高速道路を“安く”利用できる「スゴいサービス」が存在!? 平日朝夕も「自動で割引」！ ETCユーザーが得する知られざる仕組みとは？

■使わないともったいない「ETCマイレージサービス」とは？

　高速道路を利用する際、ETCを使って通行料金を支払うのが当たり前となりつつあります。
　
　日本でETCが導入されたのは2001年。国土交通省のデータによると2007年はETC利用率が65.9％でしたが2025年1月時点で95.3％、ETC2.0は36.5％と多くのドライバーがETCを利用していることが分かります。

　そんなETCには「マイレージ」という割引サービスが存在しているのはご存知でしょうか。

　ETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイントがつき、ポイントは還元額に交換して通行料金の支払いに利用できるというものですが、実はこの割引サービスはあまり知られていないようです。

　一体どのような割引サービスなのでしょうか。

　ポイントの付き方は道路事業者によって異なります。

　NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本・宮城県道路公社・本州四国連絡高速道路株式会社は「10円につき1ポイント」、愛知道路コンセッション株式会社は「100円につき1ポイント」、神戸市道路公社は「50円につき3ポイント」、広島高速道路公社「100円につき1ポイント」、福岡北九州高速道路公社「100円につき1ポイント」です・

　さらに、愛知道路コンセッション株式会社、神戸市道路公社、広島高速道路公社、福岡北九州高速道路公社では、以下のルールに則った加算ポイントがあります。

●愛知道路コンセッション株式会社
　5000円を超え1万円まで：4ポイント
　1万円を超え2万円まで：8ポイント
　2万円を超え3万円まで：12ポイント
　3万を超える部分：18ポイント

●神戸市道路公社
　1万円を超え3万5000円まで：3ポイント
　3万5000円を超え7万円まで：5ポイント
　7万を超える部分：10ポイント

●広島高速道路公社・福岡北九州高速道路公社
　5000円を超え1万円まで：3ポイント
　1万円を超え2万円まで：6ポイント
　2万円を超え3万円まで：12ポイント
　3万を超える部分：19ポイント

　NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本・宮城県道路公社では合算してポイントを貯められますが、それ以外は各々の道路事業者ごとによってポイントを貯めるシステムになっています。

　また、還元額に交換できるポイントの単位も道路事業者によって異なります。

　NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本・宮城県道路公社・本州四国連絡高速道路株式会社は「1000ポイントは500円分、3000ポイントは2500円分、5000ポイントは5000円分」、愛知道路コンセッション株式会社・広島高速道路公社・福岡北九州高速道路公社は「100ポイントは100円分」、神戸市道路公社は「200ポイントは100円分」です。

　還元額は交換前のポイント発行事業者に関わらず、還元額が使える道路で共通して使えるようになっており、有効期限もありません。

　還元額に交換するにはインターネットでマイページから手続きするか、自動還元サービスで所定のポイントが貯まったら自動的に還元額に交換するサービスを利用するか、自動音声ダイヤルで手続き、ETCマイレージサービス事務局への電話のいずれかになります。

　自動還元サービスでは、何も手続きしなくても一定数貯まれば毎月20日に自動的に還元額が充当されます。

　しかし自動還元サービスの交換単位は道路事業者に異なり、NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本・宮城県道路公社・本州四国連絡高速道路株式会社は「5000ポイント」、それ以外は「1000ポイント」となるので、これらより少ないポイントが近々切れてしまうという状況であれば自動的に充当されず、自分で手続きする必要があります。

　また、このマイレージサービスは「平日朝夕割引」の対象にもなります。

　平日朝夕割引とは、大都市部区間以外で、平日の「6時から9時」または「17時から20時」に入口または出口料金所を通過すると適用される割引です。

　100kmまでの月5回位以上の走行が必要で5回から9回で約30%、10回以上で約50%の還元率で還元額が直接付与されるシステムです。

　この還元額での走行も平日朝夕割引の対象になりますが、マイレージポイントは付与されません。

　マイレージポイントには還元額に交換できる有効期限があり、ポイントが付いた年度の翌年度末までになり、例えば2025年4月1日に付いたポイントは2026年4月30日が有効期限となるので、期限が切れる前に使うようにしましょう。

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　マイレージサービスはあらかじめ登録が必要です。未登録だとETCを利用してもポイントが貯められません。

　インターネットで簡単に申し込みができて、年会費などは不要。登録が完了した当日の走行からポイントを付けられるので、まだの人はぜひ登録してみてはいかがでしょうか。

Comments

[AAAA]

50000円チャージしたら8000円分付いてきた時代もあった
朝夕に100km未満の距離を走ったら回数関係なく半額
祝日・休日・深夜は半額
どれだけ走っても上限1000円 by麻生太郎

過去のサービスに比べたら、今のは携帯の割引料金くらい条件が複雑で理解できない。割引額も少ない。

[ジョージ]

ややこしいｓｙｓｔｅｍに適応することを考えて走っていたら
事故する確率大だ!