IDのフラッグシップモデル
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】VW ID.6、テスラ・モデルX、ポルシェ・カイエンeハイブリッド、メルセデスEQC、ジャガーIペイス、アウディeトロン【ライバル比較】 全120枚
新しいフォルクスワーゲンIDモデルの、プロトタイプが発見された。
間もなく発表されるID.4電動SUVに続く、IDのフラッグシップモデルとなる、この大型のEVモデルは、昨年の上海モーターショーでID.Roomzz(ルームズ)コンセプトとして、初めて披露された。
ID.6と名づけられると予想されているこのモデルは、7シートレイアウトと、広々としたインテリア・スペースを提供する。
コンセプトでは、現在VWがヨーロッパで販売する、最もサイズの大きいモデル、トゥアレグよりも、さらい広いインテリア・スペースが提供されていた。
セールス・マーケティングのボスであるユルゲン・スタックマンは「このモデルのメイン・マーケットは、スペースが非常に重視されている中国と北米です」と述べている。
スタックマンは「ID.ルームズがヨーロッパでコアモデルになるとは思わない」としつつも、ID.3ハッチバック、ID.4クロスオーバー、ID.5エステートと並び、発売される予定となっている。
ID.6は、2022年にID.Buzz(バズ)電動バンの量産バージョンが発売されるまで、VWグループのMEB EVプラットフォームを採用する、最もサイズの大きいモデルとなる。
機能とパフォーマンス
標準モデルで、パートタイム四輪駆動を提供する、デュアルモーター・パワートレインから、およそ306psと45.8kg-mを発揮することが期待されている。
ID.ルームズ・コンセプトは、1回の充電で450km航続でき、150kWの急速充電器を介して約30分で80%まで充電可能となっている。
このほとんどカモフラージュがされていない新しい画像からは、生産準備が整っているように見える。
プジョー風のフロントグリルが確認でき、リアライトはデカールで隠されているが、一回り小さいID.4と非常によく似ていることは明らかだ。
プロトタイプにつけられたドアハンドルを見る限り、コンセプトで使われていたスライドドアは、量産モデルには採用されないと思われる。
カメラベースのバーチャル・ウィング・ミラーも、プロトタイプでは確認できないが、VWの兄弟ブランドであるアウディが、すでにeトロンで採用していることを考えると、ハイエンドのバリエーションで提供される可能性も残されている。
ID.ルームズ・コンセプトは、格納式のステアリングホイールと、ルーフに取り付けられたレーダーユニットによる、自動運転機能に注力されていた。
投入時のID.6に装備される可能性はなさそうだが、VWはレベル4の自動運転機能を、将来のすべてのIDモデルへの展開を目指すと述べている。
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