Morgan Plus 8 GTR
モーガン プラス エイト GTR
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伝統的なプラス エイトのスタイルを現代的に再解釈
生々しくてワイルド、そして騒々しくプリミティブ。今回レンダリングイラストが公開された「モーガン プラス エイト GTR」は、モーガン・モーターカンパニーだからこそ実現できた1台だと言えるだろう。
プラス エイト GTRは、2018年にプラス エイトの50周年を記念した「プラス エイト 50thアニバーサリースペシャルエディション」以来となる、プラス エイトの名前を冠したモデル。2021年から展開されるスペシャルプロジェクトの第一弾として、わずか9台のみが限定生産される。
エクステリアには、伝統的なモーガンには見られなかったハイショルダーラインなど、新たなデザインテーマが採り入れられた。リヤセクション、フロントウイング、フロントスプリッターのデザインも見直され、さらに専用ハードトップを装着。専用形状が与えられたホイールアーチ内に収まる5スポーク・センターロックホイールは、1990年代のプラス エイト レーシングカーを彷彿とさせる。
デザインのインスピレーションとなったのは、1990年代後半にGTシリーズに参戦していたプラス エイト レーシングカー。その鮮やかなブルーのボディカラーから「ビッグブルー(Big Blue)」の愛称で親しまれていた。ビッグブルーは、モーガン初となる接着アルミ・プラットフォームシャシー のテストベッドとなり、「エアロ エイト」や、「エアロシャシー プラス エイト」開発の基盤となったマシン。モーガンが新たに投入した「CXジェネレーション接着アルミプラットフォーム」も、この技術がベースとなっている。
保管されていたローリングシャシーをベースに製造
今回の「プラス エイト GTR」プロジェクトが実現したのは、製造終了後にもかかわらず社外に存在していたプラス エイトのローリングシャシーが入手されたことに始まる。足まわりなどが装着された状態のシャシーは、すべて2018年以前にモーガンによって製造された個体。ある理由から、実際に使用されずに保管されていたという。すべてのシャシーが再整備され、アップグレードが施されている。
それぞれのプラス エイト GTRは、ローリングシャシーの状態から伝統的なコーチビルディング技術を用いてハンドメイドで製造。開発に関してはピッカーズリーロード・ファクトリー近郊にある、モーガン・デザイン・アンド・エンジニアリング・センター(M-DEC)で行われている。
プラス エイト 50thアニバーサリー スペシャルエディションと同様に、パワーユニットはBMW製4.8リッターV型8気筒自然吸気エンジンを搭載。ベースとなるエンジンは最高出力362bhpを発生するが、プラス エイト GTRの最終的なスペックは今後発表される予定だ。ギヤボックスは6速マニュアルミッションかZF製6速オートマチックから選択可能となっている。
プラス エイト GTRはわずか9台のみを2021年夏から製造。非常に希少なモデルとなるため、世界の一部での市場において販売される。モーガンのヘッド・オブ・デザインを務めるジョナサン・ウェルズは、プラス エイト GTRについて次のようにコメントした。
「現在、モーガンは新たなプラットフォームとパワートレインに力を入れているため、今回のようなV8エンジンを搭載したモデルの復活は、少し奇妙な決定に思えるかもしれません。しかし、多くのローリングシャシーがあり、プラス エイト GTRのようなエキサイティングなプロジェクトを立ち上げる機会が訪れたとき、私たちはそれを全面的に受け入れることにしました」
「このプロジェクトにより、モーガンのデザインチームと開発チームは、過去のモーガンモデルのお気に入りの要素を再び味わうことができました。そして、将来のモーガンに採用を考えていたいくつかの機能も試しています」
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