モータースポーツの「歴史」に焦点を当てる老舗レース雑誌『Racing on』と、モータースポーツの「今」を切り取るオートスポーツwebがコラボしてお届けするweb版『Racing on』では、記憶に残る数々の名レーシングカー、ドライバーなどを紹介していきます。今回のテーマは1994年の全日本GT選手権GT2クラスを戦った『マツダ・サバンナRX-7(FC3S型)』です。
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『ニッサン・スカイラインGTS-R(HR31型)』3シリーズの王者に輝いたグループAカー【忘れがたき銘車たち】
スーパーGTの前身である全日本GT選手権(JGTC)が本格的にシリーズが始動した1994年。記念すべきシリーズ初年度に出揃ったマシンたちは、現代のようにGT専用として製作された車両は極わずかだった。
初代チャンピオンマシンとなり、JGTC初期の花形であったBNR32型のニッサン・スカイラインGT-Rは、前年まで全日本ツーリングカー選手権(JTC)を戦っていたグループA規定車を改造したマシンであったし、ポルシェ962CのようなグループCカーまで参戦していた。
現在のGT500クラスにあたるGT1クラスでもそのような状況であり、今のGT300クラスに相当するGT2クラスも同様にスプリントレースなどの他カテゴリーからセミ耐久レースであるJGTC向けに改造されて参戦していた車両がほとんどだった。そんな初年度のGT2クラスを支えていた“転用車”のうちの1車種が、今回紹介する『FC3S型 マツダ・サバンナRX-7』である。
このFC3Sは、元々1980年代前半のスーパーシルエットレースの流れを汲み、エアロなどのモディファイも可能であるなど改造範囲が広い規定の選手権であるジャパン・スーパースポーツ・セダンレース(JSS)に参戦していた車両だ。HR31型ニッサン・スカイラインGTS-Rと同じように、JSSから転用されてJGTC初年度のGT2クラスへエントリーすることとなった。
JSS転用マシンのFC3S RX-7は、シリーズ開幕戦で『ミューズオイル OW RX-7』なる1台がデビューすると、第2戦仙台ハイランドラウンドで『FK/マッシモ ERC RX-7』という2台目のFC3Sが登場。さらにFK/マッシモは第4戦のスポーツランドSUGOラウンドでクラス優勝を果たし、GT2クラスランキング3位でシーズンを終えた。
総エントリー数10台というJGTC初年度のGT2クラスを彩ったFC3S RX-7。わずか2台のみでありながら、船出したばかりのシリーズを支える存在であったのである。
[オートスポーツweb 2025年10月08日]
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(サーキットは別)