現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 社長車にドイツ車……なんて夢のある話だろう アウディA8をメルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズとサイズとかエンジンを比較した

ここから本文です

社長車にドイツ車……なんて夢のある話だろう アウディA8をメルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズとサイズとかエンジンを比較した

掲載 更新
社長車にドイツ車……なんて夢のある話だろう アウディA8をメルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズとサイズとかエンジンを比較した

 運転好きのモーターファンにとっては縁遠い存在かもしれないが、安楽な後席で移動する会社の重役は実在する。まあ、そういう法人需要のほとんどが日本の誇るショーファードリブンマシンのクラウンやセンチュリーに支配されているのだが、ドイツ御三家のリムジンは日本にもラインナップ上は導入されている。

 そんなわけで日本上陸をはたしたばかりのアウディA8とメルセデス・ベンツSクラス、BMW7シリーズのロングホイールベースモデルのサイズなどを並べて比較してみた。グレードはAMGやMなどのとんがり系ではなく、そこそこハイエンドグレードからエンジンと価格が揃うように選んだ。

【最新ドラレコインプレ】2カメラで車両前後を同時に高画質撮影 データシステム DVR3100 【CAR MONO図鑑】

まずは寸法から見てみよう

アウディA8 L 60 TFSIクワトロ
全長×全幅×全高=5300×1945×1485mm
ホイールベース=3130mm
車両重量=2180kg

メルセデス・ベンツS560 4マティック・ロング
全長×全幅×全高=5255×1900×1495mm
ホイールベース=3165mm
車両重量=2220kg

BMW 750Li Mスポーツ
全長×全幅×全高=5250×1900×1485mm
ホイールベース=3210mm
車両重量=2140kg

 もっとも全長が長いのはA8だが、ホイールベースが長いのは7シリーズ。A8の全長5300mmに対して、7シリーズは50mm短い5250mmだが、ホイールベースは反対にA8の3130mmに対して、7シリーズは80mm長い3210mmとなっている。ショートオーバーハングによるダイナミクス追求はBMWのフラッグシップサルーンにも根付いているということが確認できた。車重ももっとも軽量なのは7シリーズで一部カーボンボディの面目躍如といったところか。

 全高はどれも似たり寄ったりだが、全幅はA8のみ1945mmと2mの大台も視野に入れたワイドボディだ。Sクラスはすべて中庸だが王者の余裕だろうか。

つづいてエンジンスペック

アウディA8 L 60 TFSIクワトロ
エンジン 3996ccV型8気筒ターボ(最高出力:460ps(338kW)/5500rpm 最大トルク:660Nm/1800-4500rpm)

メルセデス・ベンツS560 4マティック・ロング
エンジン 3982ccV型8気筒ターボ(最高出力:469ps(345kW)/5250-5500rpm 最大トルク:700Nm/2000-4000rpm)

BMW 750Li Mスポーツ
エンジン 4394ccV型8気筒ターボ(最高出力:450ps(330kW)/5500rpm 最大トルク:650Nm/1800-4500rpm)

 V8そろい踏みというのは、最近のダウンサイジングの流れからすれば、そわそわしてしまうようなラインナップだ。アウディとメルセデス・ベンツの4.0ℓに対してBMWのみ4.4ℓとなっている。だが出力とトルクは示し合わせたように、450ps~470ps、650~700Nmで並んでいる。

最後に燃費と価格

アウディA8 L 60 TFSIクワトロ
燃料消費率(JC08)=8.7km/ℓ
車両本体価格=1510万円

メルセデス・ベンツS560 4マティック・ロング
燃料消費率(JC08)=9.0km/ℓ
車両本体価格=1681万円

BMW 750Li Mスポーツ
燃料消費率(JC08)=9.8km/ℓ
車両本体価格=1784万円

 こういうエキゾチックなクルマを社用車にするくらいだから、官庁系であるはずはない。つまり、あんまり価格や燃費を気にして選定するはずはないだろうが、いちおう参考までに示した。アウディ安! 燃費悪! という結果だった。ただし価格はまあ、日頃のディーラーとのつきあいで変わってくることもあると思うし、燃費はAWDということも加味しなくてはならないので、いざという時の安心をとるか日常の燃費をとるかだろう。

 そしてエンジンスペックは(今回比較したグレードラインナップで)最強ながら、それ以外はすべて真ん中というメルセデス・ベンツに不気味な余裕も感じた。よそとは違う社長車を! と考えている社長が参考にしてくれれば幸いだ。

こんな記事も読まれています

ついに出た!新型「ランドクルーザー250」発売!2種類の限定車もラインナップ!
ついに出た!新型「ランドクルーザー250」発売!2種類の限定車もラインナップ!
グーネット
こんなクルマよく売ったな!!【愛すべき日本の珍車と珍技術】異業種合同プロジェクトで生まれたWiLL VS ステルス戦闘機を想わせる超個性派ハッチバック!
こんなクルマよく売ったな!!【愛すべき日本の珍車と珍技術】異業種合同プロジェクトで生まれたWiLL VS ステルス戦闘機を想わせる超個性派ハッチバック!
ベストカーWeb
なんちゃってセレブにヘリコプターで鈴鹿サーキットへ!「2024 F1日本グランプリ」の華やかなパドックをレポートするわよ
なんちゃってセレブにヘリコプターで鈴鹿サーキットへ!「2024 F1日本グランプリ」の華やかなパドックをレポートするわよ
Auto Messe Web
「トヨタとフェラーリは調子を取り戻す」開幕戦表彰台独占のポルシェ、第2戦に向け楽観視はせず
「トヨタとフェラーリは調子を取り戻す」開幕戦表彰台独占のポルシェ、第2戦に向け楽観視はせず
AUTOSPORT web
進化型GRヤリスの外装を採用。トヨタGR、全日本ラリー3連戦の初戦唐津で意義ある6位完走
進化型GRヤリスの外装を採用。トヨタGR、全日本ラリー3連戦の初戦唐津で意義ある6位完走
AUTOSPORT web
アコスタ、史上最年少での連続表彰台獲得「トップ選手たちと戦えて本当に嬉しい」/第3戦アメリカズGP 決勝
アコスタ、史上最年少での連続表彰台獲得「トップ選手たちと戦えて本当に嬉しい」/第3戦アメリカズGP 決勝
AUTOSPORT web
気取らないゴルフ的:フォルクスワーゲンID.3 反発意見も多い:テスラ・モデル3 カッコだけじゃない:ルノー・メガーヌ E-テック お手頃EV 12台比較(3)
気取らないゴルフ的:フォルクスワーゲンID.3 反発意見も多い:テスラ・モデル3 カッコだけじゃない:ルノー・メガーヌ E-テック お手頃EV 12台比較(3)
AUTOCAR JAPAN
車高調に交換しても純正ダンパーは捨てちゃダメ! 加工してオーダーメイドのサスペンションに生まれ変わる「K-one DAMPERリプレイス」とは
車高調に交換しても純正ダンパーは捨てちゃダメ! 加工してオーダーメイドのサスペンションに生まれ変わる「K-one DAMPERリプレイス」とは
Auto Messe Web
スーパーGT第1戦岡山のZFアワードはGT300優勝のmuta Racing INGINGが受賞
スーパーGT第1戦岡山のZFアワードはGT300優勝のmuta Racing INGINGが受賞
AUTOSPORT web
シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
レスポンス
再舗装も行われた上海でのスプリントにドライバーらが反対「マシンがトリッキーになることを考えるといい選択ではない」
再舗装も行われた上海でのスプリントにドライバーらが反対「マシンがトリッキーになることを考えるといい選択ではない」
AUTOSPORT web
日本GPでは2台が接触する不運も。今季絶不調のアルピーヌF1、ファミン代表がチームを鼓舞
日本GPでは2台が接触する不運も。今季絶不調のアルピーヌF1、ファミン代表がチームを鼓舞
AUTOSPORT web
見ても食べても楽しすぎる! 新たな「レクサスカフェ」誕生! クルマと道を体感する「LEXUS MEETS...」とは
見ても食べても楽しすぎる! 新たな「レクサスカフェ」誕生! クルマと道を体感する「LEXUS MEETS...」とは
くるまのニュース
ニュルブルクリンクADAC 24h第1レースでトーヨータイヤ「プロクセス」装着車両がワンツーフィニッシュ
ニュルブルクリンクADAC 24h第1レースでトーヨータイヤ「プロクセス」装着車両がワンツーフィニッシュ
レスポンス
【編集部厳選】アバルト「595」用の車高調やスロットルコントロールに注目!「ドロロンステッカー」はストレートになって貼る場所が増えました
【編集部厳選】アバルト「595」用の車高調やスロットルコントロールに注目!「ドロロンステッカー」はストレートになって貼る場所が増えました
Auto Messe Web
予測しづらいマシンの改善に取り組むメルセデスF1、日本GPで確かな手ごたえ「結果に表れてなくても、進歩が見られた」
予測しづらいマシンの改善に取り組むメルセデスF1、日本GPで確かな手ごたえ「結果に表れてなくても、進歩が見られた」
AUTOSPORT web
トーヨータイヤが「ジャパントラックショー2024」に「TOYO TIRES」ブースを出展! さまざまなステージコンテンツを展開
トーヨータイヤが「ジャパントラックショー2024」に「TOYO TIRES」ブースを出展! さまざまなステージコンテンツを展開
乗りものニュース
華やか、かつ緻密。ポルシェ・ペンスキーの最新ファクトリーに特別潜入
華やか、かつ緻密。ポルシェ・ペンスキーの最新ファクトリーに特別潜入
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1214.01836.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.81380.0万円

中古車を検索
A8の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1214.01836.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.81380.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村