現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【国内試乗】EVとの相性は抜群! シトロエンの新境地、新型「Ë-C4」に初乗り!

ここから本文です

【国内試乗】EVとの相性は抜群! シトロエンの新境地、新型「Ë-C4」に初乗り!

掲載 更新 6
【国内試乗】EVとの相性は抜群! シトロエンの新境地、新型「Ë-C4」に初乗り!

嵌れば二度と出られないシトロエン沼へようこそ!?

先日発表会の模様をレポートした、新型シトロエンC4に試乗することができた。今回お借りしたのは日本に初めて導入されたEVシトロエンとなる『Ë-C4エレクトロニック』で、ブルーアイスランドと呼ばれるライトブルーのボディに、EVの印となるバンパーやサイドの青い処理の組み合わせがマッチし、まずはセンスの高さを感じた。

唯一の1/24プラモ、エブロ製「シトロエンDS19」を細部までこだわって作る【モデルカーズ】




全長×全幅×全高は4375×1800×1530mmと、都内で使用するにはジャストサイズといえ、十分な広さを持つ室内を見つつ、なかなかいいパッケージだなぁと改めて感心する。




車重は1630kgと、ガソリンエンジンとなるシャインの1340kgと比べると290kgも重く、それでいて最高出力や最大トルクはあまり変わらないので、乗り出しや、高速での合流などでクルマの重さを感じる場面があった。




しかし、ダンパーの中に第二のダンパーを仕込んだPHC(プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)の効果は絶大で、とにかく乗り心地のフラット感が尋常ではないのに驚いた。路面の凹凸があるのはわかるが、その存在をまるで感じさせず、果たしてこれはどんな足の動きになっているのか!? と、外から見てみたいと思ったほどだ。

また生地裏に15mmの特別なフォームを施したというアドバンストコンフォートシートも効果てきめんで、フカフカではなくある程度の硬さはありつつも、"少しだけ"身体が沈み込んで包む感じは、いかにも長時間の疲れが少なそうだった。




そんな乗り心地とEV走行の相性のよさはこれまた驚愕レベルで、シームレスなモーターの加速と圧倒的なフラット感の組み合わせはまさに、"シトロエンは生きる道を見つけた!"と思わせてくれるもの。これを極めていけば、シトロエンは電化競争の中で絶大なアドバンテージを持つかもしれない。

というわけで、これだけでもË-C4エレクトロニックを選ぶ理由になり得ると思うのだが、念のため気になったというか、自分と相性の悪かった部分も書いておきたい。

まずは回生が強くなるBモードと通常のDモードの中間が欲しいと思ったこと。Dモードで空走している時に踏むブレーキがどうにもスムーズにならず、逆にBモードだと回生が強すぎて、パドルシフトでちょっとだけ落とせると走りやすいのではないかと感じた。




またこれは慣れだと思うが、ステアリングがかなり軽めで、ちょっと切りすぎて戻す場面があったことと、シートが高さと背もたれだけ電動で前後調整が手動という珍しい設定だったこと、ヘッドアップディスプレイの存在感が思ったよりも強くわりとすぐに使うのをやめてしまったことなどである。ちなみにナビがなく(遅れて設定予定)、アンドロイド・オートやアップル・カープレイに頼る必要があることも書いておきたい。




しかし先に書いた乗り心地やひと目でシトロエンとわかるデザインや色使いや、助手席側に用意されたタブレットステーなどを見ていくと、シトロエンは個性の出し方が上手になったなぁと感心する。これは現行C3から感じていることで、C3デビュー当時、これを"シトロエンの民主化"と書いたことがある。

他のブランドよりも身体に合う合わないの差が激しいとは思うが、一度嵌れば二度と出られない"シトロエン沼"が待っていて、といってもそれが昔のハイドロほどねっとりしていないのがポイント。今回ガソリンやディーゼルに試乗してないので個人的なベストバイは書けないが、実はこのË-C4エレクトロニックなのではないかと思ったのであった。

【SPECIFICATION】シトロエンË-C4シャイン
■車両本体価格(税込)=4,650,000円
全長×全幅×全高=4375×1800×1530mm
■ホイールベース=2665mm
■トレッド=(前)1560、(後)1560mm
■車両重量=1630kg
■モーター種類=交流同期電動機
■モーター最高出力=136ps(100kW)/5500rpm
■モーター最大トルク=260Nm/300-3674rpm
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■総電力量=50kWh
■航続距離(WLTP)=405km
■サスペンション形式=(前)ストラット/コイル、(後)トーションビーム/コイル
■ブレーキ=(前)Vディスク、(後)ディスク
■タイヤ(ホイール)=(前後)195/60R18

公式サイト https://www.citroen.jp/car/e-c4.html#sticky

こんな記事も読まれています

レース終了から1ヵ月半……インディカー開幕戦ウイナーのニューガーデンが失格! プッシュ・トゥ・パスの違反発覚、オワードが繰り上げ優勝に
レース終了から1ヵ月半……インディカー開幕戦ウイナーのニューガーデンが失格! プッシュ・トゥ・パスの違反発覚、オワードが繰り上げ優勝に
motorsport.com 日本版
斬新デザインの上級7人乗りSUV ヒョンデ新型「サンタフェ」 約895万円から欧州発売へ
斬新デザインの上級7人乗りSUV ヒョンデ新型「サンタフェ」 約895万円から欧州発売へ
AUTOCAR JAPAN
GW渋滞、名神・新名神・中国道のピークは? 最大35kmの渋滞を見込む【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、名神・新名神・中国道のピークは? 最大35kmの渋滞を見込む【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら
トヨタ“新”「アクア」発表! めちゃ上質ブラウン内装×斬新2トーン採用! 「小さな高級車」な新「Raffine」 内外装の特徴は
トヨタ“新”「アクア」発表! めちゃ上質ブラウン内装×斬新2トーン採用! 「小さな高級車」な新「Raffine」 内外装の特徴は
くるまのニュース
盗難の温床になることもある危険な場所! ヤードって何?
盗難の温床になることもある危険な場所! ヤードって何?
バイクのニュース
限定生産、MT設定なし? 軽量カーボンの高性能クーペ、BMW新型「M2 CS」2025年導入へ
限定生産、MT設定なし? 軽量カーボンの高性能クーペ、BMW新型「M2 CS」2025年導入へ
AUTOCAR JAPAN
ダイハツ「ハイゼット パネルバン」を「旅する小さなログハウス」に! 地産地消のおしゃれ軽キャンパーに込めた想いとは
ダイハツ「ハイゼット パネルバン」を「旅する小さなログハウス」に! 地産地消のおしゃれ軽キャンパーに込めた想いとは
Auto Messe Web
【新車価格情報】軽自動車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年4月20日時点
【新車価格情報】軽自動車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年4月20日時点
カー・アンド・ドライバー
GW渋滞、九州道のピークは5月3日に最大30km! 東九州道と長崎道も混雑か【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、九州道のピークは5月3日に最大30km! 東九州道と長崎道も混雑か【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら
運転免許証「12桁の数字」どんな意味? 個人情報はドコまで分かる?最後の“1桁“に隠れているコトとは
運転免許証「12桁の数字」どんな意味? 個人情報はドコまで分かる?最後の“1桁“に隠れているコトとは
くるまのニュース
バイクのタイヤ交換した! 交換したタイヤのベストな保管方法とは
バイクのタイヤ交換した! 交換したタイヤのベストな保管方法とは
バイクのニュース
レンジローバー最初のEV、プロトタイプの写真を公開
レンジローバー最初のEV、プロトタイプの写真を公開
レスポンス
東京ディズニーの新ホテル、1泊34万円超の豪華客室も[新聞ウォッチ]
東京ディズニーの新ホテル、1泊34万円超の豪華客室も[新聞ウォッチ]
レスポンス
遂に試乗!原点回帰のランクル新型「250シリーズ」。「300」、「70(ナナマル)」、先代もイッキ乗り!!
遂に試乗!原点回帰のランクル新型「250シリーズ」。「300」、「70(ナナマル)」、先代もイッキ乗り!!
月刊自家用車WEB
フェラーリが大型スポンサー契約締結! 米テクノロジー大手とのタッグでチーム名も『スクーデリア・フェラーリ HP』に
フェラーリが大型スポンサー契約締結! 米テクノロジー大手とのタッグでチーム名も『スクーデリア・フェラーリ HP』に
motorsport.com 日本版
渋滞40kmも!? 関越道「イライラGW渋滞」今年はいつが酷いのか 「穴場の時間帯」知ればストレス全然違う!? 鬼門の「高坂SA」の状況は
渋滞40kmも!? 関越道「イライラGW渋滞」今年はいつが酷いのか 「穴場の時間帯」知ればストレス全然違う!? 鬼門の「高坂SA」の状況は
くるまのニュース
あの「ハチハチ」を再現!! ホンダ「NSR250R」が1/12スケール完成品モデルで新登場
あの「ハチハチ」を再現!! ホンダ「NSR250R」が1/12スケール完成品モデルで新登場
バイクのニュース
アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
レスポンス

みんなのコメント

6件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

284.4320.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0288.0万円

中古車を検索
C3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

284.4320.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0288.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村