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スズキ新型「ハヤブサ」の電子制御システムを解説!【隼から学ぶ最新バイクのハイテク装備】

掲載 更新 1
スズキ新型「ハヤブサ」の電子制御システムを解説!【隼から学ぶ最新バイクのハイテク装備】

新型ハヤブサの目玉装備のひとつが最新電子制御デバイスの搭載。パワーモード切替こそあったが、これまで大きなアップデートがなかっただけに、今回の「S.I.R.S.」(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)の搭載で制御レべルも大きく飛躍している。ここでは、新型ハヤブサにどのような機能が備わったのか、細かく紹介していこう。

パワー、トラコン、アンチリフト等を好みに応じて6つのモードで統合制御
SDMS-α

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先代ハヤブサにはパワーモードを3段階に切り替える「S-DMS」が採用されていたが、今回の「SDMS-α」はその発展版と言うべき内容。パワーモード、トラクションコントロール、アンチリフトコントロール、エンジンブレーキコントロール、クイックシフターを統合制御するもので、あらかじめ設定されているプリセットメニューが3段階、ユーザーの好みのセッティングを保存できるモードが3段階の、合計6段階の中から切替可能だ。

待望のIMU搭載で制御レベルが一気に進化!
IMU

いまや電子制御に欠かせないIMU(慣性計測装置)。新型ハヤブサはボッシュ製の6軸IMUを搭載。トラクションコントロール、アンチリフト、アクティブスピードリミッター、クルーズコントロール、モーショントラック・ブレーキなどにこのデータを使用する。

「S.I.R.S.」の主要機能を一挙紹介
トラクションコントロール
前後輪の速度やIMUからの走行状況情報をもとに、後輪のトラクションを失ったとコンピューター(ECM)が判断した場合にパワーを抑えるシステム。10段階設定でOFFも選択可能。



パワーモード
パワー特性を好みの3段階の中から選ぶシステム。モード1と2はスロットルレスポンスは異なるが、アクセル全開時にはフルパワーとなる。



クイックシフトシステム
いまやスポーツバイクだけでなく、ツアラーにも必需品となりつつあるクイックシフター。クラッチを使わずシフトアップ/ダウンが可能で、フィールの異なる2段階+OFFを用意。



アンチリフトコントロール
いわゆる「ウイリーコントロール」で、急加速時にフロントホイールがリフト、ウイリーしてしまうリスクを下げるためのもの。10段階の中から設定可能で、OFFにもできる。



エンジンブレーキコントロール
好みに応じてエンジンブレーキの効きの強弱を設定できる機構。急減速時や急激なスロットルオフ、シフトダウン時などに有効。3段階の中から効きを選べ、OFFも可能。



ローンチコントロール
サーキット走行やゼロヨン計測などに役立つ機能。4000rpm、6000rpm、8000rpmに合わせて作動する3段階が用意され、急発進時のウイリーを抑える。解除も可能。



アクティブスピードリミッター
標準装備されるクルーズコントロールの別機能ともいうべきもので、設定した速度以上のスピードが出ないようにする機構。市販二輪車では初搭載。走行中でも任意に解除可能。



モーショントラックブレーキ
直進時だけでなく、コーナリング時にもABSの制御が可能で、IMUからの走行情報をもとに適切なブレーキの油圧を制御、コーナリングをしている最中のパニックブレーキにも対応。



ヒルホールドコントロール
坂道で停止した際に30秒間リアブレーキをかけ、発進をアシストしてくれる。下り勾配に応じてABSの制御を最適化する「スロープディペンデントコントロール」も装備されている。

まとめ:オートバイ編集部

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みんなのコメント

1件
  • いろんな(優秀な)電子制御システムが搭載されていくのは大変素晴らしいことだと思うし、安全面からしてもとても好ましいことだと思われます、決して否定はしません。
    でもその分、ライダーが介入できる領域が少なくなり、運転技術が向上し辛くなると考える、これでいいのかな?…っとも思ってしまいます。

    まあ、あれだけパワー等があるようなモンスターバイクだと、既に一般人がコントロールできる範囲を超えているのだろうとも考えます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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