小林崇志「セパン勝率100％で縁がある」。野村勇斗「1周目に追い抜かれたことはすごく悔しい」【第3戦GT300決勝会見】

　6月28日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで2025スーパーGT第3戦『SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025』の決勝レースが行われた。GT300クラスは小林崇志／野村勇斗組の18号車UPGARAGE AMG GT3がポール・トゥ・ウインを飾り、レース後の記者会見でドライバーのふたりが喜びを語った。


■小林崇志（第1スティント担当）

「僕は12年前の2013年にこのセパンでポール・トゥ・ウインしています。今回もひさびさとなるセパンでポール・トゥ・ウインを飾ることができたのは嬉しいです。これでGT300でのセパン勝率100％なので、このサーキットには縁があるのかなと思っています」

「ただ、当然僕ひとりでは勝利することはできません。野村選手が昨日の予選で素晴らしいアタックでポールポジションを獲ってくれたおかけで、良い流れを作ってくれました。チームとしても開幕戦と第2戦はなかなかうまく噛み合わないレースが続いていて、その悔しさをバネにして素晴らしいクルマをセパンに持ってきてくれました」

「本当にそういったドライバーとチームに加え、ヨコハマタイヤさんもレースの最後までしっかり走り切ることができるタイヤを用意してくれました。本当に皆さんのおかげで勝つことができたと思っています」


■野村勇斗（第1スティント担当）

「今日は優勝することができて本当に嬉しいです。僕は今年からスーパーGTに参戦させていただいているので、デビューから3戦目で優勝できるなんて思っていなかったので驚いています。素晴らしいクルマを用意してくれたチームのおかげでもありますし、素晴らしいアドバイスをいただける小林選手のおかげでもあるので、本当に感謝しています」

「僕は今週初めてセパンを走ったのですけど、公式練習から少しずつセパンのことを理解することができました。予選でも1周をまとめきることができて、本当にうまく進めていました。決勝ではスタートを担当しましたが、1周目に追い抜かれてしまったことはすごく悔しい部分です」

「ですが、その後はチームが無線で声をかけてくれましたし、第2スティントの小林選手の走りも『本当に凄いな』と思いながら見ていました。本当に優勝することができて嬉しいです」

[オートスポーツweb 2025年06月29日]