世界限定10台のサーキット専用車は売るだけではなくドライバーも育成
アストンマーティンは2025年6月9日、サーキット走行専用モデル「ヴァルキリーLM」を発表しました。エンジンは、LMH(ル・マン・ハイパーカー)規定に基づいて製作されたレースカーと同じ6.5L自然吸気V12エンジンを搭載。世界で10台のみの限定生産となる特別なマシンを紹介します。
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LMH仕様と同排気量のV12エンジンを搭載
アストンマーティンは、耐久モータースポーツの頂点への劇的な復帰を祝し、サーキット走行専用モデル「ヴァルキリーLM」を発表した。
ヴァルキリーLMは、FIAのハイパーカー規則で製造されたマシンとしては初めてFIA世界耐久選手権(WEC)と北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)の両方に出場するヴァルキリーから誕生した。ル・マン24時間レースでグリッドに並んだマシン同様、ヴァルキリーLMもコスワース製自然吸気6.5L V12エンジンのリーンバーン版を搭載。同じくレギュレーションの出力制限である520kW(697bhp)にチューニングが施される。後輪駆動で、7速シーケンシャルトランスミッションはパドルシフト式と、レース仕様と同じだ。
サスペンションは前後ダブルウィッシュボーンにプッシュロッド式トーションバー・スプリング、調整式ダンパーを備える。タイヤはF1公式サプライヤー、ピレリの特注品が装着される。
コクピットは安全性、乗降性、視認性が考慮されており、カスタムカーボンファイバー製レーシングシートには肩部サポートとヘッドレストパッドを備える。6点式FIA 8853ハーネスと消火装置を標準装備。ステアリングホイールにはドライバーディスプレイとシフトライトが内蔵される。
ヴァルキリー専用ドライバー育成プログラムを用意
アストンマーティンは専用のドライバー育成プログラムも用意して、ヴァルキリーLMのオーナーはドライビングスキルの向上とモータースポーツ体験の最適化を目指すことができる。
このプログラム専用車両はアストンマーティンにより保管・整備され、サーキットへ輸送される。シミュレーターを用いた事前トレーニングや、専属ドライバーによるコースウォークおよび座学も含まれる。オンボード映像とデータ解析により、ドライビング体験の最適化が図られる。ヴァルキリーLMは2026年第2四半期から開始される専用トラックデイプログラムに向けて納車が予定されている。
AMWノミカタ
2019年にアストンマーティンは2021年のLMH参戦を目指して計画を発表したが、2020年初頭に計画が中止されたため、今回の「007」と「009」のゼッケンを付けたヴァルキリーがLMHクラス初参戦となる。
007号車のドライバーはハリー・ティンクネル、トム・ギャンブル、ロス・ガンと全員イギリス人で構成され、まさにイギリスの威信をかけた戦いとなり、14位の結果に。ハリー・ティンクネルは2014年ル・マン24時間でLMP2クラス初挑戦にしてクラス優勝を果たした実力派で、今回の007号車のリードドライバーとしての役割を果たした。トム・ギャンブルは2023年からアストンマーティンのファクトリードライバーを務めている。ロス・ガンも2016年からファクトリードライバーを務め、アストンマーティンを知り尽くした人物である。009号車もアレックス・リベラス、マルコ・スアレンセン、ロマン・デ・アンジェリスと実力派が揃い、結果は12位となった。
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