輸入車 [2026.07.07 UP]
なぜメルセデス・ベンツは特別なのか。自動車ジャーナリストが語る忘れられない1台
取材や試乗を通じて世界中の新型車に接している自動車ジャーナリストは、メルセデス・ベンツについてどのような感情、思いを持つのか。人気自動車ジャーナリストたちにメルセデスとのエピソードを語ってもらった。
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『メルセデス・ベンツ特集「名車と歩んだ140年」』 2026年、メルセデス・ベンツが創業から140周年を迎えた。「自動車を発明したブランド」としての責任と誇りを胸に、常に時代の最先端を走り続けてきたメルセデスは、人々の憧れと尊敬を集めるブランドとなった。メルセデスはこれまで何を成し遂げ、これからどうなっていくのか。過去、現在、未来を掘り下げる。 www.goo-net.com
【モータージャーナリスト九島辰也氏の場合】いつだってメルセデスは唯一無二の味わいを与えてくれる
これまで個人的に数台メルセデスを愛用してきた。Eクラスは、W123型 230 Eセダン、S124型 E 320ステーションワゴン、W213後期型 E 250アバンギャルド、それとGクラスのW463型 G 500ロングボディだ。どれも中古車ではあるが指名買いである。そのクルマが欲しくじっくり時間をかけて探した。
理由はいくつかあるが、一番は彼らの持っている“味”を欲したから。何年かに一度身体が無性にメルセデスに乗りたくなる。特にEクラスはそれで、メルセデス特有のフィーリングが際立つ。シビアではないが正確なステアリング、適度にスポーティな足まわりのセッティング、どこまでも走って行ける疲れ知らずの快適なキャビンが特徴だ。刺激はないが、クセになるから不思議である。この感覚はすでに乗られている方はきっと賛同していただけることだろう。彼ら独特のメルセデスの“味”は唯一無二で、ほかでは決して味わうことはできないのだ。
モータージャーナリスト 九島辰也:外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。
メルセデス・ベンツ Eクラス セダン(W123)
【モータージャーナリスト竹岡 圭氏の場合】あっという間にクルマ好きだった父の心を掴んだ3代目Cクラス
「おぉ!これいいじゃないか。これにしたらどうだ?」と、父に言われたのが3代目Cクラス(W204型)。当時、闘病生活を送っていた父を、いろいろなクルマで送迎していたのですが、走り出してわりとすぐにそう言いだしました。「乗り心地がイイし、静かだし、運転も楽しそうじゃないか」。クルマ好きの父ではありましたが、いわゆる国産党でしたし、ほかのクルマに乗せてこんなこと言われたこと、一度もなかったんですよね。
さすがは140年もの長い年月の間、常に人を快適に安全に運ぶことを考えて発展してきたメルセデス・ベンツだけのことはあるんだなぁ、ハンドルを握っていなくてもすぐに伝わるんだなぁ、身体が弱っている人にも優しいんだなぁと、シミジミ感心したのを覚えています。
残念ながらCクラスを愛車にする前に父は旅立ちましたが、私がもう少し落ち着いたら一度は愛車にしてみたい、そんな1台です。
モータージャーナリスト 竹岡 圭:カーライフのサポーターとしてTVやラジオなどでもお馴染みの人気自動車ジャーナリスト。全日本ラリーやXCRラリーにも自身のチーム「圭rallyproject」で参戦している。2026-2027 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
メルセデス・ベンツ Cクラス(W204)
【自動車ライター工藤貴宏氏の場合】190Eは理想の道具としての自動車のあり方を教えてくれた
24歳で編集プロダクションに転職したのだが、そこは自動車系の編プロだけあって社用車も一般常識とは離れていた。社長の好みでちょい古の輸入車を用意していたのだ。あるとき、そこにやってきたのが「メルセデス・ベンツ190E」。W201型である。いわゆる“サッコプレート”が付いた後期型とはいえ、生産されたのは10年以上前。それまで新車雑誌の編集部にいたボクにとって、輸入車といえば現行車の経験しかなく、古いメルセデスと接するのは初めてだった。しかしそれが味わい深かった。
エンジンパワーはない。アクセルレスポンスも鈍い。ハンドリングもおっとりしていて刺激はない。だけど気持ちよく運転できるし、なにより驚いたのは長距離移動時の疲労の少なさ。抜群の高速安定性や出来のいいシートなど目から鱗で、道具として理想を求めていることを理解した。若いボクにいろんなことを教えてくれた。
自動車ライター 工藤貴宏:クルマ好きが高じて学生時代に始めた自動車雑誌編集部でのアルバイトをきっかけに、自動車メディアの世界へ。これまで所有してきた愛車のなかにはスポーツカーも数多い。2026-2027 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
メルセデス・ベンツ 190E(W201)
文●九島辰也、竹岡 圭、工藤貴宏 写真●メルセデス・ベンツ、ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年8月号「名車と歩んだ140年【MERCEDES-BENZ SPECIAL】」記事の内容です)
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No.1そしてNo.2の最大株主が中国資本であり、自動車市場が世界最大マ-ケットになった中国に商品開発の全てをそこにそそぐいだ結果あんなクルマになるのは仕方がありません。