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ロータリーHV搭載判明! いよいよマツダの新型スポーツカーRX-9が見えた!

掲載 更新 148
ロータリーHV搭載判明! いよいよマツダの新型スポーツカーRX-9が見えた!

 マツダは2015年の東京モーターショーで公開されたRX-VISIONの公開から約7年、新型ロータリースポーツカー、RX-9の姿がいよいよ見えてきた。

 2020年頃からマツダは新型スポーツカーに関する特許を立て続けに出願、直近の2022年1月17日にもロータリーハイブリッドに関する情報を公開した。

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 そして、今年のオートサロンで公開されたトヨタGR GT3コンセプトは、ロングノーズ&ショートデッキかつ低くワイドなその姿は、RX-VISION GT3コンセプトとウリふたつ。

 かねてからベストカーが予想してきた、EV専用モデルのレクサスエレクトリファイドスポーツと合わせて、トヨタとマツダが共同開発している可能性が高まった。

 はたしてマツダのロータリースポーツ、新型RX-9はどんなモデルになるのだろうか、今わかっている情報をすべてお伝えしていこう。

文/ベストカーweb編集部
写真/マツダ、トヨタ、ベストカーweb編集部

[gallink]

■東京オートサロンで公開されたトヨタのGR GT3コンセプト

RX-VISIONは全長4389×全幅1925×全高1160mm、ホイールベース2700mm。エンジンはエンジンはSKYACTIV-Rを搭載し、駆動方式はFR、タイヤサイズはフロント245/40R20、リア285/35R20

2020年にeスポーツ、FIAグランツーリスモチャンピオンシップマシンとして発表されたRX-VISION GT3。車両重量1250kg、前後重量配分は48:52と理想形に近い配分で570psのSKYACTIV-RのNA、4ロータリーエンジンを搭載

GR GT3はホモロゲーションを取得するために年間200台以上生産され、2022年末には試作車がテスト走行を開始する予定だという。注目のパワーユニットは明らかにされなかった

 2022年1月14日、東京オートサロンで公開されたGR GT3コンセプトは、ロングノーズ&ショートデッキの美しいスタイルで登場した。

 その姿からおや? と思ったクルマ好きも多いはずだ。そう、マツダが2015年の東京モーターショーで公開したRX-VISION、そして2020年にRX-VISIONをベースにしたeスポーツのFIAグランツーリスモチャンピオンシップマシン向けのRX-VISION GT3コンセプトと非常に似ているのだ。

 RX-VISION GT3コンセプトとGR GT3コンセプトを見比べて見ると、ロングノーズやルーフライン、さらにフロントフェンダーにあるダクトの位置まで同じ。

 ちなみに公表されているボディサイズは、RX-VISIONが全長4389×全幅1925×全高1160mm、ホイールベース2700mm、RX-VISION GT3コンセプトが全長4590×全幅2075×全高1120mm、ホイールベース2700mm。

 一方、今回発表されたGR GT3コンセプトは全長4590×全幅2040×全高1140mm、ホイールベース2725mm。RX-VISION GT3コンセプトとGR GT3コンセプトと比較してみると、4590mmの全長は同一、RX-VISION GT3のほうが、全幅が35mmワイド、全高が20mm高く、ホイールベースが25mm短い。それぞれ数十mmの差だからほぼ同サイズといっていいだろう。

 かねてからベストカーでは、トヨタとマツダが直6+FRのスポーツセダンを共同開発しているとお伝えしてきたが、新型RX-9についても、トヨタとマツダの協業により誕生する可能性が高まった。

2021年12月に公開されたBEVのレクサスエレクトリファイドスポーツ。航続距離は700km以上、0→100kmは2秒台前半、全個体電池の搭載も視野に入れている

■マツダが特許を出願している新型RX-9に関する情報

特許申請されたフロント部分の構造

リアアクティブスポイラーに関する構造も特許申請された

 マツダは2021年、ロータリーエンジンや新型RX-9と思われる新型車の特許を立て続けに申請している。公開されている商標をみると、2ドアクーペのリアの構造、フロント部分のスペースフレーム構造、ダブルウィッシュボーンのサスペンション形式、フロントミドシップのエンジン構造などが主なもの。

 さらにロータリーのRとeを組み合わせたロゴや「e-SKYACTIV R-EV」「e-SKYACTIV R-HEV」「e-SKYACTIV R-Energy」3つの商標を登録していることも明らかになっている。

 そして2021年1月17日、ロータリーハイブリッドに関する情報が新たに申請され、図付きで解説している。今回発表されたのはエンジンおよびモーターを有する駆動ユニットの振動を小さく抑え、高い運動性能を実現する発明や重量バランスなどの最適化など非常に細かいものだが、その文面を見ていくと、パワーユニットはロータリーハイブリッドであることが判明した。

 すでにマツダはロータリーエンジンを使ったシリーズハイブリッド方式、「e-SKYACTIV R-HEV」をMX-30から順次採用していくが、新型RX-9に搭載されるマツダの最新ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」は「RENESIS16X)」がベースとなる。

 3ローターか4ローターも噂されたが、現状では2ローターで開発を進行しているという。排気量はRX-8と同じ2ローターながら、排気量は800cc×2と拡大。これに過給システムを組み合わせたユニットと見られ、燃費よりもパフォーマンスを重視しているという。

 RX-VISION GT3は570psと発表されているが、市販車のRX-9は500ps程度になると予想。発売はズバリ2023年。最新情報が入り次第順次お届けしていこう。

[gallink]

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みんなのコメント

148件
  • どうせ出ないんでしょ
  • おいおいベストカーさん
    数日前のおたくの記事ではRX-VISIONの市販化の望みはそろそろ捨てた方が良いという内容でしたよね

    舌の根も乾かないうちに、こんどは「RX-9が見えた!」ですかwww

    相変わらず節操がないですね・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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