400ccクラス唯一の4気筒スーパースポーツ、Ninja ZX-4RRのメカニズムを使った特別なビモータとして発表されたのがKB399だが、そのさらに上を行くモデルとして登場したのが“エディツィオーネ・スペチアーレ”であるES。早速その詳細を見てみよう。
写真:南 孝幸
ビモータ「KB399 ES」解説
ビモータの妥協なき哲学が全身に反映された1台!
モーターサイクルショーで国内初お披露目され、話題を呼んだビモータのミドルモデル、KB399。カワサキのニンジャZX-4RRのエンジン、シャシーを使って仕立てられた意欲作だ。
ビモータが誇る最高のクオリティとパフォーマンスを、ミドルクラスでも楽しめるモデルとして企画されたこのマシンは、上位モデル「KB998リミニ」にインスパイアされたデザインを採用する。サイドにはウイングレットも装備、イタリアンブランドらしい造形美とクラフトマンシップが細部にまで宿った、個性あふれるスタイリングが特徴。
ハイパワーな4気筒エンジンやスチールペリメターフレームはZX-4RR譲りだが、トリプルクランプやステアリングステムキャップにはアルミ削り出しとするなど、パーツにはこだわりの逸品が装備される。
今回初公開された最上級仕様のESは、ドライカーボン外装にオーリンズ製リアショックを採用、妥協なき「最高のミドルスポーツ」に仕上げられている。
ビモータ「KB399 ES」各部装備・ディテール解説
ビモータ「KB399 ES」インタビュー
ビモータが惚れ込んだ〝極上の4気筒〟の愉しみ方
ビモータとしては久しぶりの400ccクラスモデルとなるKB399/ESだが、その開発の出発点は、ビモータがベースマシンのニンジャZX-4RRに惚れ込んだところから始まったという。ここで、カワサキとビモータの橋渡しをされている、衣畑さんにビモータのCOO代理としてお話を伺ってみよう。
市場の反応次第では25Rベースモデルの可能性も!?
2026年春のモーターサイクルショーで電撃デビューを果たし、世界中に衝撃を与えたビモータのニューモデルがKB399。400ccクラスのビモータは実に久しぶりだが、このモデルはどのような経緯で企画されたのだろうか。衣畑さんに聞いた。
「構想自体はビモータがカワサキのエンジン供給を受け、ニューモデルの企画・開発を始めた頃から存在していました。開発の経緯の詳細については公開しておりませんが、ビモータがZX-4RRを試乗して、エンジンに惚れ込んだのがきっかけになります」
現在400ccクラスで唯一の4気筒スーパースポーツであるZX-4RR。その個性と独創性がビモータにも響いたことになる。
「もともと、ビモータという会社は優れたエンジンを使ってバイク造りをしてきたメーカーですが、中でもZX-4RRは飛び抜けた個性のあるエンジンなので、そこが気に入ったようです。実際にサーキットでビモータ側が試乗して、4気筒ミドルも面白いね、と盛り上がりました」
ビモータと言えば、近年は大型モデルが中心のイメージがあるが、ここに来ての400ccモデル復活にはどんな狙いがあるのか、また、ZX-4RRとはどのようなキャラクターの違いがあるのか、改めて聞いてみた。
「ビモータは超高級な、こだわりのある車を造り続けてきましたが、生産数は非常に少ないわけです。より多くの方に体感していただきたい、という想いがあり、もう少し身近なモデルがあっていいよね、ということでKB399が開発されたわけです。コンセプトは『アクセシブル・ラグジュアリー』で、現代のライダーのライフスタイルに合わせ、公道での楽しさと所有する喜びを両立させています」
基本的なメカをZX-4RRと共有するが、乗り味に関してはどう違うのだろうか。
「ZX-4RRと比較すると、KB399はビモータのレーシングスピリットを体現したバイクです。強化した足まわり(高剛性オーリンズサスにフォークまわりのクランプ剛性、ブレンボブレーキなど)やアクラポビッチマフラーで、サーキット走行性能を高めつつ、洗練されたスロットルレスポンス、ライディングポジションの最適化により、同じエンジンながら、よりコントローラブルで疲れにくい特性で、高回転の爽快感はそのままに、中低速域での扱いやすさと安心感が向上しており、街中からワインディングなどの幅広い場面で楽しめます」
今回は更なるハイグレード版の「ES」も登場したが、ESのコンセプトはどのようなものなのだろうか。
「スタンダードでもアルミ削り出しパーツや足まわり性能向上、アクラポビッチ製マフラーなどビモータらしいモデルとして作り上げており十分高品質ですが、ESはさらなるパフォーマンスと所有する満足度を求めるお客様に妥協のない選択肢を提供したいと考え、設定しました。カーボン外装による軽量化、オーリンズの上位グレードサスペンション、そして細部にわたる贅沢な仕上げは、KB399のポテンシャルを最大限に引き出します。外装のカーボンパーツは生産国であるタイ製ですが、いくつものサプライヤーをビモータと共に尋ね歩き、ビモータが納得する最高品質のものを造るメーカーに生産を依頼しています。トップブリッジや削り出しのパーツ、モトGPやWSBKのレース車両にも採用されているスペインのプーチ製レーシングスクリーンなどはビモータが選定し、イタリアからタイの工場に送っています」
最後に気になる質問をしてみた。ZX-4RRベースでKB399は誕生したが、兄弟車のZX-25Rをベースとするモデルが誕生する可能性はあるのだろうか。
「現時点では具体的な展開は未定ですが、市場の反応次第で検討される可能性があるかもしれません。実はビモータによるプロトタイプも存在します。ぜひ皆さんの声をお聞かせください」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ウクライナ軍の“怪鳥フラミンゴ”がロシア領内900kmの宇宙センターへの攻撃を実施 ゼレンスキー大統領が発表
【大炎上!】カモフラージュされた路上テスト中のメルセデスAMG GTが全焼した 搭載されていたパワートレインの種類が現在激しい議論の的となっている
なぜ半世紀も止まっていた「四国新幹線」が急浮上したのか? 国が1.89億円を初計上! 長年の構想にいったい何が起きたのか
「この場所で水没したの…?」千葉豪雨“丘の上の幹線道路”の惨状 冠水車が出た場所の“共通点”とは?
「仕事終わりにコツコツ手彫りしてます」。全部DIYで模様を刻んだ30系アルファードへの異常な愛情
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
以前のビモータで人気が出たのはドカティの空冷2バルブVツインをアルミトラスフレームに積んだDB1のおかげ