276万円のトヨタ「新型カローラ“クロス”」に大注目！ 精悍「すっきり顔」×全長4.4m級で「ちょうどイイサイズ」！ 「高級車並み装備」も採用で大刷新した「大人気コンパクトSUV」がスゴい！

■さらに「買い得」なクルマに進化した新型「カローラクロス」

　2025年5月、トヨタ「カローラクロス」が大規模なマイナーチェンジを実施しました。

　外装デザインの刷新やラインナップの改定などでさらに魅力が増した新型の進化ポイントについて紹介します。

　トヨタは2025年5月23日、同社の大人気SUV「カローラクロス」のマイナーチェンジモデルを発表しました。

　まず大きく変わったのがエクステリアデザインです。

　フロントバンパーおよびヘッドランプのデザインを変更し、新型「クラウンエステート」や新型「RAV4 CORE」と同様のボディ同色グリルを採用した精悍なフロントマスクが新採用されました。

　また左右のヘッドランプを繋ぐ「光のライン」としてセンターランプも採用し、先進的かつスタイリッシュなフロントフェイスとなっています。

　また、それとは別のフロントマスクなどを持つスポーティグレード「GRスポーツ」も新設定されました。

　インテリアについても、センターコンソールのデザインを改良し、シフトノブとシフトパネル周辺にピアノブラックパーツやLEDランプを施すなど、上質な印象に。

　装備面でも、これからの暑い季節にうれしいシートベンチレーション（運転席・助手席）を「Z」グレードに標準設定したほか、車速に応じてハイビームの明るさと照らす範囲を調整するアダプティブハイビームシステムもGRスポーツとZにメーカーオプションで設定しています。

　アダプティブハイビームシステムは、限られた一部の高級車に採用される高級オプションのひとつであり、大衆モデルの位置づけであるカローラクロスに採用となったことは驚きです。

　また、ウインカーと連動してヘッドランプから路面に矢印形状を投影する「シグナルロードプロジェクション」の国内初採用も大きなトピックです。

　これは、交差点などで歩行者や周辺車両に自車の存在や動きを通知し、安全を確保する技術です。見通しの悪い交差点などでかなり安全性を高めてくれるアイテムで、こちらもGRスポーツとZグレードに標準装備されています。

　パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付）もメーカーオプションで設定されました。

　地点登録しておけば、毎回自動的に画面が切り替わってくれるうえ音声操作でも起動できるため、画面上の起動スイッチを押す必要がないのはうれしいポイントです。

　ほかにも、ドライブモードセレクトに雪道でのトラクションを最大限発揮してくれる「SNOW EXTRAモード」が追加されました。

　発進時や旋回時、スリップ時に稼働していた4WD（E-Four）をフルタイム化する駆動制御で、雪上走行シーンで高い安定性を発揮します。おそらく今後、トヨタのE-Four車には順次採用されていくのではないでしょうか。

　今回の一部改良ではまた、従来設定されていたガソリンモデルが廃止となり、パワートレインは、1.8リッターの直4ガソリン＋駆動用モーターのハイブリッド専用車となりました（GRスポーツのみ2リッターガソリン＋モーター）。

※　※　※

　新型カローラクロスの価格（消費税込み）は、エントリーモデルの「G」（FF、以下同）が276万円、中間の「S」が298万円、そして上級のZが343万円。E-Fourはそれぞれ25万9000円高です。

　また今回新たに設定されたGRスポーツ（2025年8月4日発売予定）は389万円（E-Fourのみ）となっています。

　もっとも安いグレードの価格は、改良前の218万円（ガソリン「G X」）から60万円近く上昇してしまいましたが、カローラクロスは販売のおよそ9割がハイブリッド車であったため、影響は軽微といえるかもしれません。

　今回の改良以前から、カローラクロスは運転しやすくて乗り心地も良く、広い室内空間と良好な使い勝手を誇り、そしてコストパフォーマンスにも優れたバランスの良いクルマでした。

　今回の一部改良では価格帯が上昇することになりましたが、安全性能がさらに高まったことを考えれば、「お買い得なクルマ」としての魅力はさらに高まったといえるでしょう。

　今後もカローラクロスの活躍が期待できそうです。（吉川 賢一）

Comments

[ste********]

これがちょうどいいサイズなら他の車がデカすぎ

[鉄犬]

褒める事しかしない記事は全く信用出来ない。