現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「ハイラックス」登場 約10年ぶり刷新、タイと日本で違いは? 開発者に聞いた

ここから本文です

トヨタ新型「ハイラックス」登場 約10年ぶり刷新、タイと日本で違いは? 開発者に聞いた

掲載 7
トヨタ新型「ハイラックス」登場 約10年ぶり刷新、タイと日本で違いは? 開発者に聞いた

■新型ハイラックス発売!開発者が語る進化の裏側とファン集うイベントレポ

 2026年5月28日、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」がフルモデルチェンジして発売されました。

【画像】これがトヨタ新型「ハイラックス」です! 画像を見る(77枚)

 また、6月7日には愛知県のさなげアドベンチャーフィールドにて実車を体感できる「HILUX DAY 2026」が開催されています。

 今回は当日のイベントの様子を振り返るとともに、開発責任者の解説から新型モデルの進化のポイントに迫ります。

「HILUX DAY 2026」は、ハイラックスのオーナーや同車に関心を持つ層に向けた体験型のイベントです。

 実車に直接触れることで、乗車への意欲やオーナーとしての利便性を体感してもらうことを目的としています。

 会場では新型モデルの展示やレンタル走行、現行モデルによるトライアルコースの遊覧が実施されたほか、BEVモデルでの給電デモや持ち込み走行なども行われました。

 主役となるハイラックスは1968年の初代モデル登場から、世界190以上の国と地域で販売されてきたピックアップトラックです。

 人々の暮らしや仕事を支える車両として、多くのユーザーに利用されてきました。その強みは高いQDR(品質・耐久・信頼性)にあり、アウトドアのレジャーユースから業務用途まで幅広い場面で活躍します 。日本市場においても、多様化するライフスタイルに寄り添うクルマとして展開されています。

 フルモデルチェンジを受けた新型ハイラックスは、力強さと先進性を備えたデザインへと生まれ変わりました。

「Cyber SUMO」をキーワードとし、力士の立ち合いから着想を得た安定感のあるフロントビューを採用。グレードはベースとなる「Z」と、タフさを強調した「Z”Adventure”」の2種類です。

 パワートレーンには2.8Lの直噴クリーンディーゼルエンジン(1GD-FTV)を採用し、6速オートマチックトランスミッションと組み合わせることで低燃費と加速性能を両立させました。

 機能面ではマルチテレインセレクトや電動パワーステアリングを標準装備し、安全性についても交差点での横断歩行者検知などが可能なシステムを備えています。

 また、テールゲートの開口地上高を845mmに設定し、積み下ろしを補助するデッキステップを設けることで、荷台の使い勝手も向上しました。

 今回、新型ハイラックスのチーフエンジニアを務めた大矢賢樹氏に新型ハイラックスの詳細を伺いました。

 大矢氏によると、先代モデルから約10年が経過している背景もあり、「先進装備も含めてしっかりと追いついてきた」と語ります。

 プラットフォームについては「基本的には今までのフレームを踏襲している」としつつも、電動パワーステアリングの搭載などに合わせて一部に改良を加えているとのことです。

 エンジンを2.8Lに変更した理由には「日本の使われ方を考えた時、もうちょっとトルクフルな使われ方、特に高速とかでもやっぱり追い越しとかでもちょっとトルクあった方が運転しやすかったりする」という国内の交通事情への配慮が含まれています。

 乗り心地の改善も開発のテーマでした。大矢氏は「空積載の時に、乗り心地、やっぱりちょっとやっぱり荷物を載せた状態での乗り心地チューニングになっていたところを、空にでも普通に運転して乗り心地を良く感じていただけるような今サスペンションのチューニングしました」と述べ、日常使いにおける快適性を高めたことを解説しています。

 タイ仕様は現地の道路環境に合わせて柔らかめの設定ですが、日本向けは全体のバランスを取ったチューニングが施されているようです。

 デザインに関しては「ピックアップトラックをよく知っている人間がデザインをしてくれた」と明かし、オーストラリアのメンバーが担当したことで、特有の踏ん張り感や強さが表現されたとしています。

 また、「Z”Adventure”」に設定されているスポーツバーなどの外装パーツについては「このパッケージって日本だけなんですよ」と語り、国内向けの特別な仕様として生産ラインを整えたことを説明しました。

 機能の進化を進める一方で、大矢氏は「QDRをしっかりハイラックスとして守る。ここは絶対譲れない」と断言し、「お客様の生活に寄り添っていく」という開発の理念を明示しています。

※ ※ ※

 新型ハイラックスは、ピックアップトラック需要の多いオーストラリアのチームがデザインを担当し、タイの2つの工場で生産されるなど、グローバルな知見を結集して開発された世界戦略車です。

 一方で、日本仕様は海外仕様をそのまま導入するのではなく、バンポー工場で専用にしっかりと組み立てているほか、日本の交通事情における追い越しなどを想定した2.8Lエンジンの採用や、空積載での日常走行を快適にするサスペンションの見直しなど、道路環境に合わせた最適化が図られています。

 さらに、「Z”Adventure”」に設定された専用外装パーツを日本市場限定のパッケージとして用意するなど、国内ユーザーの嗜好に対する配慮も組み込まれました。

 世界基準の堅牢性と日本向けの扱いやすさを兼ね備えたモデルとして、ハイラックスは今後も独自のポジションを築いていくことが期待されます。(くるまのニュース編集部)

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

日産「新型キックス」発売 販売店への反響は?
日産「新型キックス」発売 販売店への反響は?
くるまのニュース
日野新型観光バス「セレガ」に非常ブレーキ機能「EDSS」採用 機能を試乗会で検証
日野新型観光バス「セレガ」に非常ブレーキ機能「EDSS」採用 機能を試乗会で検証
くるまのニュース
トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」現在の納期は未定?販売店が語る実情とは
トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」現在の納期は未定?販売店が語る実情とは
くるまのニュース
EMTAが新型「軽ワゴンEV」来年発売へ 「今後の展望」とは
EMTAが新型「軽ワゴンEV」来年発売へ 「今後の展望」とは
くるまのニュース
ヤマハ新型スクーター「ギアレヴ」発売 バッテリーを2個搭載し航続距離100km実現
ヤマハ新型スクーター「ギアレヴ」発売 バッテリーを2個搭載し航続距離100km実現
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ新型「CLA」発売 1.5リッターのハイブリッドモデルは598万円から
メルセデス・ベンツ新型「CLA」発売 1.5リッターのハイブリッドモデルは598万円から
くるまのニュース
日野の大型観光バス「新型セレガ」大幅マイナーチェンジモデル 進化のポイントを解説
日野の大型観光バス「新型セレガ」大幅マイナーチェンジモデル 進化のポイントを解説
くるまのニュース
ホンダ「フィット」マイチェン発表 スポーティ&快適な新グレード追加
ホンダ「フィット」マイチェン発表 スポーティ&快適な新グレード追加
くるまのニュース
ダイハツ「コペン」まもなく生産終了 24年の歴史に一区切り、現行型の魅力を振り返る
ダイハツ「コペン」まもなく生産終了 24年の歴史に一区切り、現行型の魅力を振り返る
くるまのニュース
トヨタ「ヴェルファイア」一部改良モデル発売 販売店に聞いた購入者の特徴は?
トヨタ「ヴェルファイア」一部改良モデル発売 販売店に聞いた購入者の特徴は?
くるまのニュース
ホンダ新型「フィット」発売 内外装の質感向上&快適装備が充実の「RS」グレード 特徴は?
ホンダ新型「フィット」発売 内外装の質感向上&快適装備が充実の「RS」グレード 特徴は?
くるまのニュース
ホンダ「フィット」マイナーチェンジモデル発表 アウトドア映えする「クロスター」を紹介
ホンダ「フィット」マイナーチェンジモデル発表 アウトドア映えする「クロスター」を紹介
くるまのニュース
ボルボ新型EV「EX90」発売 3列7人乗りの最上級SUVは1199万円から
ボルボ新型EV「EX90」発売 3列7人乗りの最上級SUVは1199万円から
くるまのニュース
ホンダ新型「フィット」発表 「誕生25周年」マイナーチェンジの進化とは
ホンダ新型「フィット」発表 「誕生25周年」マイナーチェンジの進化とは
くるまのニュース
日産「エクストレイル」用コンセプトデザインをインパルが発表 8月発売へ
日産「エクストレイル」用コンセプトデザインをインパルが発表 8月発売へ
くるまのニュース
ホンダ「プレリュード HRC コンセプト」イギリスのグッドウッドで世界初走行を披露へ
ホンダ「プレリュード HRC コンセプト」イギリスのグッドウッドで世界初走行を披露へ
くるまのニュース
いすゞ「エルフミオ」ベースの「新型キャンピングカー」お披露目 “新免許制度”に対応
いすゞ「エルフミオ」ベースの「新型キャンピングカー」お披露目 “新免許制度”に対応
くるまのニュース
なぜ今、日産は「エルグランド」を復活させるのか? 新しい高級ミニバン投入に込められたブランド再建の一手
なぜ今、日産は「エルグランド」を復活させるのか? 新しい高級ミニバン投入に込められたブランド再建の一手
VAGUE

みんなのコメント

7件
  • よしたろう
    1ナンバーなのがなぁ。実際貨物車なんでしょうがないんだけど。税金は安いが、車検は毎年、保険は高め、高速も高い。
  • ********
    4ナンバーに戻せよw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

498 . 1万円 550 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

130 . 0万円 768 . 0万円

中古車を検索
トヨタ ハイラックスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

498 . 1万円 550 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

130 . 0万円 768 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村