現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > HWAが2021年のFIA F2参戦ドライバーを発表。アレッサンドロ・ナニーニの甥マッテオはFIA F3と掛け持ちで年間45レースを戦う

ここから本文です

HWAが2021年のFIA F2参戦ドライバーを発表。アレッサンドロ・ナニーニの甥マッテオはFIA F3と掛け持ちで年間45レースを戦う

掲載 更新 1
HWAが2021年のFIA F2参戦ドライバーを発表。アレッサンドロ・ナニーニの甥マッテオはFIA F3と掛け持ちで年間45レースを戦う

 HWAは、2021年シーズンのFIA F2を戦うドライバーラインアップを発表。マッテオ・ナニーニとアレッシオ・デレッダというふたりの若手ドライバーをF2にステップアップさせることを明らかにした。

 元F1ドライバーのアレッサンドロを叔父に持つナニーニは昨年、イェンツァーからFIA F3に参戦。戦闘力の低いチームながら、カタルニア・サーキットで行なわれた第6戦ではレース1で10位、レース2で3位に入賞した。このラウンドでナニーニが稼いだ11ポイントが、昨シーズンのイェンツァーの全得点となっている。

■F3参戦の岩佐「結果を残せるよう全力を尽くす」……ハイテックはレッドブルと関係強化

 一方のデレッダは、2輪レースから4輪レースに転向した経歴を持つ現在26歳のドライバー。2019年からの2シーズンはカンポスに所属してFIA F3を戦ったが、入賞は記録できておらず最高位は16位となっている。昨年のシリーズランキングは34位だった。

 そして何と言っても驚きなのが、ナニーニは既にHWAからのFIA F3参戦も発表されているということ。つまりナニーニはF1直下のふたつのシリーズにダブルエントリーするということになる。

 これまでFIA F2とFIA F3は、F1のサポートレースとして基本的に同じ週末にレースを開催してきた。しかしコロナ禍の影響を受けた2021年からはコスト削減策の一環としてフォーマットが変更。1ラウンド2レース制から3レース制に変更することでラウンド数を減らし、F2とF3がそれぞれ別々の週末に開催されるようにスケジュールが調整されたのだ。

 これにより今季からFIA F2とFIA F3の両方に参戦することが可能になったのだが、ナニーニはそのダブルエントリーを発表した初めてのドライバーとなった。2021年、F2では8ラウンド24レース、F3では7ラウンド21レースが開催されるため、ナニーニは年間で45レースを戦うということになる。

 なお、ナニーニは昨年末にバーレーンで行なわれたF2テストにロベルト・メリと共にHWAから参加しており、F2マシンは経験済みだ。

「このような忙しいシーズンを楽しみにしているよ!」

 ナニーニはそう語った。

「2021年だけで45レースを戦うことは大変だと思うけど、その準備はできているし、F2とF3の両方でレースをする機会を通じてドライバーとして成長するつもりだ」

「F2に参戦するのは初めてだ。簡単ではないと思うけど、できるだけ多くのことを学びたいと思っている」

「F3での2年目に関しては自信を持っているし、HWAが競争力のあるパッケージを提供してくれると確信している」

 一方のデレッダは次のようにコメントした。

「これは僕が何年も待ち望んでいた新たな経験だ。このようなレベルの高い選手権で自分のスキルを試せることにワクワクしている」

「HWAのような経験豊富なチームと一緒に戦うことで、僕たちは共に成長していけると思う」

 アーデンのエントリーを引き継ぐ形で2020年からFIA F2に参戦しているHWAは、同年にアーテム・マルケロフとジュリアーノ・アレジを起用。アレジのMPモータースポーツ移籍に伴い、終盤3ラウンドはジェイク・ヒューズとテオ・プルシェールがステアリングを握った。ただチームとして高い競争力を発揮することはできず、チームランキングは11チーム中10位だった。

 今回のドライバー発表に際し、HWAのチーム代表であるトーマス・ストリックは次のようにコメントした。

「我々はチームにとって良いドライバーの組み合わせを見つけた。若くて才能あるドライバーと、もうひとりは少し年長だがこちらも野心のあるドライバーだ」

「我々はマッテオをあえて両方のシリーズに参戦させることを決めた。その利点は、若いドライバーがF1のようなハイパフォーマンスマシンに早く慣れることができるということだ。F2のマシンのパフォーマンスはそれ(F1マシン)に匹敵するレベルになってきているのだ」

関連タグ

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン、アメリカでの3戦で使用するスペシャルヘルメットを発表。ライトブルー基調に
フェルスタッペン、アメリカでの3戦で使用するスペシャルヘルメットを発表。ライトブルー基調に
AUTOSPORT web
テスラ モデル 3、新グレード「パフォーマンス」を追加…最高速度262km/h
テスラ モデル 3、新グレード「パフォーマンス」を追加…最高速度262km/h
レスポンス
ハコスカなんて偏平率82%よ! 昭和の時代は薄っぺらいタイヤが履けなかったって知ってた?
ハコスカなんて偏平率82%よ! 昭和の時代は薄っぺらいタイヤが履けなかったって知ってた?
ベストカーWeb
10年目にして一新! マツダ「ロードスター」は事実上のモデルチェンジ!? ドライビングファンは現代版ロータス「エラン」でした
10年目にして一新! マツダ「ロードスター」は事実上のモデルチェンジ!? ドライビングファンは現代版ロータス「エラン」でした
Auto Messe Web
フォルクスワーゲン、「Polo GTI」誕生25周年記念限定車「Edition 25」を発売開始
フォルクスワーゲン、「Polo GTI」誕生25周年記念限定車「Edition 25」を発売開始
月刊自家用車WEB
テスラ モデル3に爆速モデルが登場! 0→100km/加速タイムはなんと3.1秒だ!!
テスラ モデル3に爆速モデルが登場! 0→100km/加速タイムはなんと3.1秒だ!!
Webモーターマガジン
トヨタの大きなカクカク「最新SUV」発売! ゴツさ満点&快適車中泊な仕様も登場!? 新250のアイテムとは
トヨタの大きなカクカク「最新SUV」発売! ゴツさ満点&快適車中泊な仕様も登場!? 新250のアイテムとは
くるまのニュース
[カーオーディオ・プロショップに行こう♪]プロなら、使い勝手の良い「サブウーファーボックス」を作れる!
[カーオーディオ・プロショップに行こう♪]プロなら、使い勝手の良い「サブウーファーボックス」を作れる!
レスポンス
新しいマツダのセダン、EZ-6登場!──GQ新着カー
新しいマツダのセダン、EZ-6登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
【ドゥカティ】ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で開催されたイベント「Ducati Day 2024」のレポートを公開
【ドゥカティ】ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で開催されたイベント「Ducati Day 2024」のレポートを公開
バイクブロス
ノーマルシビックに羽根を授ける! モデューロが新たな実効空力テールゲートスポイラーを公開!
ノーマルシビックに羽根を授ける! モデューロが新たな実効空力テールゲートスポイラーを公開!
ベストカーWeb
楽天市場お買い物マラソンで MAXWIN のドラレコなどが最大20%OFF!
楽天市場お買い物マラソンで MAXWIN のドラレコなどが最大20%OFF!
バイクブロス
日産自動車、北京モーターショーで4車種の新エネルギー車のコンセプトカーを公開
日産自動車、北京モーターショーで4車種の新エネルギー車のコンセプトカーを公開
月刊自家用車WEB
FIA F2バルセロナ・インシーズンテストがスタート。初日はマクラーレン育成ボルトレートが最速
FIA F2バルセロナ・インシーズンテストがスタート。初日はマクラーレン育成ボルトレートが最速
AUTOSPORT web
高速道路でクルマが故障! 「謎の△」無いと罰金6000円!? 使い方わからない人も多い「三角表示板」とは
高速道路でクルマが故障! 「謎の△」無いと罰金6000円!? 使い方わからない人も多い「三角表示板」とは
くるまのニュース
こんないいクルマあるなら日本で売ってよスズキさん! 乗りたい欲が抑えきれない「海外専売モデル」4台
こんないいクルマあるなら日本で売ってよスズキさん! 乗りたい欲が抑えきれない「海外専売モデル」4台
WEB CARTOP
あえて今、「マニュアル車」という選択肢! “電動化時代”におけるその存在意義とは
あえて今、「マニュアル車」という選択肢! “電動化時代”におけるその存在意義とは
Merkmal
マツダ「CX-80」を世界初公開! 最上級3列シートの新型SUV、日本での発売はどうなる?
マツダ「CX-80」を世界初公開! 最上級3列シートの新型SUV、日本での発売はどうなる?
くるくら

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村