7月26日、横浜ゴムは、8月13日から同19日にかけて、タイと隣国ラオスで開催されるAXCRアジアクロスカントリーラリー2023に参戦予定のチーム三菱ラリーアート、およびTOYOTA GAZOO Racingインドネシアに、ヨコハマタイヤのマッドテレーンタイヤ『GEOLANDAR(ジオランダー)M/T G003』を供給すると発表した。
AXCRは東南アジアを舞台に1996年にスタートしたクロスカントリーラリーであり、アセアン地域最大級のFIA国際自動車連盟公認ラリーイベントだ。タイとカンボジアで開催された昨季2022年大会では、ダカールラリー“2連覇王者”の増岡浩が率いるチーム三菱ラリーアートが、ジオランダーを装着した『ミツビシ・トライトン』で初参戦・初優勝を達成している。
三菱ラリーアートAXCR連覇への挑戦。新型トライトン投入で、ミツビシらしさの表現と技術の継承を体現
タイのタントスポーツが運営し日本の三菱自動車が技術支援を行う同チームは、今シーズン新型トライトンを投入するとともに、日本人ラリードライバーの田口勝彦を招聘。前年覇者のチャヤポン・ヨーター、AXCR初参戦で5位入賞を果たしたリファット・サンガーとともに3台体制で大会2連覇に挑む。
横浜ゴムは、そんなミツビシチームを足元から支えるべく、2022年に引き続き『ジオランダーM/T G003』を供給する。なお、今季新たに導入される完全新設計のトライトンT1仕様は前年よりもナロートレッドの“235/80R17”というタイヤサイズを採用している。これは開催時期が現地の雨季にあたる2023年大会を見据えた変更であり、タイヤの面圧を高めることでマッディな路面での走破性向上を狙ったものだ。
■青木拓磨、塙郁夫を擁するTGRインドネシア
横浜ゴムは、同大会において各国から参戦するさまざまなチームをサポートする。チーム三菱ラリーアートと同じく3台体制でAXCR2023に参戦するTOYOTA GAZOO Racingインドネシア(TGRインドネシア)はそのうちの1チームだ。
青木拓磨と塙郁夫、トゥバグス・アディ・モレンシャディを起用するTGRインドネシアは2022年に3位表彰台を獲得している有力チーム。引き続き『トヨタ・フォーチュナー』を過酷なクロスカントリーラリーに投入する。
ドライバーのひとりである元WGPライダーの青木は、2007年から横浜ゴムとともにAXCRに参戦しており、これまでの最高位は2011年の総合3位だ。昨年は姉妹車をドライブした塙に次ぐ総合4位で、惜しくも表彰台に届かず。今季はそのリベンジを果たすべく12年ぶりのポディウムフィニッシュを目指す。
8月13日(日)にタイのパタヤでスタートが切られる第28回アジアクロスカントリーラリー2023は、山岳部やジャングル、泥濘路など変化に富む過酷なステージを経て、19日(土)に隣国ラオスのパクセーでフィニッシュを迎える。2カ国に跨って開催されるラリーの総走行距離は約2000kmに上る。
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