曲がるタイミングと方向を分かりやすくガイドするケンウッドのポータブルナビ「ココデス」

ケンウッド「ココデス」

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、ポータブルナビゲーションの新商品として“ココデス”「EZ-950」「EZ-750」「EZ-550」の計3モデルを8月上旬より順次発売する。

“ココデス”は、同社ポータブルナビゲーションの新シリーズとなり、AVナビゲーション“彩速ナビ”で好評を得ている標準機能で、次に曲がるタイミングと方向を分かりやすく案内する「ここです案内」を搭載。シンプルで分かりやすい地図表示やメニュー表示とともに、「静電容量式パネル」によるスムーズな操作も実現した。

また、地上デジタルTVチューナーを搭載した大画面9V型「EZ-950」、ワンセグTVチューナーを搭載した7V型「EZ-750」および5V型「EZ-550」の3モデルをラインアップ。初めてナビに触れるユーザーにも使いやすいモデルとして市場展開する。

企画背景と製品の概要

同社ではこれまでカーナビゲーションとして、AVナビゲーション“彩速ナビ”を市場展開し、高速レスポンスで使いやすい各種ナビ機能や鮮やかで高画質な地図表示、さらに高音質なサウンド機能などで好評を得てきた。この“彩速ナビ”の開発で培ったナビ性能や映像技術を生かしたポータブルナビゲーションを市場投入。実績のあるAVナビゲーションに、ポータブルナビゲーションを加えてラインアップを拡充し、さまざまなニーズへの対応を図る。

今回、新たに展開するポータブルナビゲーションは、“彩速ナビ”で培ってきた技術、機能を生かし、シンプルでわかりやすく、はじめての方にも使いやすい商品を目指した。なかでも、「次に曲がる場所・タイミング・方向が分かりやすい」と好評を得ている機能「ここです案内」を“彩速ナビ”から継承し搭載。また親しみやすいよう、同機能を連想させる“ココデス”をシリーズの愛称とした。

操作系においても、“彩速ナビ”のスムーズな使い勝手で好評を得ている「静電容量式パネル」を搭載。スマホライクなフリック、ピンチ、タッチ操作ができ、指先での直感的な操作を実現している。

地上デジタルTVチューナーを搭載し大画面で地図と映像が楽しめる9V型「EZ-950」と、コンパクトなボディにワンセグTVチューナー搭載の7V型「EZ-750」および5V型「EZ-550」の計3モデルをさまざまなニーズに合わせてラインアップ。一般ユーザーだけでなく、宅配車やタクシーなどのB to B市場にも提案する。

「EZ-950」の主な特長

1．地図もAVコンテンツも大きな表示で楽しめる9V型の大画面を搭載

2．安定した受信性能でクリアな映像を再現する地上デジタルTVチューナーを搭載

電波が弱くてもクリアに地上デジタル放送を受信できる車載用受信システムを採用。より広いエリアで安定した受信を可能にする。さらに、テレビ用フィルムアンテナ「CX-P150R」（別売）を使用することで、地上デジタル放送の受信をさらに安定させることが可能。

3モデル共通の主な特長

1．同社AVナビ“彩速ナビ”の標準機能で、曲がるタイミングと方向の分かりやすさで好評の「ここです案内」を搭載

次に曲がるポイントや分岐点までの残距離をドライバーが正確につかめるよう画面表示とカウントダウンで案内する「ここです案内」を搭載。初めて行く場所や複雑な道など、不安な道中も分かりやすくナビ。

2．フリック、ピンチ、タッチなどの直観的な操作を可能にする「静電容量式パネル」を搭載

「静電容量式パネル」を搭載し、フリック、ピンチ、タッチなど指先での直感的な操作を可能にした。地図のスクロールや拡大縮小、各種メニュー操作も簡単かつスムーズに行なえる。

3．グレア処理した高コントラスト液晶パネルを搭載

グレア処理した高コントラスト液晶パネルを搭載し、メリハリのあるクッキリとした美しい地図描画と鮮やかな映像表示を実現。

4．初めてでも分かりやすい「メニュー表示&地図表示」

メニュー表示は大きなアイコンなどで使いやすいよう配慮。また、地図表示は3Dや交差点イラストなど見やすい市街図で目的地まで案内。

5．3軸のジャイロと3軸の加速度センサーによる「3Dセンサー」を搭載

3軸のジャイロと3軸の加速度センサーをポータブルナビゲーション用に最適化して搭載。「3Dセンサー」で車の傾きを高精度で検知し、山岳や立体駐車場などでも高い自車位置精度を実現※１。
※１：走行時の状況により実際の位置と誤差が生じる場合がある。その際、「3Dセンサー」による正確な測位ができなくなり、現在地(自車位置)マークが停止することがある。

6．GPS、および準天頂衛星「みちびき」とロシアの衛星測位システム「GLONASS（グロナス）」に対応

GPSに加え、準天頂衛星「みちびき」とロシアの衛星測位システム「GLONASS（グロナス）」に対応。これまで衛星を捕捉しにくかったビル街でも安定して衛星を捕捉※２でき、自車位置精度が向上。
※２：受信できる時間帯には制限がある。季節によって受信できる時間帯は異なる。

7．安心・安全をサポートする「逆走注意告知」と「ゾーン30エリア表示」を搭載

逆走の発生しやすい高速道路のサービスエリア内、パーキングエリア内で本体の電源をONにした際に画面で注意を促す「逆走注意告知」を搭載。また、歩行者や自転車の安全な通行を確保するために、時速30キロの速度規制を実施しているエリア（区域）を地図上に表示する「ゾーン30エリア表示」に対応している。

8．快適なドライブをサポートする各種ナビ機能

・50mスケールで道幅がわかりやすく、また、交差点名、施設などを表示する「詳細市街地図」
・都市部や幹線道路などの複雑な交差点をリアルなイラストで表示する「3D交差点イラスト表示」
・案内対象の交差点が近づくと子画面で拡大画像を表示する「交差点拡大表示」
・主要な幹線道路の分岐点情報を伝える「方面看板表示」
・市街地図で周辺の建物を再現した詳細なバーチャル3Dマップが表示される「3Dヘディングアップ」
・都市高速道路などの複雑でわかりにくいことの多い入口付近を立体的に表示する「ハイウェイエントランスガイド」
・高速道路などのジャンクションや分岐点の手前からドライバー目線のイラストを表示する「ジャンクションガイド」
・高速道路料金所のETCゲート/一般ゲートの案内を表示する「ETCレーンガイド表示」
・高速道路を降りる際に、利用料金を音声でお知らせする「高速道路料金音声案内」
・運転中、前方に踏切がある道路で事前に音声案内で注意を喚起する「踏切注意音声案内」
・初めての道などで見落としがちな一時停止の標識を画面と音声で案内する「一時停止表示」
・地図の縮尺は同じままで文字の大きさを大・中・小の3段階から選択できる「文字サイズ選択」

9．地上デジタル放送の視聴が可能※３

地上デジタル放送の視聴が可能※3。また、テレビ用フィルムアンテナ「CX-P150R」（別売）を使用することで、地上デジタル放送の受信をさらに安定させることが可能。
※３：地上デジタルTVチューナーは「EZ-950」に搭載。「EZ-750/550」はワンセグTVチューナーを搭載。

10．microSDカードでの映像（MP4）・音楽（MP3）・静止画（JPEG）の再生に対応

11．ナビゲーション画面と地デジ、ビデオ映像、静止画画面を左右に分割して表示する「地図&AV 2画面表示」

12．駐車時に後方を確認できるリアビューカメラ「CMOS-230」「CMOS-230W」に対応※４

※４：「CMOS-230」「CMOS-230W」を接続するにはリアビューカメラ接続ケーブル「CA-P150R」（別売）が必要。

13．車両のシガーソケット12V/24Vに対応し、幅広い車種での使用が可能

＊｢市場推定価格｣は、発売前の商品について、市場での販売価格を同社が推定したもの。なお、商品の実際の販売価格は、各販売店により決定される。

関連情報：https://www.kenwood.com/jp/car/portable-navi/

構成／土屋嘉久（ADVOX株式会社 代表）