アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、今回のイギリスGPから試験導入がなされたスプリント予選レース後にこれからは「ダークサイド」にいるつもりだと語った事に関し、卑怯な手が許されるならその“ルール”に則ってレースをするまでだと語った。
新フォーマットのスプリント予選レースでは、アロンソは予選11番手からスタートで5番手まで大きくジャンプアップするなど、注目をさらった。しかしアロンソは、スプリント予選レース中に後ろから迫るマクラーレン勢に対しブレーキング時に進路を変えたとして、スチュワードから警告を受けた。
■ロケットスタート見せたアロンソ、”ダークサイド”に堕ちる!?「これまでの9レースは逆の立場だったけど……」
アロンソは、ウィービングに関し「今季残りの期間は、”ダークサイド”にいる」と語ったことについて聞かれ、オーストリアGPでのトラックリミットの取り締まりを引き合いに出して説明した。
オーストリアGPの決勝レース1周目では、ターン1でコース外を回ったドライバーに抜かれたが、ペナルティの対象とならなかったことにアロンソは不満を漏らしていた。
「昨日のコメントは、僕がこれまで常にクリーンなドライバーとしてレースをしてきて、これからもキャリアを通じてそうあり続けるという意味だ」と彼は言う。
「正直言って、僕はライセンスにペナルティを科されていない数少ないドライバーだとも思う」
「でも、オーストリアGPでルールを守った僕が少し馬鹿を見た。僕らはレースディレクターと話をしようとするけれど、いつも全部についてしっかりとした答えが無いまま、みんな文句を言ったり非難したりする。おかしな事だ」
「だから他の誰かがやっていることを非難したり、レースの度に泣きを見たりするのはもう御免なんだ」
「他の人がやっていることと同じ様にすることが解決策だとは分かっている。僕らにできることはそれだけだ。これまで僕らはフェアでいようとしてきたし、『見てよ、あいつらペナルティエリアで手を使ってサッカーをしているよ』みたいな感じでレフリーにも伝えてきたからね」
「レフリーが何もしてくれないなら、僕らもペナルティエリア内で手を使ってプレーして良いということだ。だから僕らはやるよ。その必要が無ければ良いのだけど、今のF1ではいくつか容認されていることがあるみたいだからね」
「そしてこれからは、自分たちがスポーツから逸脱しているなどとは感じないようにする。だからダークサイドというよりも、他の人と同じルールでプレーしていくというだけだ」
7月29日に誕生日を迎えるベテランのアロンソは、F1第11戦ハンガリーGPを40歳で迎えることになる。現在のグリッド上では、2歳年上のキミ・ライコネン(アルファロメオ)に次ぐふたり目の40代F1ドライバーとなる。しかしアロンソ自身は老いを感じておらず、次戦にもこれまで通り挑むつもりだと語った。
「年齢を聞かれないように、ひげは剃ってくるよ」とアロンソはジョークを飛ばした。
「面倒ではあるけど、ハンガリーではソラリウム(日光浴室)に入って日焼けをして、ひげを剃ってくるから、とても若く見えるようにしてくるよ」
「でも、ごく普通のレースになるだろうし、僕にとっては何の変化もない。気分は良いけどね。正直なところ、今シーズン前の(事故による)怪我の後、最初の2、3レースはF1に復帰するためにストレスを少し感じていて、とても小さな怪我のせいでアゴや肩の心配をしていた」
「でも今は完全に馴染めていて、僕は200%だ。だから来週迎える年齢は単なる数字さ。ケーキは食べるだろうけど、それを除けば、ごく普通の週末になるだろう。前にも言ったけど、僕は25歳の気分なんだ。だからパスポートにかかれている数字が何であれ、僕の心持ちとは違うね」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
【MotoGP】マルケスのホンダ離脱がヤマハを「目覚めさせた」クアルタラロの2年契約延長にもプラス作用
オコン「パフォーマンスの面でわずかに進歩。大急ぎでアップグレードを用意したチームに感謝」:アルピーヌ F1第5戦決勝
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
みんなのコメント
ヨーロッパのやつらは好きなようにルール適用するからな。全員ではないが、日本人の道徳観からすると恥ずべきことが競争能力の一つとして当たり前のように行われている。
まったく。