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【安くて軽くて旨い!!!】アンダーパワーだけどパワーが使いきれる中古スポーティ車8選

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【安くて軽くて旨い!!!】アンダーパワーだけどパワーが使いきれる中古スポーティ車8選

 200ps、300psなんか出ていなくても痛快な走りが楽しめるクルマがある。そう、アンダーパワーなんだけど、軽くて、そのパワーを使い切れるスポーティなクルマだ。

 しょせん、ハイパワー車は使い切れないのだから、こっちのほうがいいではないか!

C-HRの中古車はSUVブームの大活況で今が売り時!?

 とはいえ、新車は高くて手が出ない。そんな人のために、中古車で選ぶ、アンダーパワーだけど、パワーが使いきれる中古スポーティ車を選んでみた。

文/萩原文博
写真/ベストカー編集部 ベストカーWEB編集部

(画像ギャラリー)アンダーパワーだけどパワーが使い切れる中古スポーティ車8選

ハイパワー車は使い切れない!

 日本が誇るスーパースポーツカー、日産GT-Rの最高出力は標準モデルで570ps、ニスモでは600psに達しており、平成初期の280ps規制が懐かしく感じる時代となった。

 そんなハイパワー化が進むなか、先日、とある自動車メーカーの有名な商品企画担当者から興味深い話を聞いた。

 「最高出力が向上したとして、それを使い切れないのならばドライバーは運転を楽しむことはできないだろう。それならば、それほどパワーは高くはないが、全開まで使い切れるほうがよっぽど運転を楽しむことができる」ということだった。

 そこで、今回はアンダーパワーなんだけどパワーを使い切れるクルマということで、ボクなりに考えてみた。

 懐に優しいことを考えて予算150万円以下、痛快な走りが楽しむならMT車という条件を加えて選ぼうと思う。

トヨタヴィッツ1.5RS G’s

中古車相場/約70万~約160万円

コイルスプリングやショックアブソーバーに専用チューニングを施したサスペンションを採用。さらにパフォーマンスロッドの採用や溶接スポット点数の追加によりボディ剛性を向上させるとともに、床下気流を整流化し優れた操縦性を実現する空力パーツを各所に配したほか、高剛性かつ軽量の専用17インチアルミホイール、高性能タイヤを採用することで、リニアな操舵フィーリングを実現


 まずは、WRCで大活躍しているヤリス、日本名ヴィッツの1.5RS G’sを取り上げる。

 ヴィッツ1.5RS G’sは2011年10月に登場。最高出力109psを発生する1.5L直4DOHCエンジンに5速MTを搭載。

 GAZOOレーシングのテストドライバーがチューニングし、専用チューンを施したサスペンションをはじめ、パフォーマンスロッドの採用や溶接スポット点数の追加などによりボディ剛性を向上させたモデル。さらに床下気流を整流化し、優れた操縦性を発揮する。

 現在、ヴィッツ1.5RS G’sのMT車の中古車の価格帯は約70万~約160万円で流通台数の26台のうち25台が150万円以下で狙えるようになっている。平均価格の推移は台数が少ないこともあり上下の変動が激しくなっている。

ヴィッツRS G’sの中古車はこちらをクリック!

日産マーチ12SR

中古車相場/約16万~約85万円

搭載されたエンジンは110ps/13.7kgmを発生する1.2L直4NA、CR12DE。専用カム、専用バルブスプリング、専用ピストン、軽量フライホイール、専用ECUを装備。車重は960kg。2003~2010年まで生産されていた


 続いては紹介するのは日産マーチ。MT車しか設定のない旧型の12SRそして現行型のニスモSだ。まずは旧型マーチ12SRから。マーチ12SRは2003年10月にオーテックジャパンが手掛けた特別仕様車として登場。

 「クルマを操る楽しさを提供するエントリースポーツ」というコンセプトのもと搭載する1.2L直4エンジンを最高出力108psまで向上させると同時に専用チューンを施したサスペンション、エキゾーストシステムなどトータルチューニングを施したスポーツモデル。

 現在の流通台数は62台で価格帯は約16万~約85万円。平均価格の推移は底値に達しているようでほぼ横這いとなっている。

マーチSRの中古車はこちらをクリック!

日産マーチNISMO S

中古車相場/約50万~約160万円

マーチNISMOは1.2LだがNISMO Sには1.5LのHR15DE型エンジンを搭載。カムプロフィール、圧縮比、エキゾーストシステム、ECMの電子制御までもファインチューニング。力強い低速トルクでマニュアルならではの、自在に操る快感を味わえる

 一方、マーチNISMO Sは2013年6月に現行型マーチに追加されたスポーツモデル。NISMOがモータースポーツで培ったテクノロジーを投入し、空力性能に優れたデザインとアルカンターラを使用したレーシーなインテリアが特徴。

 NISMO Sには専用開発された最高出力116psを発生する1.5L直列4気筒エンジンを搭載。専用チューニングが施されたサスペンションによって優れたハンドリングと俊敏性を兼ね備えている。

 マーチNISMO Sの中古車の流通台数は60台で価格帯は約50万~約160万円となっている。ベース車の世代は異なるがマーチのスポーツモデルは予算100万円以下でどちらを選ぶかという楽しみを味わえる。

マーチNISMO Sの中古車はこちらをクリック!

ホンダフィット1.5RS

中古車相場/約69万~約198万円

フィットに用意されているスポーティグレードが1.5RS(ロードセーリング)

 ホンダフィットにも最高出力132psを発生する1.5L直4 i-VTECエンジン+6速MTを搭載したRSというスポーティモデルが設定されている。

 空力性能を向上させるエアロパーツをはじめ、リアディスクブレーキ、16インチアルミホイールなどによって安定感の高い走りを楽しめる。

 フィットRS 6MT車の価格帯は約69万~約198万円で、中古車の流通台数は61台でそのうち50台が150万円以下で購入可能。フルモデルチェンジが行われれば、一段と値落ちが進むのは間違いない。

フィット1.5RSの中古車はこちらをクリック!

スズキスイフト1.2RS

中古車相場:約94万~約150万円

6速ATのRStよりも6速MTで走りが楽しめるRSがおススメ

 数少ない国産ホットハッチと呼ばれているスズキスイフトからは、現行型の1.2RS、旧型スイフトスポーツをピックアップした。

 2016年12月に登場したスイフトは最高出力91psを発生する1.2L直4エンジンをベースとしたマイルドハイブリッドと最高出力102psを発生する1L直3ターボエンジンを設定しているが、残念ながら1Lターボを搭載したRStは6速ATしかトランスミッションが設定されていない。

 そこで、1.2Lマイルドハイブリッドシステム搭載車のなかで、フラットでしっかりとした乗り味と直進安定性を発揮する専用セッティングが施されたRSを取り上げたい。

 1.2RSの中古車は12台流通しており、そのうちMT車は9台と少なめ。やはり多くの人はスイフトスポーツに流れてしまっているようだ。

 価格帯は約94万~約150万円となっており、100万円以下の中古車が早くも出回っている。流通台数が少ないため平均価格のブレも大きいが、今後さらに値落ちが進むのは間違いない。

スイフトRSの中古車はこちらをクリック!

先代スズキスイフトスポーツ

中古車相場:約35万~約190万円

現行スイフトスポーツは1.4Lターボだが、先代スポーツはNAの1.6L。アクセルに敏感に反応する感覚や自然な回転フィールのNAのほうがいいという人も多い

 先代のスイフトスポーツを取り上げる。現行型は1.4Lターボエンジンとなっているが、先代は最高出力136psを発生する1.6L直4自然吸気エンジン+6速MTというパワートレインを採用しレッドゾーンまで回す楽しさを味わえる。

 2011年11月に登場した先代スイフトスポーツは可変吸気システムをはじめ様々な専用チューニングを施した1.6Lエンジン、旋回時の安定性を高めた専用設計のリアサスペンション、大径ブレーキと17インチホイールなどにより走りに磨きを掛けたモデルだ。

 現在、先代スイフトスポーツの6速MT車の中古車は239台流通しており、価格帯は約35万~約190万円。中古車の平均価格は順調に値落ちしていて、MT車の入門車として打って付けのモデルといえる。

スイフトスポーツの中古車はこちらをクリック!

トヨタMR-S

中古車相場/20万~348万円

軽量ミドシップスポーツとしての存在は貴重だ。流通台数が豊富で狙いやすい

 これまではハッチバック系の車種が中心だったが、2シーターオープンカーのトヨタMR-Sも忘れちゃいけない。

 MR-Sの販売期間は1999年~2007年ですでに生産終了から12年が経過している。最高出力140psを発生する1.8L直4自然吸気エンジンを運転席後方に搭載し、ミッドシップ特有のクイックなハンドリングが特徴だ。

 現在、MR-Sの中古車は176台流通していて、そのうち96台が6速MT車となっている。

 価格帯は20万~348万円と非常に幅広くなっているが、88台は150万円以下で購入可能だ。

 すでに10年以上前に生産終了したMR-Sの平均価格は3カ月前が約64万円で現在は約69万円まで上昇中。今後は絶版車人気により、もう少し値上がりしそうだ。

今は値ごろ感があるが今後値が上がるかもしれない

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先代VWポロGTI

中古車相場/60万~150万円

スーパーチャージャー+ターボという2つの過給器を持つのが特徴。車両重量は1210kgと、1400kgあるゴルフGTIよりも200kg近くも軽いところもポイント

 最後に輸入車から1台を選ぼうと思い、さんざん迷った挙句、2010年にデビューした先代ポロのGTIとした。ルノートゥインゴのZENも候補車に入れたが、中古車価格とやんちゃなホットハッチと呼ぶにふさわしいスポーティな走りを考えると輸入車ではこれがベストだろう。

 注目はやはりエンジンだ。いまではラインアップされていない179ps/25.5kgmを発生する1.4L、直4ツインチャージャーエンジンを搭載しているのだ。ツインチャージャーとは、スーパーチャージャーとターボの2つの過給機を意味する。

 MTは用意されておらず、7速DSG(2ペダルMT)のみだが、ダイレクトなつながりを持つDSGだから、むしろMTよりDSGの方が速く走れる。

 走りはこれぞホットハッチと叫びたくなるほど痛快だ。特にシャシー性能が高く、カチッとしたボディの剛性感も素晴らしい。

 中古車相場は60万~150万円までの前期型がおススメ。2015年2月のマイナーチェンではエンジンが192psの1.8L直4ターボに変更されている。

 2010年モデルで60万円前後、2011~2013年モデルで90万~110万円、2015年以降のモデルは130万円オーバーとなる。

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