■水面下で進む「世紀の大プロジェクト」 ついに完成
日産は2024年12月13日、翌年1月開催の「東京オートサロン2025」で披露する「R32 GT-R EVコンバージョン」の新たな動画を公開しました。
いったいどのようなクルマなのでしょうか。
【画像】超カッコいい! これが日産「“スゴイ”R32 GT-R」です! 画像で見る(50枚)
R32 GT-R EVコンバージョン(以下R32EV)は、名称の通り、1989年に登場した8代目「スカイライン」のハイパフォーマンスモデル「スカイライン GT-R(BNR32型)」をベースにEV(電気自動車化)を果たしたものとなっています。
BNR32型は、いわゆる“第2世代”GT-Rとして知られ、“第1世代”の最終型となるスカイライン GT-R(KPGC110型・ケンメリ)から16年ぶりに復活を果たしました。
新たに2.6リッター直列6気筒「RB26DETT」型ツインターボエンジンや、四輪制御システム「アテーサ E-TS」によるフルタイム4WDといった最新の技術を搭載し、全日本ツーリングカー選手権などで好成績を収めました。
現在でも第一級の走行性能を持つことから、国産スポーツカーの定番として、非常に多くのファンを持ち、近年ではアニメや漫画、映画の影響により、海外でも爆発的にヒットし、日本から輸出され、新車以上の価格で中古販売されることも少なくありません。
BNR32型のデビューから34年、日産は2023年3月に公式SNSで「日産はR32型スカイラインGT-RのEV試作車製作に挑戦します。」とアナウンス。SNS上ではハッシュタグ「#R32EV」とともに、非常に大きな反響が寄せられました。
日産によると、このプロジェクトはGT-Rに憧れて日産へ入社した技術者が「最高に好きなクルマに、今自分が関わる最新の電動化技術を載せて、もっとワクワクするクルマを造りたい」という思いから始まったといいます。
2024年12月12日現在までに、公式Xでは13の動画が、公式インスタグラムでは7つの写真が公開。
EV化をはじめるにあたり、まずインパネやメーターなどの内装取り外し、車体の測定を実施。タイヤやヘッドライトなどの外装パーツが外され、2023年9月、ついに心臓部となるRB26DETT型ユニットが降ろされました。
このほか足回りなどのパーツもすべて取り外した時点でいちどSNSの更新が止まりましたが、2024年に入ると、スケルトンボディのみとなったBNR32型にバッテリーユニットとモーターユニットが搭載される様子が公開されています。
映像などではリアとフロントそれぞれにユニットが搭載され、電動4WDであることを示唆しています。
そして2024年10月27日、開催されたGT-Rのオーナーズイベント「R’s Meeting 2024」で、完成したR32EVがサプライズ展示され、大きな話題に。
後継モデルの「GT-R(R35型)」が生産終了されるというなかでのR32EVであったため、次期型GT-Rへの示唆なのではないかとする見方もありました。
そして2024年12月13日公開の最新の動画では、最終形となったR32EVが、東京オートサロンに向けて運び出されるという演出になっています。
内装ではインパネがステッチ入りとなっているほか、ドアトリムも一新しているように見えます。純正エアコンパネルやステレオは、大画面のモニターに変更され、シフトノブやサイドブレーキ本体と、そのブーツも新品になったようです。
ステアリングにはパドルシフトが備わり、ステアリングコラムのキーシリンダーとは別に、プッシュボタンのシステムスタート/ストップボタンを装着。クラッチペダルはありません。
シートも純正とは異なる形状で、「SKYLINE」のロゴをあしらったレカロ製に換装。厳重な4点式シートベルトも取り付けられていることから、かなりのハイパフォーマンスモデルになっていることを予感させます。
そしてリアシートがあったところには、大きなバッテリーユニットを搭載。SKYLINEロゴ入りカバーが目立ちます。
エクステリアでは、ホイールが純正と同デザインながら、18インチにインチアップした専用品に変更。ブレーキはインチアップしてもギリギリの大径ローター&キャリパーを組み合わせ、強大なストッピングパワーを発揮するものとみられます。
なお、発表当初から現在に至るまで、一切のスペックは公表されておらず、その正体について非常に高い関心がもたれています。
東京オートサロン2025では、日産ブースでR32EVが展示される予定で、また「R32EVトークショー」として、GT-Rのスペシャリストの田村 宏志氏と日産自動車 パワートレイン・EV技術開発本部 エキスパートリーダー 平工 良三氏が対談する予定です。
この場で初めて詳細情報が語られるとみられ、大いに期待が高まります。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「SA相乗り」撲滅か 「実力行使」から1年、“無料駐車場”と化していたSAはどうなった?
フロントガラスに「お湯かけちゃう」人多数!実はアウト!? 凍結を素早く除去する方法 有効な手段とは?
600馬力級!! 新型[GRスープラ]はトヨタ新開発2Lターボ搭載か! ハイブリッド化で予想価格600万円超え!?
オーラが凄まじい! 3000万円の超豪華セダン「トムス センチュリー」は誰もが二度見する“存在感”! めちゃスポーティなトヨタ「究極のセンチュリー」とは!
最近みかける「ナンバー読み取り駐車場」なぜ増加? 利用者側も「ラク」だけど「料金踏み倒し」は起きないの? 「悪質利用者」どうしてる? 実はメリット多い「革新的サービス」 どう成り立っているのか
「FR」「直6」「8速AT」と鳴り物入りで登場のになんで売れない? CX-60が販売不振に陥るワケ
「スタッドレスタイヤ」溝が残ってるのに“使用NG”なことがある!? 寿命は何年? 覚えておきたい「危険なタイヤ」の見分け方とは?
1970年代の名車復活 初代フォード・エスコートRSが「新車」で150台限定販売 レトロな2ドア・スポーツ
日産が「R32 GT-R EV」を1月公開へ! 劇的大改造の「2人乗りGT-R」は次期「R36」の期待も! 公式の「世紀の大プロジェクト」終結、オートサロンで披露 最新動画が公開
「ついにZが帰ってきた!」 2年ぶりに受注を再開した日産「フェアレディZ」2025年モデルが発表 ネットでの反響とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
欲しいと思わない。
あのフロント周りはダメだわな。
EVに偏り過ぎだし、デザインもぐっと来ない。
もっと大衆が喜ぶクルマを作って欲しい。