ニュルブルクリンク24時間レース2019
スバル STIの先端技術 決定版 vol.38
スバル WRX STIがSP3Tクラスに出場していたニュルブルクリンク24時間レースでは、クラス優勝をし、通算6度目となる2連覇を達成した。予選からクラストップの座をがっちり掴み、決勝では一度もクラス1位の座を明け渡すことなく24時間を走りきり、完全優勝を成し遂げた。
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ディフェンディングチャンピオン
2日間に渡る予選では、ナイトセッションであることや路面がウェット状況であったことなどから、チームは出場選手に課せられた義務周回をこなすだけに留め、条件がよくなってからタイムアタックをする戦略をとった。しかもタイムアタック9分1秒台を早々に叩き出せたことから、予選時間を30分残してピットを後にする、ディフェンディング・チャンピンオンとしての余裕を持ってクラス予選1位を獲得した。
決勝レースは6月22日(土)、23日(日)の2日間に渡り、ドイツ・ニュルブルクリンクで23万人の大観衆を集めて行なわれた。サーキットのあるアイフェル地方は天候不順なことが多く、高い確率で雨が降る。また季節外れの雪や雹(ひょう)が降ったことも過去にはあったが、今回の「第47回 ADAC TOTAL24h-Rennen」の決勝は一度も天候が崩れることなく、終始晴天、ドライ路面でレースが行なわれた。
スタートはメンバーの中で「燃費のいい走り」をしている井口卓人が担当し、その後、カルロ・ヴァンダム、ティム・シュリック、そして山内英輝へとバトンを渡すローテーションを組んだ。
チーム作戦
チーム戦略としては、100Lの燃料タンクで走るWRX STIを通常は8ラップで給油というスケジュールを組む。スタートはフォーメーションラップも考えるとプラス1周されるので、燃費がいい井口卓人選手をスタートドライバーにしたという。
決勝レースは22日(土)午後3時30分にスタートが切られ、エントリー158台のマシンがスタートする。スバルWRX STIが戦うSP3Tクラスには8台がエントリーしている。2.0L以下のターボエンジン搭載クラスで、ライバルはアウディRS3やVWゴルフGTI、オペルアストラなどが参戦している。
スバルWRX STIは順調に周回を重ね、トップを脅かされることなく二人目のドライバー、カルロ・ヴァンダムと交代する。こうしたレース運びで順調に周回を重ね、全員が1回目の担当スティントを終えた時点で、すでに2位には2ラップのリードをつけ、首位が不動のものとなっていた。この時の総合順位は43位、狙うは総合でも上のクラスを何台食えるかに興味がいく。
こうした順調なレース展開はその後も続き、天候が安定していることも相まって、着実に総合順位を上げていった。また、各ドライバーが担当する周回数も燃費の良さを活かすように1周多く回るスティントも実施でき、当初の計画がどんどん狙いどおりに消化できていくレースになった。
一方で、レースはコンディションがいい割にはクラッシュするマシンも多く、コースのどこかでイエローコーションとなっている場所が頻繁にあり、60km/hの速度制限となる箇所がいくつもある、という状況が続いた。特にガードレールの補修作業が入るほどのクラッシュもありながら、スバルWRX STIは一度も事故に巻き込まれず、順調に周回できた。
乗り越えるものは見えず
レースを観戦する側にとって、こうした順調なレース運びは単調に見える。24時間なにも問題が起こらず、淡々と周回を消化していくのだ。しかし、出場するチームにとっては、まさに、狙いどおりの、理想の展開ができてるわけで、今回の優勝は、チームにとって、ひときわ感極まるものが多かったはずだ。
前年の優勝はもちろん嬉しかっただろうが、マシンにはトラブルがいくつか出て、また、ライバルマシンが消えていくなど「ラッキー」がいくつか重なって掴むことができた優勝だった。
しかし、今回の優勝は「すべて予定どおり」のチームにとって完全勝利という、同じ優勝でも全員が納得した優勝だったのだ。スタッフは涙を流して喜び、また普段はクールなカルロ選手も燥ぐようにように喜んでいたのが印象的なクラス優勝2連覇だった。
向かうところ敵ナシとなったスバル WRX STIだが、次なる挑戦はどんなものになるのか、楽しみだ。
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