BMW Mモデルのなかでも長い歴史がある「M3」の魅力を、小川フミオが考えた。
特別を極めた1台
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サーキットでも楽しめそうなバカっ速いセダンが欲しい……ちょっとあり得ないような望みをかなえてくれるのが、BMWのM3だ。最新型はマイナーチェンジで、インパネ上部にカーブドディスプレイを搭載した。
現行M3の日本での発売は、2021年1月。当初は後輪駆動モデルのみで、同年9月に4輪駆動モデルが発売された。それが今回乗ったM3 Sedan Competition M xDriveである。
発売から1年半たったいまでも、375kW(510ps)のパワーを誇るこのクルマの魅力はまったく色褪せていない。
3シリーズセダンと基本的なスタイリングは共通だけれど、キドニーグリルの意匠も違えば、太い大径タイヤを収めるフェンダーの厚みも、各所の空力パーツも専用デザインとなる。
ブルーとイエローの2トーンで構成された室内で、バケットタイプのシートにからだをあずけ、太いステアリングホイールを握ると、特別感はひとしお。気分がかなりアガる。
そもそもBMWは、ふつうの乗用車においてもセダンとクーペを、ボディパネルを変えてまで作り分けるほど凝るメーカーだ。共用パーツは出来るだけ少ないのがプレミアムブランド、という主張である。
乗る人も、BMWのそんなプレミアム感を評価している。だから当然、スポーツモデルの頂点となるM3は、ドライブトレイン、足まわり、制御技術、あらゆる点でさらに特別だ。
心がしびれる走り運転すると太いエンジントルクによる力強さに圧倒された。650Nmもの最大トルクでもって前後輪を駆動する。4WDゆえに安定感は高い。
サーキット用に、コーナリングスピードを高めで維持するための「DSC(スタビリティコントロール)オフ」ボタンが用意されている。
かつ、2022年9月にマイナーチェンジを受けた時に採用された「カーブドディスプレイ」でドライブモードを細かく設定できる。
カーブドディスプレイとは、12.3インチのメーター・パネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化したディスプレイで、走行モード機能を呼び出せば、4WDスポーツ、あるいは後輪駆動の設定も可能だ。
市街地だと、ほんの少ししかアクセルペダルを踏み込めないほどパワフルなM3だけに、興味はあっても、実際にスポーツモードで挙動がどう変化するか実体験するまで至らなかったのは残念。
2992cc直列6気筒エンジンのフィールは最高! 心がしびれる。先だって海外で乗った燃料電池車の「iX5」もよかったが、やっぱりストレート6の魅力は褪せない。
ステアリングホイールへの路面からのインフォメーションはそこそこというレベルだけれど、操舵への反応はウルトラクイック。ドライブしていて戸惑いはない。
M3 Sedan Competition M xDriveのベース価格は1382万円。それに遮音性の高いアコースティックガラス、カーボンセレミックブレーキ、レザーシートなどのオプションがつく試乗車は1667万2000円だった。
ドアが4枚あるピュアな雰囲気のスポーツセダンを調べると。なかなか競合が見当たらない。その点においても、このクルマは買い! と、いえそうだ。
文・小川フミオ 写真・田村翔 編集・稲垣邦康(GQ)
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