スーパーGTにとって6年ぶりの海外戦となる第3戦セパン。実はこのレースでは、トヨタ陣営にとってシリーズ歴代記録の更新がかかっている。それが、「同一のメーカーによるGT500連勝記録」である。
スーパーGTはサクセスウエイト(ウエイトハンデ)の制度もあり、多くのチームやメーカーに勝利のチャンスが与えられるフォーマットとなっている。そのためひとつのメーカーが長らく勝利を独占することは容易ではないのだが、最近のトヨタ・GRスープラは昨年の空力特性変更も追い風に強さを増し、2024年第5戦~2025年第2戦にかけて6連勝を記録している。
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ただこの6連勝は、1998年第4戦~1999年第2戦にかけてホンダ・NSXも記録しており(ノンタイトルのオールスター戦は除く)、現状はタイ記録。トヨタ陣営が今回のセパン戦を制して7連勝とすると、30年を超えるスーパーGTの歴史の1ページが書き換えられることになる。
セパンの予選では、海外戦との相性も良い19号車WedsSport ADVAN GR Supraがポールポジションを獲得。しかしホンダ勢も、2番手に8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT、3番手に64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTが食い込み、虎視眈々と勝利を狙っている。
ホンダ・レーシング(HRC)の佐伯昌浩ラージ・プロジェクトリーダー(LPL)は予選後、「セパンは冬のテストで毎年のように走り込んでいますが、1発タイムを出すような走行はしていないので、かなり緊張感の高い予選になりましたね」と総括。ホンダ陣営は、前述のARTA 8号車やModuloのように良いアタックができた車両もあった一方、ARTA 16号車が最下位に終わるなど、結果がばらけたと振り返った。
ちなみに16号車の苦戦についてARTAに聞くと、アタックまでにタイヤが温まりきらなかったとのこと。Q1では各車が本格的なアタックに入るまでの周回数がばらけていた印象で、それぞれの選択したタイヤとコンディションを鑑みてアタック手順を試行錯誤していたものと推察される。
件の連勝記録の話題について尋ねると「記録は抜かれたくないものですから、頑張って明日阻止したいと思います!」と意気込んだ佐伯LPL。セパンでの300kmレースの鍵になりそうな部分については、ピックアップ(タイヤかすなどが付着してタイヤの性能が低下すること)を挙げた。
「最近はここでレースをやっていませんが、例年のウインターテストでは午後にピックアップに悩まされ、タイムが出ない状況に陥ることがあります」
「今使っているタイヤコンパウンドでレースをスタートした時、GT300の集団に追い付いてレコードラインを外しはじめると何が起きるのかは、まだちょっと読めないですね」
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