機能と感性が交差する旅の3スタイル「夏フェス編」──特集「自分磨きの夏旅」

2025年の夏、街を離れ、旅を楽しむために、シーンに合わせた自分らしい機能性と洗練を兼ね備えた3スタイルを提案。初回は「夏フェス編」を紹介する。

音楽が旅の目的になる夏が、また巡ってきた。今年も7月には新潟で「フジロック フェスティバル」、8月には千葉と大阪で「サマーソニック」が開催予定と、フェスシーズンがいよいよ本格化する。都市を離れ、音楽を目指すその旅の服選びには、会場での快適さは欠かせない。

開放的な空気に包まれる会場では、個性豊かな映えるファッションに目がいきがちだが、『GQ』は、さまざまな気候に対応する機能性を備えながら、品も兼ね備えたフェスならではのスタイルを提案。

機能性と上品さを両立

野外フェスで悩ましいのは、荷物の多さと動きづらさ。音楽に身を委ねる時間も、会場内の移動も、ストレスなく楽しむには、実用性と洗練を兼ね備えた服選びが重要になる。そこで選んだのが、収納力に優れたユーティリティベスト。メッシュ素材で通気性を確保しながら、控えめなツリーカモ柄がほどよく個性を添えてくれる。

さらに、折りたたみ式のアイウェアや両手が自由になるウエストポーチなど、身軽に動けるためのアイテムも欠かせない。ボトムスには、ストレッチ性と通気性を兼ね備えたスラックスを選択。長時間の移動や立ち歩きでも快適に過ごせるうえ、シルエットの美しさも損なわず、スタイリング全体に品を加えてくれる。足元には、撥水加工を施したレザーシューズを合わせれば、突然の雨にも対応できる。機能性に優れながら、どこか品のある佇まいを保つ、それこそが大人のフェススタイルの理想形だ。

控えめなツリーカモ柄が会場の自然にもなじむ、South2 West8のユーティリティベスト。通気性に優れたメッシュ素材で軽く、長時間の着用でもストレスが少ない。大小のポケットを複数備えており、チケットやスマホなど必要なものをしっかり収納でき、荷物を減らして身軽に動きたいフェスにはうってつけのアイテムだ。

長時間の着用や着替えにくい環境では、肌ざわりと機能性のバランスがカギになる。そこで選びたいのが、吸湿性と通気性に優れたメリノウール素材のTシャツだ。天然の温度調整機能で汗をかいてもムレにくく、肌を快適な状態に保ってくれる。さらに、抗菌防臭性にも優れており、フェスやアウトドアで1日中着ていても不快感を感じにくい。

ストレッチ性のある素材を採用したエル（EL）のスラックスは、動きやすさと快適さを両立。程よくゆとりのあるシルエットにタックを入れることで、野暮ったさを感じさせず、ラフになりすぎず、どこか品のある佇まいに仕上がっている。フェスのようなアクティブな場面でも、洗練された印象を与えてくれる。

アッパーに自社開発された防水スウェードを使用しているのがブラブラブラの特徴。また、ライニングに高機能透湿防水素材「イーベント(eVent)」を使用し、突然の雨でも足元は不快にならない一足だ。

シーム処理による高い防水性を備え、突然の雨でも安心のボディバッグ。使わないときは小さく折りたたんで持ち運べる、便利なパッカブル仕様だ。

薄く軽いクリスピーナイロン素材を使い、ストレッチ性と強撥水性を備えたパッカブルのバケットハット。薄手の1枚生地は、畳むとポケットに収まるほどコンパクトで、持ち運びに便利だ。シワも味わいとして楽しめるため、アウトドアから街使いまで幅広く活躍する一品。

折りたたむとポケットに収まるほどコンパクトなROAV GALAXYのサングラス。軽量で持ち運びしやすく、フェスシーンでの移動時も邪魔にならない。ネジを使わない独自のヒンジ設計で耐久性も高く、どんなシーンでも安心して使える頼れるアイテムだ。

撥水機能を持ったナイロン素材を使用しており、急な雨でも傘の代わりにも使用ができる。薄手で軽量ながら耐久性が高く、速乾性にも優れているため、アウトドアからタウンユースまで幅広く活躍。シンプルなデザインがコーディネートにさりげないアクセントを加える。

全ラインナップは以下のギャラリーからチェックしよう！

写真・小嶋 晋介、長尾大悟　スタイリング・飯垣祥大　編集・文・伊藤稜大（GQ）

Comments

[t*****]

コワイモノ見たさで開いてみたが、、、苦笑