スーパーGT第4戦富士の決勝日、2027年シーズンから各クラスのタイヤをワンメイク供給するメーカーがついに発表された。事前の噂通り、GT500はブリヂストン、GT300はダンロップ(住友ゴム)である。
複数メーカーによるタイヤ開発競争は長らくスーパーGTの魅力であり特色であったが、来シーズンからはワンメイクタイヤでの戦いとなる。コンパウンドはソフト、ミディアム、ハードの3種類に分かれ、それぞれサイドのレターが色分けされることになるため、ファンにとっても各車がどんなタイヤを履いているのかを視認できるようになり、レースの展開・状況をより把握しやすくなるはずだ。
■GT500はブリヂストン、GT300はダンロップ! スーパーGT、ワンメイク化する来季以降のタイヤサプライヤーを発表
各大会において、GT500は最大3種類のコンパウンドの持ち込みが可能。GT300は大会毎に事前に指定された2種類のコンパウンドの中から、持ち込みタイヤを選ぶことになる。
現在でもGT500の14台中12台にタイヤを供給しているブリヂストン。ワンメイク化の来季も、今シーズンのスペックをベースにした運用がなされる方向だという。ソフト、ミディアム、ハードの各コンパウンドあたり構造違いで3種類ずつに分かれており、合計9スペック存在する形。開催サーキットに合わせて適切なものを3種類チョイスする形になるようだ。
ただGTAの坂東正明代表は、コスト削減や環境配慮という観点から「BSにはレンジ(作動領域)を広げて、コンパウンド3種類、構造は1種類という形に持っていっていただきたい」としており、合計のスペックも将来的には収束していく形になりそうだ。
持ち込みタイヤセット数は、300kmレースはドライ4セット、ウエット5セット。セパン戦(300km)はドライ5セット、ウエット6セットで、3時間レースはドライ6セット、ウエット7セットだ。
なお、決勝で複数種類のコンパウンドを使う義務が発生するのか、従来通り予選で使用したタイヤを決勝スタートタイヤで履く義務があるのか……この辺りの規則整備は鋭意協議が進められているようだが、現状は確定していない部分も多いようだ。
各メーカー、契約期間は2029年まで。少なくとも3シーズンは、スーパーGTの足元を支えていくことになる。ブリヂストンと住友ゴムの代表者が意気込みを語った。
ブリヂストンのグローバルモータースポーツ推進部門長、内田達也氏は次のように述べた。
「日本のモータースポーツの頂点、大きな柱であるスーパーGTに我々も是非とも貢献したいという形で、今回GT500をワンメイクでサポートさせていただくことになりました」
「我々としても光栄ですし、ワンメイクになってからもさらにGT500が盛り上がるように、タイヤにもぜひ注目をしていただきたいです。色んなチームが色んな作戦をとると思いますので、そういったところをメディアさんにも取り上げていただき、一緒に盛り上げていければと思っております」
一方でダンロップがワンメイク供給することになるGT300クラスは、複数の車両規定、複数の駆動形式の車両が入り乱れており、タイヤコンペティション時代はメーカーが各チームに合わせてオーダーメイド的なタイヤ供給を行なってきた。ワンメイク化で全てのチームに公平・公正なタイヤ供給をしていくことはかなりのチャレンジになるだろう。
住友ゴムの取締役常務執行役員、津崎正浩氏も、「公平・公正」な環境づくりをするという重責を担うことになるとコメントした。
「このような素晴らしい機会をいただけましたこと、GTアソシエイションの関係者の皆様、チーム関係者、ドライバー、そしてファンの皆様に心より感謝申し上げます」
「モータースポーツは挑戦の舞台でございます。私どもダンロップは、引き続きさらなる挑戦をし、そして挑戦する方々を足元から全力でサポートしてまいります。全力でサポートしてまいります」
「来年度からは、GT300の全ての足元を支えていくという重責を担わせていただきます。しっかりと準備をして、安全で、そして公平・公正な競技環境を提供できるよう努力してまいります。またスーパーGTの発展にタイヤサプライヤーとして全力で貢献してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」
なお、第4戦富士の翌日8月3日(月)には早速居残りのタイヤテストが実施される。GT500は各メーカーの開発車両が参加、GT300も来季に向けた開発用タイヤのテストを行なうのは数チームに限定されるものの、その他のチーム向けにも現行のダンロップタイヤをテストする機会が提供されるようで、グリッドの半数近いマシンが走行することになりそうだ。
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みんなのコメント
まあ、空力とエンジンメーカーによる差はあるだろうけど
これでタイヤ戦争も終わり
どんどん共通化が進む
だったらサクセスウエイトやめて欲しい
純粋な最速バトルが見たい