■ トヨタ新「カローラ」シリーズが販売店でも話題に
2025年5月19日、トヨタは「カローラ」シリーズ(セダン/ツーリング/スポーツ)の一部改良モデルを発売しました。
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従来メーカーオプションだった装備を標準化しつつ、パワートレーンをハイブリッドに統一しています。
カローラは1966年に初代が誕生しました。大衆の実用車として時代ごとの要望に応え続けてきた結果、累計4750万台を超える販売実績を築いています。
現行モデルは、2019年にフルモデルチェンジし誕生した12代目。TNGA「GA-C」プラットフォームを採用しています。
低重心パッケージによる操縦安定性に加え、日本の道路環境に合わせた専用ボディ設計で取り回しの良さを確保しています。
ユーザーのライフスタイルや嗜好に合わせた多様なバリエーションを展開し、安全装備とコネクティッド機能の強化を重ねながら商品力を高めてきました。
セダンのボディサイズは、全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mmで、ホイールベース2640mm。
日本専用設計により取り回しの良さとワイドスタンスを両立しました。
外観はワイドなロアグリルや張り出したホイールフレアでスポーティな印象を強調します。
インテリアは薄型ワイドなインパネが開放感を演出し、ディスプレイオーディオを全車標準装備。
ハイブリッド車は電気式無段変速機を介し、E-Four設定車では滑りやすい路面でも安定した走行が可能です。
最新の「Toyota Safety Sense」を全車に備え、歩行者や自転車検知機能やパーキングサポートブレーキなど予防安全装備も充実しています。
そして、今回の一部改良では、ドライブレコーダーとバックガイドモニターを「W×B」グレードに標準化しました。
また、ブラインドスポットモニターと安心降車アシスト、後方接近車両対応パーキングサポートブレーキをW×Bと「G」に標準設定し、安全性と利便性を向上させています。
加えて、Gでは16インチアルミホイールとLEDフロントフォグランプを採用し、足元の質感を高めました。
さらにW×BにはデジタルキーとディスプレイオーディオPlusを追加してスマートフォン連携を強化しました。
また、カーボンニュートラル実現に向けてパワートレーンをハイブリッドに一本化。燃費性能はセダンのベースグレードで30.2km/L(WLTCモード燃費)を実現しています。
アクセサリーコンセント選択時には給電アタッチメントが標準付属となり、非常時の電源供給にも配慮しています。
それでは、今回発表されたカローラについて、販売店ではどのような反響があるのでしょうか。
関東圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「最上位のW×Bは、20代後半から50代のファミリー層や単身ユーザーまで年代を問わず選ばれています。
17インチアルミホイールとディスプレイオーディオPlusが標準装備という点が『最初から欲しい装備がそろっていて追加費用を考えずに済む』と高く評価されています。
生産は10月末に始まり、納車は11月から12月を予定しています」
また、関西圏の販売店担当者は次のように話します。
「装備と価格のバランスを重視する30代から40代のファミリー層には中間グレードのGが人気です。
『過不足なくちょうど良い』という声が多く、E-Fourの設定で雪道も安心できる点が選ばれる理由です。
一方、社用車や営業車としてはコストを抑えやすいXが指名買いされ、『必要な装備に絞られていて維持費も抑えられる』という評価をいただきます」
メーカー希望小売価格は、W×Bグレードが307万7800円~329万2300円(消費税込、以下同)、Gグレードが268万1800円~289万6300円、Xグレードが227万9200円~249万3700円に設定されています。
※ ※ ※
2025年11月から順次届けられる改良型カローラは、装備充実のW×B、バランス重視のG、実用本位のXという棲み分けで、個人から法人まで幅広い需要に対応するラインアップとなっています。(Peacock Blue K.K.)
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