ベストセラー「ホンダ N-BOX」の膨大な数のグレードと主要装備をすっきり理解する方法

今日本で最も売れている軽自動車である「ホンダ N-BOX」。グレード数は多いですが、常識的に欲しいと思われる装備が多くのグレードに標準装備となっているのも魅力です。N-BOXの装備内容をカタロググレードでわかりやすく見比べていきましょう。

まずは簡単にグレード構成からご紹介。N-BOXは
●ノーマル（N-BOX）
●カスタム（N-BOXカスタム）
に大きく分けられます。カスタムはその名が表す通り、内外装がカスタマイズされた仕様となっていて、デザインや質感にこだわりたい人に選ばれやすいグレードです。

シートはベンチシート仕様、スーパースライドシート仕様、スロープ仕様の3種類あり、これはノーマルもカスタムも共通です。
●ベンチシート仕様・・・・・・・・前席がほぼフラットなベンチシートとなっています。
●スーパースライドシート仕様・・・助手席が前後に大きくスライドすることが出来るため、長物を運ぶ時や、後部座席に小さなお子さんを乗せる時に助手席からお世話をしやすいのが利点です。
●スロープ仕様・・・・・・・・・・荷室にスロープを装備できる仕様。福祉車両としてはもちろん、積載が楽なので趣味で自転車などのアウトドアを楽しむ人にもおススメできる仕様です。




グレード構成
＜ノーマル＞
●ベンチシート仕様とスロープ仕様・・・下からG、L。ベンチシート仕様のLにはクラシカルで上質なデザインのコーディネートスタイルを設定。
●スーパースライド仕様・・・・・・・・EXのみ。
＜カスタム＞
●ベンチシート仕様・・・・・・・・・・Lと、Lをベースにボルドーの内装とクロームメッキをあしらったコーディネートスタイルを設定。
●スーパースライドシート仕様・・・・・EXのみ。
●スロープ仕様・・・・・・・・・・・・Lのみ。

ちなみにパワーユニットはNAとターボの2種類が用意されます。
＜ノーマル＞
ベンチシート仕様のL、スーパースライドシート仕様のEX、スロープ仕様のLでターボの選択が可能です。
＜カスタム＞
基本的にはノーマルに準じていますが、スロープ仕様のカスタムではターボの選択はできません。




基本的にはどのグレードでも満足だが…
N-BOXの購入を具体的に考えた場合、嬉しいポイントはグレードごとの装備内容の差異が少ないこと。渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムなどが備わったHonda SENSINGは全車標準装備で、12Vのアクセサリーソケットなどあると嬉しい装備が標準装備となっています。

しかし、だからと言って最廉価グレードであるGを選ぶのは少し待ったと言えそうです。他のグレードと比べた場合Gの大きな懸念点と言えるのがシートヒーターの設定がない（FFのみ）ことと、パワースライドドアの設定がないことです。シートヒーターはまだ我慢できるという人も多いでしょうが、軽自動車のワンボックスでもパワースライドドアは当たり前の装備となりつつあるので、これが装備できないのは痛手ととらえる人も多いはずです。

なお、そのほかあると便利と言える装備でグレード間の違いがあるポイントをピックアップするならば以下の通りです。
●G以外には充電用USBジャック標準装備
●G以外にはロールサンシェード標準装備
●G・LのNA以外にはオートリトラミラー（スマートキー施錠によってミラーの開閉が連動）が標準装備

他にも細かな点はありますが、実用的な装備面をまとめると上記のようになります。

グレード間に備面の差が小さいのは魅力
N-BOXは日本で1番売れている軽自動車ですが、その秘密は様々なニーズに応えられるグレード構成と、グレード間の主要装備の差が小さいというところにあるのではないでしょうか。欲しい装備さえ絞り込めばあとは内外装の好みで選ぶことができるのが、嬉しいポイントと言えます。







文：西川昇吾
写真：
1枚目：N-BOX EX
2枚目：N-BOX Lコーディネートスタイル
3枚目：N-BOX L スロープ
4枚目：N-BOX カスタムEXターボ
5枚目：N-BOX カスタム スタイル+

Comments

ステップワゴン試乗ついでにのってきて思ったが、今時の軽自動車は
すごく良くできてるなと思う。できれば価格を200万円以内にしてほしいな。
200万以上でもそれなりに売れてるようなのでいいのかな？

車内シートが変わった
ベンチタイプ
助手席大スライド