キャンピングカーに、プロユースに
FCAジャパンは、フィアットの商用車部門、フィアット プロフェッショナルのベストセラーであるDUCATO(デュカト)を、キャンピングカーのベース車両として正式導入することを決定。同社は新たにデュカト専用の販売ネットワークを構築する予定だが、車両架装を専門とする法人、既存のFCAジャパン並びにグループPSAジャパンの正規ディーラーなどを主な候補として、そのネットワークを全国から幅広く募集するという。デリバリー開始は2022年下半期を予定している。
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フィアット プロフェッショナル・デュカトは、日本最大のキャンピングカー・イベントである「ジャパン キャンピングカー ショー2022」(2月10日~13日)にて日本市場に初登場。デュカトは、活況を呈するキャンピングカー市場からの期待に応えるモデルであり、同時にヨーロッパ同様、物流や輸送といった多様な商用車セグメントにおいても革新をもたらすものだという。デザインを一新したエクステリア、多彩な快適および安全装備を備えるデュカトは、レジャー志向のユーザーだけでなく、プロフェッショナルとしての使用を想定するユーザーに対しても、大きなメリットを提供するとのこと。
日本市場初導入となるデュカトは、2020年に誕生40周年を迎え、2020年と2021年にはヨーロッパにおける小型商用車のベストセラー・モデルとなった。2020年の世界販売台数は約15万台、欧州商用車市場ではシェア7割に及ぶという。
バリエーションは3種類
2022年モデルとして、以下の3種類(標準、そのロングホイールベース版、さらにそのハイルーフ仕様の、3バリエーション)が導入される。なお、以下の数値はすべて欧州仕様参考値だ。
• L2H2:全長5,413mm、全幅2,050mm、全高2,524mm、ホイールベース3,450mm、室内スペース11.5m3
• L3H2:全長5,998mm、全幅2,050mm、全高2,524mm、ホイールベース4,035mm、室内スペース13m3
• L3H3:全長5,998mm、全幅2,050mm、全高2,764mm、ホイールベース4,035mm、室内スペース15m3
最大積載重量は、L2H2が1,645kg、他は1,540kg。
日本に導入されるデュカトは、最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生する、MULTIJET3ディーゼルエンジンを搭載。これに、スムーズな作動を特徴とする9速オートマチック・トラスミッションが組み合わされる。
また、デュカトには、乗用車セグメントに準じるパッシブ・アクティブセーフティ機能が搭載されている。スピード・リミッター、予期せぬ障害物に遭遇した場合のブレーキ制御(フォワードコリジョンウォーニングおよび歩行者検知付き衝突被害軽減ブレーキ)、クルーズコントロール、レーンデパーチャーウォーニングなどを装備。さらに従来型のミラーを廃止し、デジタル処理したリヤビュー画像を表示するデジタル・ルームミラーも装着。
未架装のメーカー希望小売価格は4,690,000円(税込)から。
公式サイト:https://www.fiat-auto.co.jp/professional/ducato/
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