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【ねらいは?】ホンダ・フィット1年目の改良 最近のクルマが頻繁に「改良」されるワケ

新車販売不振に対するテコ入れ?

text:Kenichi Suzuki(鈴木ケンイチ)

【画像】このタイミングで「モデュ―ロ」も出たゾ【フィット「モデューロX」を見る/ノーマルと比較】 全97枚

editor:Taro Ueno(上野太朗)

ホンダは6月にフィットの一部改良を実施した。

これは2020年2月の新型モデル登場から、わずか1年ちょっとというタイミングだ。

通常であれば、一部改良やマイナーチェンジというのは2年ごとというのが、自動車業界での通例。

短すぎるタイミングというのは、「販売へのテコ入れ」だろうか? との思いがよぎる。

なぜなら、新型フィットの販売は、ライバルであるトヨタのヤリスに大きく差をつけられているからだ。

一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表する「乗用車ブランド通称名別順位」をみると、2020年1~12月のフィットの成績は4位(9万8210台)。

一方、ヤリスは堂々の1位(15万1766台)だ。日産のノートは9位(7万2205台)となっている。ノートは下すもののヤリスには届かなかったのだ。

しかし、今回のフィットの一部改良の内容を詳しくチェックしてみれば、それだけではないようだ。

今回の内容はコネクテッド系サービスの進化と特別仕様車の追加であったのだ。特別仕様車の追加は販売のテコ入れだろうが、コネクテッドサービスの進化は、マイナーチェンジというよりも、もっと小さな改良。

まさに文字どおり、ほんの一部の改良であったのだ。

増えるコネクテッド&ADAS系の一部改良

実のところ最近は、こうした今回のフィットのようなマイナーチェンジ未満の一部改良が増えている。

ちなみに、同じく昨年発売開始となったトヨタのヤリスも、今年の5月10日に一部改良をおこなっている。

こちらは、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールの標準装備。いわゆるADAS(先進運転支援システム)の改良である。

また、ホンダのNボックスも2020年のマイナーチェンジの前年となる2019年に一部改良を実施している。この一部改良もADAS系の進化であった。

こうしたADAS系やコネクテッドサービスは最近に登場したばかりであり、まだまだ成長過程にある技術だ。

そのため、その進化は日進月歩。当然、ユーザーは最新の技術が搭載されていてほしい。

それに対応するには、昭和の時代から続く「マイナーチェンジ/改良は2年ごと」という慣習は馴染まないのだろう。

その結果、外観の変更もあわせて改良するマイナーチェンジとは別のタイミングで「一部改良」でアップグレードすることが増えているのだ。

「2年ごと」やめたスバルとマツダ

そうした2年ごとのマイナーチェンジ/改良をすでにやめているメーカーがある。

それがスバルとマツダだ。

どちらのメーカーも、すべてのモデルは、ほぼ毎年のように改良を実施しているのだ。

こうした頻繁な改良は、商品力を高く維持するには効果的だ。スバルやマツダのように、少数の熱烈なファンが支えるというカラーの強いメーカーにとっては、有効な手段といえるだろう。

また、スバルとマツダは、トヨタやホンダなどと比べれば規模が小さく、車種も少ない。そういう意味で、毎年の改良という面倒くさいこともやりやすいのだろう。

しかし、毎年のような改良にはデメリットがある。

当然、コスト高になり、その費用は新車価格となってユーザーが負担することになる。

また、クルマを購入したユーザーにとっても、「翌年にすぐ改良される」ことは、あまり愉快なことではないだろう。

「2年ごとの改良」は、逆にいえば「2年のあいだは変わらない」を意味する。昭和から長く続く慣習にも、よいところがあるのだ。

通信機能の進化 アップデート容易に?

しかし、ADASとコネクテッドの進化は、そうした慣習を待ってくれるほどゆっくりではない。

その対応として、新しい動きが出てきた。

それが「ソフトウェアのアップデート」を販売済みのクルマにも対応するという動きだ。

トヨタは2020年9月から、先進運転支援システムの「トヨタ・セーフティ・センス」のソフトウェアのアップグレードを、販売済みの車両に実施すると発表している。

同じく、マツダも今年の2月に「商品性向上を目的とした制御プログラムなどの最新化サービス開始」と、同様のアップグレード・サービスの実施をアナウンスしている。

また、最新機能としてOTA(オーバー・ザ・エア)という技術の実用化も間近だ。

これは車載の通信機器を使って通信でソフトウェアをアップデートさせるというもの。

これまではカーナビの地図データなどでは実用化されていたが、クルマ本体の制御ソフトウェアのアップデートはおこなわれていなかった。

しかし、コネクテッド技術やADAS機能の進化にともない、OTAの必要性は高まるばかり。実用化される日は、それほど遠くないだろう。

OTAが実用化され普及すれば、進化の激しいADASやコネクテッド機能への対応は、飛躍的に簡単になる。

そうなれば、メカニカルな部分の改良は、じっくりと時間をかけるようになるのかもしれない。

つまり、OTAの普及とともに、また2年ごとの改良/マイナーチェンジが優勢になる可能性も高まる。

まだまだ、改良/マイナーチェンジのタイミングは、決まらないということだ。

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