外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは

ベントレーの特注部門マリナーが、アメリカの顧客向けに「キャンディピンク」で塗装された『ベンテイガ・エクステンデッド・ホイールベース（EWB）』を製作した。

複数のベントレーを所有してきたこの顧客は、お気に入りの色であるピンクの正確な色合いで新車を希望していた。マリナーは顧客の夢を実現し、目を引くキャンディピンクで塗装された大胆で鮮やかなベンテイガEWBの個人向け特注を支援した。

ピンクの外装には、チェリーブロッサムレザーとマッチングスレッドでアクセントを付けたインテリアが組み合わされ、シートに刺繍されたベントレーウィングにまで及んでいる。顧客は後席に座る際のために、すりガラスのソフトクローズドア付きマリナーボトルクーラーを後席エアラインシートと並んで設置するよう指定した。

このベンテイガは、ベントレー顧客の間で個人向け特注の傾向が高まっていることを示す例で、70%が車に少なくとも1つのマリナー機能を指定しており、マリナーが提供する自由な選択の明確な結果という。

ベントレーのオプションリストから可能な数百億の仕様を超えて、ベントレー顧客はマリナーが「共創」と呼ぶプロセスの一部として、ユニークな車両の設計への参加が奨励されている。鮮やかなカラースキーム、特注素材、カスタマイズされた機能は、デザイナーと熟練職人のチームによってマリナーワークショップでの挑戦として歓迎されている。

ソリッド、メタリック、パールエッセント、サテンを含む111の外装塗料のカラーパレットで、すでに大きな選択肢がある。ピンクは例外だが、マリナーチームの専門知識により、顧客のビジョンはキャンディピンクを使用して実現された。

ベンテイガEWBの製造には約132時間を要し、そのうちボディインホワイトの塗装に24時間、美しいキャビン用のトリムパネルとウッドセットの製作にさらに18時間が必要。

ベントレーエアラインシート仕様は、22方向の調整機能と自動気候感知システム、姿勢調整技術を備えている。このシステムは3時間にわたって6つの完全に独立した圧力ゾーンで177の個別圧力変化を適用でき、旅行中の快適性を向上させ疲労を最小限に抑える。

後席間に設置されたマリナーボトルクーラーは、750mlボトル用のドリンククーラーで、すりガラスのソフトクローズドアと2つの特注手作りカンブリアクリスタルフルートを装備している。