位置にピッタリ止まれるかが少し心配ではあります。さらにSFの場合は作業時間が5~6秒で終わるので『頭が追いつくかな?』という心配はあります(苦笑)」
「スーパーフォーミュラというクルマは1日乗った経験はあるので、(クルマをコントロールして)コース内に留まるということはできると思うんですけど、それ以外の部分はやったことがないので、どうなるのかなという感じです。やっぱりレースになるといろいろ違いますからね」
金曜日に行われる2回のフリー走行で習熟して、土曜日には第3戦の予選・決勝が待ち構えている。小林にとっては未知の要素が盛りだくさんではあるが、「この立場にいる以上は、しっかりと戦えるようにしないといけないなと思っています」と気合いが入っている様子だった。
[オートスポーツweb 2025年04月18日]
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