小さなクルマを得意とするダイハツだが、そこに込められた情熱はとてつもなく大きい。そんな熱い思いを表現したのが、東京オートサロン2026に出展された「ハイゼットトラックPTOダンプ大発命」だろう。ハイゼットのミニミニボディを、昭和世代が涙するデコトラに仕立ててしまったのだからたまらん!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ダイハツのデコトラのものすごい作り込みを見て!(16枚)
昭和の偉大なカルチャーを軽トラ「ハイゼット」で再現!
昭和世代なら、東京オートサロンのダイハツブースに置かれたデコトラに度肝を抜かれたはず。映画「トラック野郎」の人気とともに一世を風靡した昭和の偉大なクルマカルチャーだが、近年は業界ルールの厳格化などによって個体数が激減しているとも聞く。
そんな懐かしきデコトラをダイハツは復刻したわけだが、当然生半可な作りじゃない。ダイハツ本体はもちろん、デコトラカスタムの大御所トラックアート歌麿、内装を手掛ける大章内装やセーレン、カー用品の岡田製作所やLEDスペシャリストのジュナック、エアロパーツのプレスクリエイションなどがもうよってたかって(笑)、コッテコテでギットギトな見事な1台を作り上げたのだ。
ベースになったのはハイゼットトラックのPTOダンプだが、まずフロントガラス上部には庇のようなバイザーとゴツイサイドミラーが備わる。当然ビッカピカのフルメッキで、バイザー両サイドにはホーン、ルーフ上には電飾でダイハツのロゴマークがピカピカ光る!
油圧でドーンと持ち上げられた荷台部分に目をやると、鳥居(キャビン背後のプロテクター)裏側にまでしっかりイラスト(絵柄はダイハツの原点ともいえるガス発動機!)が描かれ迫力満点。荷台を囲むアオリ部分もビッカビカのメッキパネルで覆われている。おっ、よく見ればホイールクリアランスを押さえるため、車高もしっかりローダウンされてるじゃないの!
車内にはシャンデリアやナイアガラも!
後方に回り込むとこれでもかと並べられた丸いテールランプが派手さを加速さえている。鳥居正面には初代ミゼットのイラストがあしらわれ、なんと荷台そのものは巨大な輪投げ台になっているのだそうだ。
それだけじゃ終わらない。車内をのぞいても口あんぐりだ。ピラーから天井、シート、ステアリングまでを、大阪のおばちゃんが来てそうなコッテコテの布地(さすがに金華山織ではなさそう)で覆い、デコトラワールドを作り出している。布地には歴代のダイハツ車が描かれているから、このためにわざわざ作った素材だろう。泣ける。
シフトノブはしっかり水中花、アシストグリップも紐などすごいこだわりだが、スタッフに聞くと一番苦労したのはヘッドレスト上のド派手照明。通称「ナイアガラ」とも呼ばれる飾り物だが、普通のデコトラならもっと長く垂らせるところ、ヘッドクリアランスの事情で短いナイアガラをワンオフで作ったのだそうだ。手前のシャンデリアと合わせて、車内のゴージャス度を激上げしていた。
この「大発命」デコトラ、さすがに市販はできないが、小さなクルマの魅力をアピールし続けるダイハツの情熱と遊び心の塊だった。ぜひ毎年のオートサロン恒例のお約束としてもらいたい!
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