■日産の“復活”を象徴づけるモデルになるのか
日産は2025年5月13日、経営再建計画「Re:Nissan」を発表し、新型「スカイライン」の開発を明言しました。
【画像】超カッコいい! これが日産「“次期”スカイライン」の姿!? 画像で見る(30枚以上)
現行型の登場から約12年、存続が危ぶまれていたロングセラーモデルの継続が、事実上確定した形になります。
スカイラインは1957年に登場したセダンです。
登場から70年近くにわたり、走りを重視した味付けのエンジンや足回りを採用したことで、セダンのなかでもアッパークラスのスポーティモデルとして長らく愛されています。
ラインナップではセダン以外にもクーペやステーションワゴン、バンも存在しましたが、現在はすべて消滅しています。
現行型(V37型)は13代目で、2013年11月に発表されました。
スタイリッシュで躍動的なデザインやFR(後輪駆動)レイアウトなど、歴代スカイラインの特徴は踏襲しながら、インテリアの質感向上や「インテリジェントクルーズコントロール」をはじめとする先進技術を搭載し、プレミアムセダンとしての側面を強めました。
以後、11年という異例の長さのモデルライフを送っており、内外装デザインの変更だけでなく、ハイブリッドモデルの設定や先進運転支援システム「プロパイロット2.0」の採用、高出力の3リッターV型6気筒ツインターボエンジン新搭載といった改良が度々実施されてきました。
そうしたモデルライフを送る中、各社の売れ筋モデルはSUVなどに集中。販売台数ランキングにおいても上位はSUV・ミニバン・コンパクトカーといったものが占め、セダンはランク外になるなど、セダン車の不人気ぶりが顕著になっています。
2021年6月には、日産が次期「スカイライン」の開発を中止したと報道され、日産 副社長(当時)の星野朝子氏が「日産は決してスカイラインをあきらめない」と発言し、その報道を否定しましたが、やはり苦戦を強いられている状態には変わりありません。
長らくのライバルであったトヨタ「マークII」の系譜を持つ「マークX」も生産終了し、日産でも「フーガ」「シーマ」などの上級モデル、コンパクトモデル「シルフィ」も生産を終了。日産の国内セダンラインナップで唯一スカイラインだけが残ることとなりました。
そうした流れから、追加設定したハイブリッドモデルや最新の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」搭載モデルはすべて廃止され、3リッターツインターボモデルに集約されています。
2023年8月には、特別仕様モデル「スカイラインNISMO」を発表し、歴代スカイラインのスポーティモデル「GT」シリーズに敬意を示したとする“集大成モデル”を発表。
集大成という説明が、事実上「最後のスカイライン」を意味するものではないかとする見方もあり、さまざまな憶測を呼びました。
加えて、折からの日産の経営状態の悪化により、スカイラインどころか日産の存続も危ぶまれる段階にも直面しています。
今回発表した経営再建計画「Re:Nissan」では、2024年度に直面した厳しい業績からの脱却を図る取り組みについて言及し、人員の削減や固定費の削減、商品戦略の再構築など、抜本的な経営の改革を加速させることをアナウンスしました。
非常に厳しい状況のなか、投入する予定の新型車の開発期間を大幅に短縮させることで、コストの削減につなげるというねらいです。
そしてこの取り組みで開発する車種として「新型日産スカイライン、新型日産グローバルC SUV、新型インフィニティコンパクトSUVが含まれます」と、「スカイライン」の名称を具体的に掲げたのです。
今のところこのスカイラインがどのようなモデルになるのか、価格やボディ形状、パワートレインなどの情報は一切発表されておらず、日本国内への投入時期についても言及はなされていませんが、ここへきてスカイラインのブランドが存続することが確定しました。
スカイラインは日産だけでなく国産セダンの代表的存在ともいえ、非常に長い歴史を持つモデルで、長らく次期モデルへの期待が高まっていました。
新たなスカイラインが、日産の復活を象徴づけるモデルになるのか、正式発表が待たれるばかりです。
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