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FIA F2シュピールベルク2:レース2はルンガーが初優勝。松下信治11位、角田裕毅と佐藤万璃音はトラブルでリタイア

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FIA F2シュピールベルク2:レース2はルンガーが初優勝。松下信治11位、角田裕毅と佐藤万璃音はトラブルでリタイア

 FIA F2第2戦シュピールベルクのレース2がオーストリアのレッドブルリンクで行なわれた。優勝したのはクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)でF2初優勝となった。日本勢はトラブルもあり入賞ゼロに終わった。

 前日に行なわれたレース1では、ポールポジションからスタートした角田裕毅(カーリン)が優勝争いを展開した。結果的にピットでのミスもあり、ロバート・シュバルツマン(プレマ)に次ぐ2位に終わったが、自身初の表彰台フィニッシュを成し遂げた。

■無線トラブルに泣くも、2位表彰台。角田裕毅「最後は自分の速さを信じてプッシュした」

 レース2はレース1の結果を受けてのリバースグリッドとなり、レース1で8位のダニエル・ティクトゥム(DAMS)がポールポジション、同じく7位のマーカス・アームストロング(ARTグランプリ)が2番グリッドにつけた。角田は7番グリッド、佐藤万璃音(トライデント)は16番手、松下信治(MPモータースポーツ)は17番手からのスタートとなった。

 28周のスプリントレースがスタートした。ティクトゥムは首位をキープしたままターン1を抜けた。レース1を制してポイントリーダーにつけているシュバルツマンは、なんとスタート直後に単独スピン。早々とレースを終える格好となった。これによってバーチャルセーフティカーが発令されたが、3周目に解除された。

 佐藤はトラブルが発生したのか、スロー走行でピットロードに向かったが、その途中でストップ。開幕戦に引き続き、またもトラブルに泣かされる結果となった。

 4周目、3番グリッドスタートのルンガーがターン3の飛び込みでティクトゥムを交わして首位に立った。さらに3番手のアームストロングもティクトゥムにプレッシャーをかけていった。

 そんな中、7番手を走行していた角田のマシンに異変が。スロー走行で最後尾まで落ちた後、マシンを止めてリタイアとなってしまった。

 フェラーリ育成ドライバーがポイントランキング上位を占める中、何としても結果が欲しいミック・シューマッハー(プレマ)は、12周目にアームストロングを交わして3番手に。しかし直後にコックピットから消化剤が吹き出してしまうトラブルが発生し、リタイアせざるを得なくなった。

 レースは折り返し地点を迎えた。上位のオーダーはルンガー、ティクトゥム、アームストロング、周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)、カラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)だ。

 以降は目立った順位変動はなく、静かなレースとなっていたが、残り3周で5番手のアイロットが前を走るチームメイトの周にプレッシャーをかけ始める。しかしながら、オーバーテイクするには至らなかった。

 ルンガーはトップに立って以降、最後までレースをコントロールし、トップでチェッカーを受けた。彼によってはF2初優勝となった。2位には今季2度目の表彰台となったティクトゥム。3位はアームストロングだった。

 4位周、5位アイロット、6位エイトケン。終盤僅差となっていた7番手争いも結局順位に変動なく、7位ショーン・ゲラエル(DAMS)、8位ニキータ・マゼピンまでが入賞となった。

 松下は11位でフィニッシュ。角田と佐藤はトラブルによってリタイアとなり、日本勢の入賞はゼロだった。

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