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「残念ながら鈴鹿10時間はできる状態ではない」ステファン・ラテル、2024年IGTCに“5戦目”追加の可能性を否定

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「残念ながら鈴鹿10時間はできる状態ではない」ステファン・ラテル、2024年IGTCに“5戦目”追加の可能性を否定

 SROモータースポーツ・グループの創設者兼CEOであるステファン・ラテルは、シリーズがマニュファクチャラー数の回復を目指す中、来年のインターコンチネンタルGTチャレンジ・パワード・バイ・ピレリ(IGTC)のスケジュールに5つめのイベントが追加される可能性を否定した。

 先日発表された2024年のIGTCカレンダーにおいては、5レース目が追加開催される可能性も含まれていたが、参戦者との協議の結果、この案は見送られた。

2024年のGTワールドチャレンジ・アジアはさらに発展か。さまざまなプランが進行中

 ラテルによれば、追加レースの選択肢はすべてIGTCが過去に経験したイベント、すなわちキャラミ9時間、鈴鹿10時間、ガルフ12時間だったという。

 5戦目の開催を見送ったことで、ラテルのグローバルGT3シリーズは2022年と同じイベント数へと戻った。今季はキャラミが復活したが、これとガルフ12時間は2024年のスケジュールから外れ、代わってニュルブルクリンク24時間が加わる形となっている。

 2024年のカレンダーはニュルに加え、バサースト12時間、スパ24時間、インディアナポリス8時間で構成されている。

 IGTCの狙いは、GT3マシンが総合優勝を狙える主要耐久レースをつなぎ、メーカーが地元で走るマシンを指名してポイントを獲得することだが、現在のところ、BMW、メルセデスAMG、ポルシェの3社のみが加盟している。

「我々が得たフィードバックでは、4戦にとどまるのがベターだと思う」とラテルは言う。

「我々は走る前に歩く。4つのイベントを中心に再構築していくが、いつか鈴鹿に、そしてキャラミにも必ず戻るつもりだ」

「五大陸でのレースが復活することを願っている。だが、我々にはより多くのマニュファクチャラーが参加することが必要だし、グリッドを再び拡大する必要があるのだ」

 F1が最近、来年のアブダビGPを12月6~8日に開催すると発表したことは、同じくヤス・マリーナ・サーキットで開催されるガルフ12時間レースの日程案と重複している。

「スパ24時間が終わった直後にカレンダーを見たが、F1が来年のガルフ12時間レースの日程と重なっていた」とラテル。

「だから、彼(ガルフ12時間のオーガナイザー、ドライビング・フォース・イベントのマネージングディレクターであるアンドレア・フィカレッリ)がどこにそのイベントを置くつもりなのかは分からない」

「ちょっと複雑だと思う。いずれにせよ、より多くのメーカーに参戦してもらうには、もっと簡単なものにしなければならない。そのためには4戦で充分だ」

「簡単だったと言えるのは鈴鹿だけだ。アジアと日本には多くのチームがあるからだ。そのため、地元のチームと調整することが可能だ。キャラミとガルフの場合、ヨーロッパのチームを連れていかなければならない。ただ、残念ながら鈴鹿は来年もできる状態ではない。もしそれが簡単なら、私は鈴鹿をカレンダーに入れていただろう」

 ラテルはまた、IGTCを年末のマカオGPに持ち込むことも考えたが、耐久レースだけにとどめることにしたとも明かしている。

「その可能性があったのはマカオだったが、マカオにはFIA GTワールドカップがあり、FIA以外のシリーズの一部としてFIAイベントを開催するのは複雑だ」と彼は認める。

「IGTCは耐久シリーズだが、(GTワールドカップは)ドライバーひとりのスプリントイベントだ。アジアにおけるGT3のビッグイベントという意味でこれは機能するものの、私は(IGTCは)耐久イベントのままでいるべきだと思う」

「鈴鹿10時間レースは、まさにぴったりだ。そしてキャラミ9時間レースは、2019年が素晴らしいものであったように、再び良いものになった可能性がある。そこでは、大衆の熱意というものがあった」

「いつかそこに戻れることを願っているが、夢を見る前に再建しよう」

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みんなのコメント

2件
  • 何も言わずにスーパーGT鈴鹿1000kmを復活させればいいだけだ
  • 残念ながら鈴鹿10時間は行きたいと思うレースではない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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