8月6日(日)11時30分にスタートした2023年の鈴鹿8時間耐久ロードレース。決勝レース2時間経過時点でのトップは#33 Team HRC with 日本郵便となっているが、優勝候補の一角と思われていた#7 YART Yamaha Official EWC TEAMにトラブルが発生した。
スタートでこそ出遅れのあった33号車HRC(高橋巧)だが、10周もかからずに7号車YARTをオーバーテイク。そこから33号車HRCはベストラップ(2分6秒902)を更新しつつ、ライバルよりも1秒近く速いラップを刻んで、ぐんぐんと後続を引き離していった。
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スタートを担当した33号車HRCの高橋は、開始から約1時間が経過した26周目に最初のルーティーンピットイン。長島哲太へと交代した。その後長島は高橋以上に速いペースを発揮して、ライバルとの差は開く一方だ。
2番手を走る7号車YARTやロケットスタートを見せて3番手を走っている#12 Yoshimura SERT Motulも、それぞれ同じようなタイミングで最初のピットインでライダーを交代している。
そして1時間半が経過した頃、2番手を走っていた7号車YARTにトラブルが発生。西ストレートの中盤でマシンをコース脇にストップさせてしまったのだ。
走行を担当していたカレル・ハニカは、マーシャルの助けを借りつつ、マシンを押してピットへ向けて移動。ただピットからはかなり遠い場所でストップしてしまったため、時間をかなり要してしまった。
トップを走る33号車HRCにとっては最も近い場所を走っていた7号車が脱落したことで、2番手以下のライバルチームに対してはさらに有利なポジションに立つこととなった。
33号車HRCは2時間経過を前に2度目のピットイン。8耐初参戦となるチャビ・ビエルゲへとバトンが渡った。
また7号車YARTのマシンは、HRCのピットインとほぼ同じタイミングでピットへ辿り着いた。チームスタッフはマシンを受け取るやいなやすぐに修復へと取り掛かった。10分ほどでコースへ復帰したが、すでにトップの33号車HRCとは12周もの差が生じてしまっている厳しい状況だ。
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