Bentley Flying Spur
ベントレー フライングスパー
ゼネラルモーターズとホンダ、北米での戦略的アライアンスに向けての合意を発表
世界最高レベルのクオリティを追求し続けた4ドアサルーン
ベントレーモーターズは、高級スポーツセダン「フライングスパー」の製造台数が4万台目に達したと発表した。2005年の初代発売以来、昨年発表された最新の第3世代も世界的な人気を博している。
発表当初、「コンチネンタル フライングスパー」と名付けられたこのモデルは、コンチネンタルGTとの差別化を図るために単独モデルに進化。パフォーマンス重視の俊敏性と、リムジンスタイルの専用4ドアボディというコンセプトを一貫して維持してきた。
フライングスパーは、ベントレーらしい大胆でエキサイティングなエクステリアと、他の追随を許さないレベルの快適性、洗練さを備えた豪華なキャビンを備えており、ドライバーだけでなく、パッセンジャーにも深い満足を与えてきた。英国最高のクラフツマンシップと最先端テクノロジーが融合した第3世代のフライングスパーは、ベントレーの新たなフラッグシップとして「世界最高のニューモデル」と称賛を受けている。
英国・クルーの熟練工によって積み上げられた偉業
フライングスパーは、設計、エンジニアリング、開発、製造を英国・クルーのベントレー本社工場で行っており、デザイナー、エンジニア、職人の熟練した力によって、今回の偉業を達成したと言えるだろう。
製造された4万台すべてが専用の製造ラインで100時間以上を費やし、250名のチームによって1台1台丁寧に手作業で組み立てられてきた。そして、完成後に数百回もの品質チェックが行われ、68ヵ国の目の肥えたオーナーのもとへとデリバリーされる。
フライングスパーの生産台数の約50%はベントレーの2大市場である中国とアメリカのカスタマーからの注文となっている。ベントレーの本拠地である英国では約10%のフライングスパーを販売。残りの40%はヨーロッパ、中東、アジア太平洋の各地域にデリバリーされた。
Bentley Continental Flying Spur
ベントレー コンチネンタル フライングスパー
コンチネンタル・ベースの4ドア仕様として登場
フライングスパーの輝かしい歴史は1952年にまでさかのぼる。チーフデザイナーのJ.P. ブラッチリーとエンジニアのイヴァン・エヴァンデンが、ベントレーをグランドツーリングの頂点に戻すための非公式プロジェクトに着手。当初の設計では、最高出力180bhpを発揮する4.9リッター直列6気筒エンジンをベースにしていたが、1959年に6.3リッターV型8気筒エンジンに置き換えられた。
Rタイプ コンチネンタルクーペは、H.J.マリナーがデザインした洗練されたボディワークと時速100マイルで一日中クルーズできる性能が大好評を博した。続いて登場したS1クーペは、Rタイプの多くのコンポーネントを共有しており、S1セダンがその後に続くことになる。
ベントレーはS1に標準的な4ドアセダンボディを提供し、約3000台を生産。S1の発売から半年後、より軽量なコーチビルドのボディを使用した改良型コンチネンタル仕様が登場した。H.J.マリナーは純正4ドアの代替として、コーチビルドの4ドアS1コンチネンタルの小さな、しかし目の肥えた市場があるだろうと予想したのである。彼らのデザインは、バランスのとれたエレガントなもので、4人乗りのための十分なスペースを備えていた。
クラン・ジョンストンの紋章にちなんで命名
新しい4ドアは、H.J.マリナーのマネージングディレクターであるアーサー・タルボット・ジョンストンが、彼の一族であるスコットランド・ボーダーズ地方のクラン・ジョンストンの紋章にちなんで命名。最初のモデルでは、ラジエーターグリルにクラン・ジョンストンのマスコットであるスパーが描かれていた。
H.J.マリナーは、217台のS1 コンチネンタルフライングスパーを製作しており、そのうちの1台はベントレーのヘリテージコレクションとして、現在も様々なイベントでその姿を見せている。
1959年、さらに強力なオールアルミ製V8エンジンの登場により、S1に代わってS2がデビュー。同時に、H.J.マリナーはベントレーモーターズに買収され、ベントレーのビスポーク部門となった。当時世界最速の4ドアモデルとして工場出荷時から4ドアセダンボディが用意されたS2 コンチネンタルには、コーチビルドのH.J.マリナーによるフライングスパーボディ、2ドアクーペ、ドロップヘッドバージョンも用意されていた。
S2の全生産台数2308台のうち、128台がコンチネンタル フライングスパーとして製造。1962年から1965年にかけてS3バージョンが登場し、マリナー・ボディのS3コンチネンタル フライングスパーは、究極の4ドアラグジュアリーモデルとして人気を集めた。
Bentley Continental Flying Spur
ベントレー コンチネンタルフライングスパー
2005年に復活を遂げた「フライングスパー」
ベントレーは2005年、コンチネンタル フライングスパーの名称を復活させた。コンチネンタルGTクーペの4ドアバージョンとして、そのネーミングの精神を受け継いだかたちだ。この新型モデルは、W型12気筒エンジンと全輪駆動を採用。最高速度194mph(312km/h)に達し、これまでにない方法で贅沢さとパフォーマンスを融合させた。
2013年、2代目フライングスパーがデビュー。このモデルはコンチネンタルの名を離れ、別のモデルラインとして登場した。その後の6年間、4.0リッターツインターボV8パワートレインの追加など、絶え間ない開発と改良のプログラムによって、進化を続けている。
2019年にデビューしたフライングスパーの第3世代モデルは、ベントレーの4ドアグランドツーリングの歴史に全く新しい歴史を刻んだ。ベントレーは、2ドアのコンチネンタルGTをベースにしただけでは満足せず、全く新しいフライングスパーのデザインをイチから作り直し、ラグジュアリー、洗練、パフォーマンスを究極に体現したモデルに仕上げている。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
イタリアーンないすゞ車?! 当時の国産車の倍もしたのにヒットしたクルマ いすゞ117クーペがオシャレすぎた!
もしや未来のレジェンドか!?!? 次世代電気自動車「Honda0(ゼロ)シリーズ」が衝撃 しかもほぼそのまま市販モデルになるってマジか
クルマ愛ゆえの辛口? 自動車評論家「徳大寺有恒」没後もうすぐ10年、モータージャーナリストの私が今でも尊敬し続けるワケ
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?