F1は2021年シーズンからレースウィークの土曜日にスプリントレースを行なう新フォーマットを導入している。しかしその仕組みに、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)は”先が見えすぎる”としてさらなる改善を求めている。
F1は今週末ブラジルのインテルラゴス・サーキットでサンパウロGPが行なわれる。サンパウロGPは今シーズン6回予定されているスプリントフォーマットで争われる最後のレースだ。なおサンパウロGPは2021年のスプリント開始から毎年スプリントが行なわれている唯一のコースだ。
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今シーズン、スプリントフォーマットは2年続いた形式から、決勝のグリッドポジションに影響しない形へと改められた。
ただサインツJr.はこの形式でもスプリントが決勝レースの展望を明らかにしすぎてしまうと考えており、なんらかの改善を試みる必要があると主張している。
「今のところ(スプリントが)6戦で十分だというのには同意するよ。そして、土曜日の(スプリントが)日曜日のレースでどうなるのか、その展望を明らかにしすぎているというのにも同意する。スプリントは基本的に日曜日に見るレースの最初のスティントなんだ」
サインツJr.はそう語る。
「それだと役に立たないよ。ショーは決勝レースであって、グランプリだと思う。だからそれがはっきりしたなら、土曜日には何か別のことに挑んでみるほうが良い」
「それがリバースグリッドなのか? それともシングルラップの予選なのかは僕には分からない。でも今のスプリントフォーマットはF1が進めている実験だということを考えると、僕としてはどのフォーマットがベストなのかを確かめるために、実験を続けることには賛成だ」
「僕としては、今の土曜日(のスプリントが)日曜に向けて完全に適切なものだとは感じられていない、ということなんだ」
なおサインツJr.は仮にレースウィークのフォーマットを自分が決められるとしたら、現在の3日制から短縮した”2日制”にすることも考慮するという。
2日制のF1はコロナ禍真っ只中の2020年にエミリア・ロマーニャGPで実施されている。その際は90分間のフリー走行1回行なって予選へと進み、翌日に決勝というながれだった。
「正直に言うと、僕は普通のレースウィークが好きなんだ。だからもし自分で選べるそれに戻したい」
「それはファンのためでもあり、より多くのショーを行なうためでもある。僕としてはFP1だけを走って予選をするようなチャレンジも好きだし、良いと思うんだけどね。エンジニアにとっても僕らドライバーにとってもよりチャレンジングかつ楽しいものになると思う」
「FP1、予選そして決勝レースという形なら土曜と日曜の2日間だけでいいかもしれない。でもそれは僕が選ぶことじゃないから、重要なことではないね」
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逆走は縁石やコースアウト時のスペース確保で無理なのは百も承知です(ピットレーンのレイアウトは通常ピットインを禁止にすれば逆走は可能)