ヘレス・サーキットでMotoGP第5戦スペインGPの決勝レースが行なわれ、グレシーニのアレックス・マルケスがキャリア初優勝を果たした。
予選では、開幕から4連続ポールとなっていたマルク・マルケス(ドゥカティ)をファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が破ってポールポジションを獲得。2番手にマルク・マルケス、3番手にフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が並んだ。
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決勝日の現地は晴天となり気温は26度まで上昇。路面温度も45度と、タイヤに厳しいコンディションとなった。スプリントレースで勝利したマルク・マルケスも厳しい路面コンディションには苦しんだと明かしており、長丁場の決勝での影響がどうなるかも見逃せない要素だった。
全25周の決勝は、ポールシッターのクアルタラロがスプリント同様に先頭を確保。2番手にバニャイヤが浮上し、3番手にマルク・マルケスが続いた。
4番手のアレックス・マルケスは1周目のターン6で前を狙ったが、止まりきれずオーバーラン。ドゥカティのファクトリーチーム2台に接触しそうになる危ない瞬間もあった。
またオープニングラップからバニャイヤとマルケスは接触もしながら激しいポジション争いを展開しており、その隙にトップのクアルタラロが後続を0.5秒ほど引き離した。
すると3周目、マルク・マルケスがターン9でまさかの転倒を喫してしまった。本人は無事でなんとかレースに戻ったものの、集団は遙か先であった。
トップ争いではバニャイヤがクアルタラロに迫ろうとしていたが、3番手アレックス・マルケスも負けないペースがあり、むしろバニャイヤを攻めるように。そして4周目にバニャイヤはアレックス・マルケスにオーバーテイクを許してしまった。
2番手に浮上したアレックス・マルケスは、クアルタラロを追撃。ギャップを詰めていき、0.2~0.3秒差につけた。しかしクアルタラロも必死に先頭で逃げており、なかなかアレックス・マルケスに接近させなかった。
アレックス・マルケスは10周目のターン9でぐっとその距離を近づけると、最終コーナーまでクアルタラロの後ろで控えて、ホームストレートでオーバーテイク。ついに先頭に立った。
キャリア初優勝が見えてきたアレックス・マルケスは、ここが勝負どころと見たかペースアップ。1周でクアルタラロに約1秒差をつけ、先頭を逃げ始めた。
クアルタラロはアレックス・マルケスに抜かれた後は、バニャイヤからも攻め立てられるようになったが、簡単には抜かせないとはかりにディフェンスし続けた。
なおレース折り返し13周目を終えた頃には、4番手のマーベリック・ビニャーレス(テック3)も徐々に差を詰めており、バニャイヤの0.6秒後方と射程圏内に近づきつつあった。
2番手争いはビニャーレスも加わり3台が等間隔となったが、それぞれ決め手に欠けて膠着状態となった。
トップのアレックス・マルケスは2秒以上のギャップを構築。ペースを完全にコントロールしながらトップチェッカー。MotoGPクラスにおけるキャリア初優勝を、地元スペインでついに達成した。
アレックス・マルケスは2020年の最高峰クラス昇格から5年目にして初の勝利に対し、喜びを全身で表現。集まった大勢の観客からは大歓声が届けられた。
2位はバニャイヤからのプレッシャーを最後まではねのけたクアルタラロ。表彰台を獲得したのは2023年インドネシアGP以来560日ぶりの出来事だった。3位はバニャイヤだ。
序盤に痛恨の転倒を喫したマルク・マルケスは、レース復帰後全力でポイント圏内を目指してハイペースで走行し、最後は12位まで追い上げてフィニッシュ。3ポイントをなんとか持ち帰った。
しかし転倒の影響は大きく、ランキングではアレックス・マルケスが1ポイント差で首位に浮上。3番手のバニャイヤは、マルク・マルケスに対する差を20ポイントに縮めた。
日本人ライダーの小椋藍(トラックハウス)は、15番グリッドからスタートすると、1周目に12番手までポジションをアップ。今回は上位でも転倒者が相次いだこともありポジションが上がっていく展開だったが、中盤にはジャック・ミラー(プラマック)をオーバーテイクする姿も見せた。最終的に小椋は8位でフィニッシュ。アプリリア陣営最上位でレースを終えた。
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