スーパーGTセパン戦、2026年はマレーシア系GT500チームがワイルドカード参戦へ！ 気になる体制は協議中

　マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されているスーパーGT第3戦。決勝日の6月28日に現地プロモーターであるHALO主催の記者会見が実施され、来季のセパン戦にはGT500クラスでワイルドカードのエントリーが計画されていることが明らかとなった。

　2019年を最後に開催されていなかったスーパーGTの海外戦は、2013年以来12年ぶりとなるセパンでの開催が実現した。今回は現地参戦枠としてGT300から2台がエントリー。アール・バンパー・モータースポーツ（EBM）がアストンマーティン・ヴァンテージGT3とポルシェ911 GT3 Rを走らせている。

　そして翌2026年からは、GT500クラスにワイルドカードを送り込む計画とのこと。シリーズプロモーターのGTアソシエイション（GTA）も協力的な姿勢を見せており、メーカーやドライバーなどの詳細な体制については、協議が進められているところのようだ。

　なお、現行のGT500車両はモノコックをはじめとするほとんどのパーツが共通部品。エンジンはトヨタ、ホンダ、日産のいずれかを使用する必要があるだろうが、体制を整えること自体はそれほど現実離れしたことではない。あとはボディ（いわゆる“ガワ”）さえ用意できれば……というところだが、トヨタ、ホンダ、日産以外の車種をベース車両をすることも不可能ではないと言える。いずれにしても、来季に向けての注目トピックとなる。