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【WRC】ラリー・オーストラリア、再びパース開催に? 関係者も前向きなコメント

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【WRC】ラリー・オーストラリア、再びパース開催に? 関係者も前向きなコメント

 オーストラリアでは、昨年に発生した大規模な山火事が現在も鎮火しておらず、その被害は拡大する一方だ。この山火事はオーストラリアの南東部にあるニューサウスウェールズ州で発生したものであり、同州で開催される予定だった2019年WRC(世界ラリー選手権)最終戦はキャンセルされることとなった。

 2009年から同州を舞台に開催されていたラリー・オーストラリアだが、2019年で契約満了を迎えたことで、2020年のWRC開催カレンダーからは外れ、代わりにラリー・ニュージーランドが1年限定で復活した。

■豪州の大規模山火事、その被災者支援のため……F1チャリティオークション開催

 ラリー・オーストラリアの2021年以降の開催については不透明な状況だが、以前の開催地であるパースでの開催に向けた動きがあるようだ。

 西オーストリア州の州都であるパース。西オーストラリア自由党の党首であるライザ・ハーベイは、同州首相のマーク・マッガーワンに提出するWRC誘致に向けた嘆願書の作成を開始しており、既に2000人を超える署名を集めているという。

 パースでのラリー・オーストラリアは1988年から2006年にかけて行なわれた。しかし政府が出資金を470万ドル(約5億1272万円)カットしたこともあり、開催地はサウスウェールズに移ることとなった。

 嘆願書には次のように記されている。

「ラリー・オーストラリアが多数の雇用を生むイベントであったという点で、(パース開催が終了したことに対して)民衆からの反発があった」

「今は、その酷い決断を正し、このイベント(ラリー・オーストラリア)を取り返す時だ」

「この世界クラスのイベントを西オーストラリアに取り返すことで、雇用が創生され、中国や日本など好景気の国からの観光客を引きつけることができる」

「我々は、マーク・マッガーワンに対し、ラリー・オーストラリアを復活させるように呼びかけている。そして、それを望む西オーストラリアの人たちに署名を求めている」

 ラリー・オーストラリアは2009年から、東海岸のニューサウスウェールズ州に移動。初年度はキングスクリフを中心地として開催されたが、反対する地元住民からの投石があり、ステージがキャンセルになるなど大荒れの展開に。翌年からはコフスハーバーに舞台が移った。

 しかしながらコフスハーバーは、シドニーから500km離れたところにあり、アクセス面で関係者の評判も芳しくない。ヒュンダイのチームマネージャーであるアラン・ペナスは、次のように語る。

「もちろん、我々は多くの観客が(コフスハーバーの)サービスパークに訪れるのを見てきたが、それでも(理想からは)かなりかけ離れた数だと思っている」

「20年前、ラリー・オーストラリアと言えば世界最高のイベントだった。ギャリー・コネリー(当時のラリー・ディレクター)は、非常に多くの革新をもたらした」

「パースに(開催地を)戻さない理由があるだろうか? ヨーロッパから比較的近く、150万人が住む都市だ。コフスハーバーに何人住んでいるか分からないが、パースよりは多くないだろう」

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