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佐藤がいよいよ背負うゼッケン64。“恩返し”の好結果を誓う【SF全チーム情報2025/PONOS NAKAJIMA RACING】

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佐藤がいよいよ背負うゼッケン64。“恩返し”の好結果を誓う【SF全チーム情報2025/PONOS NAKAJIMA RACING】

 3月7~9日に、三重県の鈴鹿サーキットで開幕を迎える全日本スーパーフォーミュラ選手権の2025シーズン。昨年、タイトルを獲得した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がカーナンバー『1』を付け連覇に挑む年となるが、注目の海外ドライバーやルーキー、新チームもひしめく、見どころの多いシーズンとなりそうだ。

 2025年は一部レースフォーマットも変更され、1ウイーク2レースのイベントも増加。また、タイヤのスペックが変更されるなか、2月に行われた公式テストは雪のため日程短縮と、どの陣営も充分に走り込めていない状況で、開幕からいきなりの土日連戦を迎えるため、その勢力図も気になるところ。

もはや“SUGOだけ”ではない手応え。蓄積により1台体制の不利を払拭【SF全チーム情報2025/docomo business ROOKIE】

 ここでは公式テスト前日の『メディアデー』でのドライバー・監督らの発言を中心に、今季体制の変更点や注目ポイントなどをチームごとにまとめ、連載していく。

 今回は、昨年のチームランキング5位から、さらに上位を目指すPONOS NAKAJIMA RACINGだ。

■PONOS NAKAJIMA RACING 2025年スーパーフォーミュラ参戦体制

・ドライバー:佐藤蓮(No.64)/イゴール・オオムラ・フラガ(No.65)
・総監督:中嶋悟
・監督:伊沢拓也
・チーフエンジニア:加藤祐樹(No.64)/岡田淳(No.65)
・エンジン:ホンダ/M-TEC HR-417E

■「なるべく上を目指したい」と“二刀流”ルーキーのフラガ

 ここ数年のNAKAJIMA RACINGは、3度のチャンピオン経験を持つ山本尚貴が在籍していたが、昨シーズン限りでスーパーフォーミュラを引退。代わって今季は佐藤蓮がエースナンバーであるゼッケン64番をつけ、そのチームメイトとしてイゴール・オオムラ・フラガが昨年のリザーブドライバーから昇格する形でフル参戦デビューを果たす。

「佐藤選手は今シーズン64号車をドライブします。そこには山本選手がずっといたわけですけども、その番号を佐藤選手に背負ってもらいます。彼はNAKAJIMA RACINGでは3年目、SFは4年目。山本選手がチームにもたらしてくれていたものを間近で見てきたと思うので、今度は佐藤選手にその役割を担ってもらってチームを引っ張っていってもらいたいなと思っています」

 そう語るのは、伊沢拓也監督。昨シーズン後半では上位に食い込む速さをみせていた佐藤に寄せる期待は大きい。

 そんな佐藤も「昨年までの積み重ねのなかで後半戦は上り調子でレースができていたので、今年の目標としては速さの一貫性と、予選・決勝ともミスを減らして表彰台にコンスタントに乗れるようなレースをしていきたいと思います」と目標を語るとともに、NAKAJIMA RACINGで過去多くのドライバーがつけてきたエースナンバーを受け継ぐことに対して気持ちを引き締めている様子だった。

「64号車を背負うということは、チームから信頼されているということだと思います。昨年まで山本選手から学んだことを、さらに積み上げていけるようにできればなと。チームに対して、中嶋総監督に対しても恩返しをしたいですし、それに伴って結果がついてくれば一番うれしいので全力で頑張ります」

 一方、リアルの世界とeモータースポーツの“二刀流”ドライバーとして知られるフラガは、FIAグランツーリスモ選手権の初代王者(2018年)でもある。

 伊沢監督はそのフラガについて「この世界はチャンスを得るのも難しいですし、それを長く続けるのも簡単な世界ではありませんが、中嶋総監督がイゴール選手を選んでくれ、その期待に応える結果を出してもらえるだろうとルーキーテスト(の走り)で感じることができたので、このふたりが切磋琢磨して頑張ってくれれば、おのずとチームランキングを上がっていくのかなというふうに思っています」と語っている。

 フラガも結果で恩返ししたいと強調しており「ルーキードライバーではありますが、そこに執着せずに、本当に上の方まで行きたいですし、チームからチャンスをもらった一番の恩返しは結果だと思っています。なるべく感謝の気持ちを伝えるように結果も含めて上の方を目指したいです」と語る。

 フォーミュラカーのレースに関しては少しブランクがある状況ではあるが、フラガは自分なりのやり方で速さにつなげているとのこと。

「昨年のルーキーテストの前には、一昨年に走った時にまとめ切れなかった部分を特に意識してシミュレーターで煮詰めて、テストに入りました。(シミュレーターとリアルで)似たような環境ではなかったですけど、ルーキーテストで苦手な部分はだいぶ克服されたところもありました」と、コース上以外でもコツコツと準備を進めているようだ。

文:AUTOSPORT web

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