この記事をまとめると
■国産車であれば年間600台以下の新車販売台数の場合は相当に少ないといえる
センチュリーもスカイラインもLSもみんなFR! ハイパワーFFも存在するいまでも高級車がFRを採用する理由
■センチュリーの2024年の登録台数はSUV・セダンを合わせて380台だった
■トヨタMIRAIやスバル・ソルテラなども2024年の販売台数はかなり少なかった
人気と実売はリンクしていない
販売の好調な車種はニュースになるが、売れていないクルマは取り上げられない。取り上げるメリットが乏しいためだが、敢えてそこを探りたい。
売れていないクルマの基準はとくにないが、2024年の登録台数(軽自動車は届け出台数)が600台以下、1カ月平均で50台以下なら相当に少ない。もっとも多く販売されたホンダN-BOXが2024年は20万6272台で、1カ月平均が1万7189台だ。年間600台ならN-BOXの0.3%に留まる。
トヨタ車は全般的に販売が好調だがセンチュリーは少ない。いわゆるSUVタイプとされる背の高いセンチュリーは、2024年の登録台数が280台(1カ月平均23台)であった。セダンタイプは100台(1カ月平均8台)だ。生産台数が少ないために、ほとんど登録されていない。
センチュリーで注目されるのは、車内の広いSUVタイプが加わっても、セダンが根強く売られていること。セダンは重心が低く、しかも後席とトランクスペースの間に骨格と隔壁があるから、ボディ剛性を高めやすい。これは乗り心地に大きく貢献する。
さらに、後輪がトランクスペースの部分に位置するため、エンジンルーム側の前輪も含めて、タイヤが転がるときに発するノイズが居住空間へ入りにくい。センチュリーの売れ行きは、快適性を徹底追求する高級車にとって、セダンボディがもっとも相応しいことを示している。
トヨタではMIRAIも少なく、1年間に約100台(1カ月平均約23台)だが、燃料電池車だから売れ行きが伸び悩む。給油所(ガソリンスタンド)は、ピークだった1994年に比べて半減したが、それでも全国で約2万8000カ所が営業している。これに比べて水素を充填する水素ステーションは、2024年の時点だが、152カ所だ。水素ステーションには営業時間が短い拠点もあり、MIRAIが売れないのは仕方ない。
電気自動車のスバルソルテラは約230台(1か月平均約19台)だ。姉妹車のbZ4Xは1010台(1か月平均84台)だから、ソルテラは大幅に少ない。スバルは水平対向エンジンのイメージが強く、しかも店舗数は約460カ所でトヨタの約10%だ。2024年の登録台数が約230台でも納得できる。
このほか、600台は超えたものの、レクサスLCも約700台(1カ月平均約58台)で希少性の高い車種になっている。
一方、軽乗用車では、生産を終えた車種の新規届け出を除くと、年間届け出台数が600台以下はない。軽自動車は薄利多売で、堅調に売れないと成り立たないからだ。
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みんなのコメント
人気があり台数がでれば、シナジー効果で水素ステーションも沢山できて、水素社会が実現したのだが。
結果は超不人気で月産23台w