これまで日本にはたくさんのクルマが生まれては消えていった。そのなかには、「珍車」などと呼ばれ、現代でも面白おかしく語られているモデルもある。しかし、それらのクルマが試金石となったことで、数々の名車が生まれたと言っても過言ではない。
当連載では、これら「珍車」と呼ばれた伝説のクルマや技術などをピックアップし、その特徴を解説しつつ、日本の自動車文化を豊かにしてくれたことへの感謝と「愛」を語っていく。今回は、一度見たら忘れられないヘッドライトを持つ、ミラージュディンゴについて紹介していこう。
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】 超個性的な顔で目をひいたが時代にビンゴとはならず
文/フォッケウルフ、写真/三菱
■新しい企業ポリシーを背負って登場した個性派コンパクト
日本列島総不況と嘆かれた1990年代後半。自動車業界では、ダイムラー・ベンツとクライスラーの合併、トヨタはダイハツへの出資比率を引き上げて子会社化。GMはスズキといすゞに資金提供を行って技術面での提携を強化するなど、メーカーの再編が世界規模で進んでおり、日本の自動車産業は大丈夫なのか? と訝る空気が漂っていた。
そんななか三菱は、RVブームでデリカやパジェロが大ブレイクしたり、FTOが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したり、GDIエンジンの技術力が認められたり。さらにモータースポーツにおいても、パジェロがパリ・ダカールラリーで総合優勝、ランサーエボリューションがWRC完全制覇など、まさにイケイケの1990年代を謳歌していた。
そのような状況下で、三菱が1998年12月に意欲的な新型車「ミラージュ ディンゴ」を発表し、翌年の1月からカープラザ系販売会社から発売した。
名車ミラージュの派生モデル……のようだが、受け継いだのは車名だけ。強烈なデザインのヘッドランプは話題となった
ディンゴが発表される少し前の1998年5月に、三菱は当時の新しい企業ポリシーとして「いいもの ながく」を宣言した。それを具現化した車種のシリーズを「賢く(Smart)、便利な(Utility)ワゴン」という意味で「SUW(スマート・ユーティリティ・ワゴン)」と呼び、同社のカーラインの大きな柱のひとつにしていくこととを明言。
ミラージュ ディンゴはSUWの第1弾であり、その車名は当たりを意味するゲームのBINGO(ビンゴ)を語源に、三菱の菱形=ダイヤモンドの“D”を合わせた造語で、「時代にジャストフィットしたクルマ」という意味が込められている。
スマートと謳うだけあって、あらゆる部分でユーザーフレンドリーな特徴を有しており、ドライバーはもとより、子どもからお年寄りまで、乗る人すべてに楽な乗り降り、広い室内、そして楽な運転を提供できることをセールスポイントとしていた。
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みんなのコメント
廃刊しても誰にも気付かれないし惜しまれないだろう。
でも、コレがルノー〇〇とかだと、日本人はありがたがるんだろなぁ…