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【10年ひと昔の国産車 43】日産 フーガはついにプレミアムセダンの真髄を捉えたようだった

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は「日産 フーガ」だ。

日産 フーガ(2009年:2代目プロトタイプ)
「買ってよかった」と思わせ、「所有欲を持続的に満足させるもの」。そういうものを「プレミアム」と解釈する人は多いと思う。発売に先駆けて乗った新型フーガのプロトタイプは、まさにそんなプレミアムな仕上がりのクルマだった。

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まず、スタイリングが強烈だ。うねるようなボディサイドのラインが躍動感にあふれ、それが強烈な色気をを感じさせる。写真で見ると気づかないが、近くで見るとボディパネルのほとんどに複雑な三次元プレスが施されている。いくつになっても色気を失わない体育会系美女(?)のような存在感だ。

ドアを開けると、ドアヒンジの精度と剛性が国産車としては異例に高いことがわかる。これは大幅にアップしたボディ剛性とも関係があるが、大きく重いはずのドアが、まるで精密機械のようにスーッと開く。自称「高級車」にありがちな、なんとかドアを支えているような弱々しい感じは皆無だ。

運転席に座って、ステアリングに手を触れる。これが本革巻きだが、専用のスムース革でいわゆるシボの類はない独特の感触が小気味良い。車内を見渡せば、クラス最大面積を誇る本木目パネルがドライバーを取り囲む。プレミアムインテリアパッケージを選べば、塗装工程で銀粉を職人が手作業で擦り込んだ上からトップコートを施した銀粉本木目フィニッシャーとなる。

ともあれ、スタートボタンを押して走り始めた。最初はそっと、それから右足に力を込めていくと・・・! 3.7LのVQ37VHRエンジンを搭載しているのだから加速が良いのは当たり前だが、驚いたのは乗り心地とハンドリングだ。

良くできた欧州車の乗り味でフラットライドという表現が使われるが、その実態は意外にタイヤの硬さをダイレクトに伝えたり、パツンパツンに張った感じがあるものだ。ところがフーガは、ボディはフラットな姿勢のまま、文字どおりタイヤとサスペンションだけが動いている感じなのだ。

それでいて、ブルブルとした振動や頼りなげな動きはまったくない。あとで聞いたところ、今回はとくにプラットフォームのリアまわりの剛性アップを重点に置いて開発したというから、それが効いているのだろう。

しかし、それにも増して効いているのは、新たに採用されたダブルピストンのショックアブソーバーだ。これは本当にすごい。20インチというクラス最大サイズのタイヤ&ホイールを履くタイプSでも、見事に履きこなしていたのだから。

この好印象は、コーナーに入ると一層強くなる。ステアリングを切るスピードに車体の向きはダイレクトに反応するものの、ロールの進行は非常に穏やかで恐怖感はない。これには、標準装備される4WASも大きく貢献しているが、その安定感の高さはもはや日産の独壇場といえるだろう。

見てよし、乗ってよしの新型フーガ。エンジンのフィーリングやエキゾーストノートの聞かせ方などにまだ改善の余地はあると感じたが、総じて言えばプレミアムセダンを名のるにふさわしい出来映えだ。男なら所有してみたい・・・そんなオーラが全身から漂っていた。

■日産 フーガ 370GTタイプS 主要諸元
●全長×全幅×全高:4945×1845×1500mm
●ホイールベース:2900mm
●車両重量:1750kg
●エンジン種類:V6 DOHC
●排気量:3696cc
●最高出力:245kW<333ps>/7000rpm
●最大トルク:363Nm<37.0kgm>/5200rpm
●トランスミッション:7速AT(マニュアルモード付き)
●駆動方式:FR
●10・15モード燃費:9.5km/L
●タイヤ:245/40R20

[ アルバム : 日産 フーガ(2代目プロトタイプ) はオリジナルサイトでご覧ください ]

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