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激レア「NSX-R」や歴史的F1マシン、トミカコラボカーを展示! ホンダ タイプRの祭典は豪華コンテンツで大盛況

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激レア「NSX-R」や歴史的F1マシン、トミカコラボカーを展示! ホンダ タイプRの祭典は豪華コンテンツで大盛況

モビリティリゾートもてぎ(栃木県)を舞台に5月10日、「ホンダ オール タイプR ワールドミーティング2025」が開催された。タイプRオーナーが実行委員を務め、今年で4回目となるタイプRの祭典は、あいにくの雨模様にもかかわらず、タイプRファンの熱気に包まれ盛大に盛り上がった。

エントリー台数は、昨年を100台以上も上回る552台。これまでも会場として使用されてきた第2パドックでは収まらず、今年は第1パドックにも参加車両が並び、タイプR人気の高さを印象付けた。300台以上を占めたのは、FL5こと現行『シビックタイプR』。しかし、歴代『シビック』や『インテグラ』『NSX』も姿を見せ、オールタイプRというタイトルどおりの様相は圧巻のひとことだった。

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◆F1マシン、NSX-R、シビックタイプRなどを展示
会場にはまた、サポート企業により多数のブースが出展された。とりわけホンダは、お膝元とも言えるもてぎでの開催とあって、豪華な展示内容で驚かせてくれた。タイプRの歴史をたどる車両展示は、赤バッジのルーツともいうべきRA 272からスタート。歴史的なF1マシンがパーティションも設けずに置かれ、コクピットやエンジンを間近でのぞき込めるレアな機会を逃すまいと、カメラ片手の来場者が引きも切らず訪れた。

その隣には、国内販売台数464台という激レアモデルのNSXタイプRが。新車当時、「NSX-R」という表記も使われたが、これこそタイプRの元祖だ。120kgもの軽量化と足回りの強化、バランス取りしたエンジンといったチューニング手法は、のちのタイプRの基礎を作ったといえる。展示車両は1996年型で、3.0リットルV6を積むNA1に、フロント16インチ/リア17インチのホイールを履く仕様。この貴重な2台をホンダコレクションホールから屋外へ持ち出し、手の届きそうな距離で見せるあたり、このイベントとタイプRファンに対するホンダの思いの強さが表れていた。

そして、現行シビックタイプRが3台。真紅のボディが目に鮮やかなのは、最新ラインナップのレーシングブラックパッケージだ。テントの外には、スーパー耐久シリーズのST-Qクラスに参戦するカーボンニュートラル燃料仕様のレースマシンと、トミカ55周年の自動車メーカーコラボプロジェクトで製作されたラッピングカーが並んだ。

車両以外にも、最新のK20C型2.0リットル直4ターボと内部パーツ、また歴代タイプR一覧やFL5のニュルブルクリンク最速チャレンジなどを紹介するパネルも飾られ、ニュルでのアタックや、生産設備の映像を映すモニターも設置。ホンダのレーシングスピリットを込めた、究極のスポーツモデルとしてのタイプRの歩みが、わかりやすく伝わる内容となっていた。

◆ゲストが続々登場、ステージイベントも充実
もうひとつ、来場者のお楽しみが、豪華ゲストが多数登壇するステージイベント。トップバッターはご存じ土屋圭市氏で、会場にも展示された愛車であるFL5のチューニングの経過や、ARTAのエグゼクティブ・アドバイザーとして参戦するスーパーGTの裏話などを披露。イベントの実行委員長で、土屋氏と動画などで共演の機会が多いタレントの相沢菜々子さんも飛び入り参加し、会場を大いに沸かせた。

お次は、レーシングドライバーの岩佐歩夢選手と、ホンダの帯川裕丞氏。帯川氏が手がけたトミカ55周年コラボのデザインや、トミカの思い出について語った。しかし、観衆の記憶に強く残ったのは、幼き日の岩佐選手に、トミカのタイヤを食いちぎるクセがあったというエピソードではないだろうか。

それに続いたのが、タイプRを日本一売るディーラー、ホンダカーズ野崎の松本正美店長と、ホンダのエンジン開発に長年携わる大長尚氏による、K20C開発ストーリー。松本店長はかつて無限でF1エンジンの設計を手掛け、F1店長の愛称でも知られる人物だけに、幻の5リットルV10エンジンや、シビック・タイプRとアキュラ・インテグラ・タイプSのK20Cの仕様差など、突っ込んだ話で盛り上がった。

また、来場者からも質問が続出。K20Cの限界出力や、自然吸気のK20Aとの設計の関連性、ホンダの今後のエンジン開発の行方など、大長氏も回答に詰まるようなマニアックな問いも飛んだ。

ステージイベントのトリを飾ったのは、FK8とFL5の開発責任者である柿沼秀樹氏、GT500やスーパーフォーミュラで活躍する野尻智紀選手と佐藤蓮選手。両選手はFL5オーナーということもあり、質問コーナーではおすすめのセッティングやチューニングパーツなどを尋ねる声も聞かれた。

その後は、サポート企業が提供する豪華賞品をかけたジャンケン大会を開催。サプライズで土屋氏やレーシングドライバー各選手からのプレゼントも登場し、熱いバトルが繰り広げられた。

盛況のうちに閉会式を迎え、その後はパレードランでフィナーレ。1.5マイルオーバルを、タイプRが埋め尽くした。年々規模を拡大し、今から次回開催が楽しみなホンダ オール タイプR ワールドミーティングだが、F1店長が新規オープンするタイプR専門店「Rコミュニティベース」での毎週ミーティング開催や、アメリカの有名ディーラー「キング・モータースポーツ」のスコット・ゼルナー氏によるアメリカでの開催構想など、スピンオフイベントも期待できそうだ。タイプRのオーナーやファンは、ワクワクできる機会が増えるだろう。

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みんなのコメント

1件
  • *****
    インテとシビックのタイプRはDC2とEK9以外認めん!
    てかダサいのよデザインが
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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