20数年相棒にしているボルボで参加
クラシックカー人気が続くなかでこれまで以上に注目されるようになったのが、昭和なクラシックカーに乗っている「旧車女子」たちだ。今回は、愛媛で行われた「ミルキーウェイ」で見かけたボルボ「アマゾン122S」に乗る女性オーナーを紹介します。
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MG「B」にひと目惚れして購入!「もうすっかり姉妹でミル中です」
「もう、なんというかミルキーウェイ中毒ですよね」
そう話すのは長年姉妹で参加しているという久米直子さん(妹)、矢野淳子さん(姉)。1969年式ボルボ「アマゾン122S」で、地元愛媛県松山市からの参加だ。 「私は医療関係の仕事をしているのですが、11月の第2週は何がなんでも休ませてもらっています」
と直子さんが言えば
「本当よね~、この日が休めるなら盆暮れ正月の出勤はいとわないもんね」
と淳子さんが、その熱中ぶりを話す。
そもそもふたりはなぜヒストリックカーイベントに参加しようと思ったのだろうか。
「昔、家族で出かけたときに見かけたMG Bがすごくかっこいい! と思ったのがきっかけです。その後は、ヒストリックカーに縁がなかったのですが、20歳のときにテレビニュースで、ミルキーウェイ一行が双海シーサイドに集まるということで見学に行きました。でも私の到着が遅くて、イベントの跡形もありませんでした」(直子さん)
せっかく取得した運転免許証。自分が憧れたクルマに乗るのも良いなと、個人売買でMG Bを手に入れた直子さんは、翌年にはミルキーウェイに初参加することに。
「今でこそふたりで参加していますが、当時は淳子の息子も一緒にミルキーウェイを楽しんでいたんです。まだ幼児ということで、膝の上に抱いての参加でしたが、その後の法規制でチャイルドシートの装着が義務化され、3人で楽しめるクラシックカーを探した結果、現在のボルボとなりました」
息子さんも大きくなり、現在は姉妹ふたりでの参加になるが、以降20数年の相棒は変わらずボルボである。
車検整備や保険といった費用は2人で折半し維持
その姉妹が乗るボルボは、アマゾンというネーミングで1956年にデビュー。生産を開始するとドイツのモーターサイクルメーカーであるクライドラーが名称の商品登録をしていることが判明。1959年以降は本国スウェーデン以外の国では121がベーシックモデル、ツインキャブの高性能版が122Sと改称された面白いエピソードがある。
1970年までの14年間に及ぶ生産台数は66万7323台。日本にも北欧自動車により1269台が輸入されヤナセが販売。姉妹のクルマは1969年製ツインキャブレターが装着された122S、ハンドル位置は右側で、km表示のスピードメーターということからも正規輸入車ということがわかる。
普段はふたりの実家に保管し、車検整備や保険といった費用は折半して維持している。パッと見た感じクルマの雰囲気全体や、内装もまだしっかりしているという印象だが……
「最初はちゃんと聴けていたラジオも、いつの間にか鳴らなくなってしまいました」と直子さん。
「機関は調子いいのですが、ボディの裏とかに痛みが出てきましたね」と淳子さんは語る。
とはいえ、所有して20年以上特に大きなトラブルはないということで、お金をかけずにクラシックカーで遊ぶという姉妹のコンセプトは、ぴったりの趣味車選びだったといえる。
姉妹が長年楽しんだミルキーウェイブルーアイランドラリーは2024年の今回が最終回。
ホンダスポーツのレストアで定評のあるガレージイワサ代表岩佐三世志さんも、長年このミルキーウェイを楽しんでいたひとりだが、スキューバーダイビングを趣味とする淳子さんは、これまでも何度も話していた岩佐さんに、同じ趣味があることを今回初めて知り驚いたと話す。
「岩佐さんが年に数回、四国にダイビングに来ていることも知って、今度一緒に潜ろうという話になりましたけど、別の趣味でもご一緒したいと思うのは、ミルキーに来ていた人たちの温かい人柄なんでしょうね。こうした縁は嬉しいです。姉をミル沼に落とした私も当然、ミル中毒なので、来年(2025年)からはどうしようかなと寂しいですね、他のイベントに出かけようかなとも思っていますが……ラリーは無くなってもミルキーウェイはツーリングなどカタチを変えて継続する噂もあるので、それに期待します」
姉妹だけでなく県内外にたくさんのミル中患者を生んだ“ミルキーウェイブルーアイランドラリー”多くの人たちに惜しまれながら、今回を持ってラリーは幕を閉じた。
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みんなのコメント
ボルボも調子良いですかー?
京都のいっちゃんです。ミルキー終わっちゃいましたけど、またどこかでご一緒できたら嬉しいです!