大阪寿司の手土産なら老舗の「たこ竹」で──うまいもんが勢揃い！大阪グルメ、ハイ＆ロー巡り「寿司編」

食い倒れの街、大阪。大阪・関西万博もいよいよ始まり、ますますの盛り上がりを見せている。一度は訪れたい高級店と、ローカルに愛されるカジュアルな名店。大阪ならではの名物グルメをハイ＆ロー、ともに厳選した。「たこ竹」は、大阪ならではのちらしや棒寿司を求めて、多くの人が駆けつける老舗の名店だ。

江戸創業の伝統を受け継ぐ大阪寿司

東京で寿司と言えばにぎりだが、大阪では、押し寿司や巻き寿司、棒寿司が一般的。手土産やおやつにと日常的に食べられている。大阪寿司は手間をかけることで時間が経ってもおいしいと言われているが、天保2年創業、老舗のちらし寿司は、その最たるものだ。

酢飯の上に敷き詰めたふわふわで柔らかい錦糸卵は、まずはすり鉢で卵の黄身を少しずつ足しながら手を止めることなく1時間かけて白身魚と合わせていく。さらに味付けし、焼くのに1時間を要する。その他の具材も、甘辛く炊くしいたけや海老をすりおろして作る桜色のでんぶなど、手間と技が凝縮。

そのほか、組み合わせの妙で作る箱寿司など、伝統の味が守られている。

たこ竹住：大阪府大阪市北区松ケ枝町1-29 
TEL：06-6881-2200
営：11：00～19：30（LO）（持ち帰りは～20：00）
休：不定休
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写真・香西ジュン　文・天野準子　編集・橋田真木（GQ）